[再]新機動戦記ガンダムW 第46話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『ミリアルドの決断』
≪あらすじ≫
OZは全ての軍事力を資源衛星MO-Ⅱに集結させつつあった。
ヒイロは、ウイングガンダムゼロをピースミリオンに預けたまま、リリーナ救出のためにリーブラに潜入する。しかしまだ、リリーナはゼクスと話し合いを終えていなかった。
相容れないリリーナとゼクスの考え方。
ヒイロはゼクスの気持ちを理解し、リリーナを連れ出す。
トレーズに一騎打ちを申し込まれたゼクスはこれを拒否し、リーブラでMO-Ⅱごと破壊しようと試みる。ゼクスが発射スイッチを押した瞬間、トレーズの危機を救ったのはウイングガンダムで駆けつけたレディ・アンだった。
そして、ついに地球対宇宙の最期の戦いが始まった。
(公式HP TVSeries Story 第46話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
ウイングガンダム、最期の雄姿
なんというか……。でも、見せ場にはなったのかな。っていうか、決して装甲が厚い方じゃないウイングでもリーブラの主砲に原型が辛うじて残るんだよね。どんだけガンダニュウム合金ってチートなんだよwww
さて、真面目な話、ウイングガンダムの最期の雄姿は幼い頃に見た時からしっかりと焼き付いている。それくらい印象的なシーンであり、同時に壊れたウイングの「美」というものに強く惹かれたシーンでもあった。壊れ、朽ちて行くガンダムというのはそれはそれで非常に「味」があって、例えば終戦後に手入れされず雪の降るカサレリアで朽ちて行くV2ガンダムだったり、戦いが終わって月面を漂うダブルエックスやフリーダム、ストライクだったりとね。実は『W』という作品においてそういうシーンは極めて少ない。
というのも、TVシリーズにおいて各ガンダムは目に見える大きな損傷はなく、またEWにおいては各ガンダムはボロボロにはなるがその後の姿は描かれない。自爆によって曖昧に描写され、ウイングゼロも地上に落下した際には一部が映るのみである。
そういう意味ではウイングの半壊シーンがあるというのはこの作品においては非常に貴重であり、ある意味で優遇されているのかもしれない。
そもそも開発されてから修復はされたが改造は一度もされないまま最終決戦を迎え、そこでも技術者たちに「こんなものに乗れる人はもう地球にはいませんよ」と言わしめる性能がちゃんとあったという事実が嬉しい。ヒイロたちからするとMDと戦うことにおいて地上用の短期決戦型のウイングと言うのはあまり適性のあるガンダムではなかったのかもしれないが。
余談だが、この作品でたぶんウイングガンダムを「ウイングガンダム」とちゃんと読んでくれたのはトレーズが最初で最後な気がするのだけど、私の気のせいかな(笑 ヒイロは「俺のガンダム」とかしか言わないし、OZ関係者は「ガンダムゼロワン」と呼ぶし。っていうか、トレーズ様はどこでその名前を知ったんですかね(笑
知っていた理由が聞きたいかね? それはエレガントだからだよ同志T!
エレガントなんだから、知らない方が寧ろ不自然(確信)