新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 第03話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『永遠への回帰(リターン・トゥ・フォーエバー)』
≪あらすじ≫
お互い平和を望む思いは同じながら、主張の違いから対立を余儀なくされるヒイロと五飛。
地球では、ノインとともにプリベンターとして、敵のMS軍団と応戦するゼクスが駆るトールギスの姿があった。さすがのふたりでも、圧倒的なMSの数に劣勢となっていく。
そのころ、地球の街頭TVでは、戦いの様子が映し出されていた。リリーナは民衆に平和を望むなら行動を起こすべきと演説する。
ヒイロは、マリーメイアやリリーナがいる基地のシェルターを破るため、バスターライフルをうち続ける。
フィルターの安全性を気にしながら攻撃を続けるヒイロの姿に、マリーメイヤの心境が変化が現れていた。
シェルターが破られ、爆撃に巻き込まれるふたり。それを救ったのは、レディ・アンだった。彼らの行動から真実を知ったマリーメイヤはデキムの銃口からリリーナを庇い倒れるのだった。
(公式HP Endless Waltz Story 第03話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
平和とは誰かから与えられるものではなく市民が自ら勝ち取らないといけないのである、というのはなかなかに良い決着点だと思ったのを覚えている。そして、それはなぜかといえば「平和は作るよりも維持する方が難しい」というEW1話(1巻)の言葉が物語っているのだろう、と。
平和を維持し続けるためには人々の意識が常に「戦争への恐怖」と「平和への渇望」に満ちていないといけない、というわけだ。
戦後、憲法上は軍隊を放棄し、戦争をしない平和憲法国家として歩んできた私たち日本国民にこそ今このことを考えないといけないのかもしれない。
戦争を体験し戦争の怖さを知る先達は年々数が減っていく。故に、今の私たちの「戦争への恐怖」という理解と「平和への渇望」という欲求は年々薄れていると言われても仕方ない。
平和を維持し続けるためには国民の意志が必要だと言うのなら、戦争の恐怖と平和への渇望をどうやって後世に伝えて行くのか、というのはマスコミが軽く口にするよりももっとずっと重い課題なのかもしれない。
さて、最後の三巻。ここでようやくガンダムが活躍してくれるw
ウイングゼロはなんといってもラストシューティングだよね。三発目の装甲が剥がれ、スパークを上げながら爆発していく様子の手書きのクオリティはたぶん今でも最高レベルだと思う。というか、凄すぎるw
個人的にはサンドロック改の戦い方が好き――なんだけど、サンドロック改がそのハイパワーを魅せてくれるのは劇場版の追加シーンだけなのが難点(笑 目立っていたのはデスサイズヘルなんだろうけどね。
総じてデスヘル、ヘビア、サンドはそれぞれ劇場版の戦闘シーンを観れれば一度観て欲しい。少しだけど戦闘の追加シーンがあるけど、それがとてもいい。
ただ劇場版はBGMの配置が変わってて、それがあんまりよくないのが欠点なんだよね(苦笑
TVシリーズとEWで、これにて一応毎週続けて来た『ガンダムW』映像関連の感想は終わりになります。次週からは……気が向いたら『ガンダムX』を書くこともあるかもしれませんw
NoTitle
この市民が立ち上がって戦争が終わる展開や演出は好きですね。
かなり好みの終わり方でした。
ラストのナレーションの内容が、さすがに話ができすぎだろwとは思いますがww
ウィングゼロのラストシューティングは何度見てもしびれますねw
それにしても、あの状況で精密射撃と生存を果たすヒイロはとことん人間離れしてますねw
ヒイロの人間と兵士の狭間で揺れる葛藤も好きでした。