ゴーストハント 第7話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[D.Gray-man]
ゴーストハント 第7話「FILE3 放課後の呪者 #1」
<あらすじ>
それは11月のとある日曜日だった。SPRを尋ねて来たのは、1人の女子高生・伊藤清美(いとう・きよみ)だった。依頼内容は、友人をどうにかして欲しいとのこと。こっくりさんをしていたら、終わった後に狐に憑かれたようで、いきなり机の上に上ったり、砂を食べたりすると言う。しかし、ナルは「病院に連れて行くべきだ」と霊的な事件性を否定。
しかし、その日は千客万来だった。清美が帰った後、次に事務所を尋ねて来たのは、
「オーッス! ナルちゃーん、ヤッホー」
と、どうやら本業がプロのベーシストらしい副業坊主・滝川法生。何でも、ナルの知恵を貸して欲しいのだと言う。久々に人前でライブをした法生は、その帰り、法生のいるバンドのおっかけをしている都内の女子高生に呼び止められていた。
「ノリオ(法生のバンドでの名前)って除霊できんだよね?」
何でも、とある席が呪われているらしく、その席に座った生徒が4人も次から次へと事故にあっているというのだ。しかも、全員が『ドアに腕を挟まれて、電車に引きずられる』と言う同一の方法で。1人は軽傷、残りは重傷と言う惨劇。しかも、その子たちの担任は、幽霊が出るといって今の原因不明の吐血をしていると言う。おまけに、法生の話題の中に「何かに取り憑かれたみたいなこともある」と、先ほどの話題が上る。偶然には思えず、麻衣が問い返した学校名。
私立湯浅高校
それは、先に依頼しようとしていた伊藤清美の通う高校であり、法生に依頼をしようとしていた女子高生・高橋優子(たかはし・ゆうこ)の通う高校でもあった。不可解な一致。その時、事務所の扉が開かれる。
「よろしいでしょうか?」
40~50代くらいの男性がそこにいた。差し出した名刺に入った肩書きと名前は「私立湯浅高等学校校長 三上昇」。同一時期に、同一高校で起きる怪事件。それも、どうやらその数は1つや2つではなさそうだった。
続きはOPENからどうぞ。
<あらすじ・ネタバレ>
翌、月曜日。
現地―――私立湯浅高校で集合となり、ナル、リン、麻衣、法生の4人が駆けつけた。校長に紹介されたのは、生活指導を担当する吉野(よしの)と言う教師。小会議室を開けてもらい、そこをベース兼生徒たちからの情報収集と相談ごとに対応する場にした一同。機材を運ぼうとした時、生徒たちの前に吉野自身が相談ごとがある、と言って来た。
「夜にノックの音が聞こえるんです」
ノック音と窓を叩く白く輝く腕。それが原因で、今はなかなか眠れないという。家族全員も、気にならないらしいが一応聞こえているようなので、彼一人の問題と言うわけでもなさそうだった。
次の相談者は、先に事務所を訪ねた清美だった。不可解な動きをする友人に聞いた後、その子は暴走こそすれど他人には危害を与えていないこと、自分で「お稲荷さんの使いの白狐だ」と言ったことなどを聞き出せた。
相談者は後を絶たなかった。まずは陸上部の部員。ロッカーが倒れていたり、備品が散乱していたり。いたずらかと思い監視していたが、ちょっと目を離した隙に砲丸が一列に並べられていたり、ととても人間業には思えないと言う。次に体育倉庫で肝試しをしたという生徒。さらに、電車に引きずられたと言う女生徒。ナルと麻衣が、その噂の机を見に行った間にも多数の生徒が小会議室を訪れており、法生はその対応に、リンは話をタイプするのに精一杯の状態。
「尋常ではない」
ナルは1つ1つの事件はたいしたこと無いが、その発生数の多さと発生場所が一箇所と言う異常さは尋常ではないと感じていた。ナルは助っ人として巫女の綾子、霊媒師の真砂子、エクソシストのジョンを湯浅高校に呼んだ。
数が数なだけに、機材も足りないし、1つ1つを調べ上げるだけの時間もない。そこで、片っ端から除霊して見るしかないと提案するナル。綾子・真砂子ペア、法生・ジョンペア、ナル・リンペアで各所を回り、調査や除霊し効果を見る。麻衣は、何も出来ないため当然ながらお留守番。そこを訪れたのは、優子だった。
「どうなってんのかねぇ、この学校は。タタリに幽霊に超能力でしょ?」
その言葉に麻衣は声を上げた。これまでの情報に超能力の話など一度も出て来なかったのだ。麻衣は、新しい情報だと確信しナルとリンを呼び寄せた。
笠井パニック
いまや学校ではそういわれるようになった事件があった。笠井千秋(かさい・ちあき)と言う女生徒がいきなり、スプーン曲げをやってみせたのだ。それを肯定する側と否定する側で学校は二分、おまけにヘタな形で手など出さなければ良いものを教師たちは集会で千秋をつるし上げるが、そこでも言われた通り、鍵を曲げてしまったから大変。メンツを潰されたこともあって、頭ごなしに否定しかしない教師から言葉で袋叩きに合うようになった千秋は、教師に「呪い殺してやる!」と言って以降、クラスに顔を出すこともなくなり、生物準備室に閉じこもっているのだと言う。それからなのだと言う、おかしなことが起こってきたのは。
本人から情報を聞き出すべく、生物準備室を訪ねるナルと麻衣。そこには千秋と、そしてこの学校の教師の中で唯一千秋を支えていると言う生物担当の女性教師・産砂恵(うぶすな・けい)がいた。
「どうせ信じてくれないでしょ、超能力なんて」
ほとんどの人に信じてもらえなくなり、他人に対して疑心暗鬼となっている千秋に、ナルは「PK(サイキック(超能力))を信じない心霊研究者などいない」と言い、自らスプーン曲げを実行してみせることで警戒心を解く。
どうやら千秋は、夏休み中の深夜番組の超能力特集で、番組に登場した超能力者の影響を受けたようだった。しかし、力が不安定な状態のため、自分の意思で完全にはコントロール出来ていない模様。自分を庇ったがために、他の教師からも白い目で見られるようになった産砂のことを案じながら、苦しむ千秋の姿がそこにはあった。帰る途中、ナルは珍しく意味深に「みんなにはスプーン曲げのことは黙っていて欲しい、特にリンには」と麻衣に頼むのだった。
一旦、調査や除霊から帰還した一同。しかし、真砂子曰く「霊はいない」と言う。再度調査に出ることになった中、麻衣は再び連絡番。あまりに暇でうとうとしていると、夢か幻か、現実か、次に目が覚ました時、視界に入ったナル。ナルの指差す先を見ると、そこにはなんと青白い炎・鬼火がたくさん浮かんでいた。
<感想>
新シリーズスタート。今度は、同一箇所で起きる無数とも言うべき怪奇現象調査。確かに1つ1つはどこにでもありそうな話題だけど、それだけ集まると不気味。
と言うか回を増すごとに真砂子の性格が変わっている気が。「真砂子、と呼び捨てにして下さって構いませんのよ」って( ̄∇ ̄;) ちなみに綾子はすでにギャグキャラ化しつつあるのは気のせいですか?
さて、本題に戻ると最初の話同様、今回もPKとその力を使える笠井千秋と言う存在が鍵になりそうですね。最初の話では、その人の力と地盤沈下と言う説明で解決したわけですが、果たして今度はどうなのか? すでに第1シリーズで単なるPKネタは使っているわけですし、もうちょっと捻った展開になるのでしょうか? と言うか、そうなるのではないか、と私は踏んでいます。理由は、生徒に起こる怪奇現象。教師に怪奇現象が起こるのは、仮に千秋のPKの力だったとして、それが生徒にまで及ぶ理由は何なのだろうか、と疑問があるから。学校は、千秋の能力について肯定派と否定派で二分されたはず。それなら、生徒の中には千秋の力を肯定してくれる生徒もいるはず。なので、無差別に生徒までもが呪われる状況の全てを千秋のPK能力のみで説明するのは、いささか論理の飛躍かな、と思われる。
まぁ、仮に事故にあった・おかしくなった生徒が全てPK能力に否定的なら千秋の能力だけで説明出来なくもないのだろうが、1つの席に固定して発動していると思われる電車の事故については、特定の人物を狙ったものではないのだけは確かなだけに、この可能性はおそらく低い。まぁ、端的なことを言ってしまえば、教師たちの一件から全校生徒が否定派に回っているなら可能性はありますが。
どうでも良いですが、もし本当にこんなことがあったら、今の日本じゃ大変なことになりますね( ̄∇ ̄;) 教師総出(まぁ、産砂は違うが)で1人の生徒を教師が率先してイジメるなど、きっと今なら学校が廃校になるか教師陣が刷新されるくらいの大問題になるでしょう。それが、世間体を気にする私立学校ならなおのこと。
話を戻して、気になるのは、吉野と言う教師の一件。家族が絡むということは、彼の場合、唯一学校関係者ではあるが学校外で事件が起きている、と言うことなのだろうか? そうなると、この部分を明確に説明できれば、残りも出来る可能性がありそう。
そして、ナルが麻衣を除く仲間(リンに対してまでも)にスプーン曲げをした事実を隠そうとする意味は? 特にリン、と言う意味から、何かリンと約束事でもあるのだろうか? そういった力は使わないよう、念押しされているとか。
次回は、「FILE3 放課後の呪者 #2」。
◇御礼◇
実は、ゴーストハントについて管理人だけが読めるような形でネタバレの投稿をして下さった方がおりました(HNはありましたが、管理人宛てと言うことになっているので、一応名前は伏せておきます)。ネタバレだけあって、重要なことが書かれていて、とても参考になりました。その視点からゴーストハントを観ると、また違った視点で見ることが出来ました。
管理人のみ閲覧可能、と言うことなので、察しのつく方もいると思いますが、この場合、御礼を述べる場がないため、この場を借りてその方に御礼を述べさせて頂きたいと思います。ありがとうございましたm(_ _)m またよろしければ、いつでもどうぞ♪ 私はネタバレ歓迎な人間ですので。
<MVC>
ナル
「PKを信じない心霊研究者などいない」
「超能力者に影響を受けた者の力が不安定なのは、研究者なら誰でも知っていることだ」
「出来ないときは出来ないと言って良いんだ。それで信じないヤツははなから信じるつもりなどないのだから、無視して良い」
と言うわけで、心霊研究者についての心得(?)を少しだけ伝授してもらいました(ぇ 私は、心霊関係についての知識はさっぱりなので、こう言う説明は割と好きです。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-467.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10019854638.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/1c5c7102763c96db9e2f78231668b779
・http://chalcograhie.blog21.fc2.com/blog-entry-1862.html
・http://flain.blog53.fc2.com/blog-entry-112.html
・http://hukahireke.seesaa.net/article/27522688.html
・http://igneele.blog58.fc2.com/blog-entry-221.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/11/post_b3a7.html
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