[再]新機動戦記ガンダムW 第45話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『決戦の予感』
≪あらすじ≫
ZEROシステムにより指揮をおこなったカトルは、自信を取り戻していた。
ドロシーは、リリーナをリーブラに招き案内する。ひとりになったリリーナは、そこでリーブラのデータ収拾のため単独で侵入したヒルデと出会う。リリーナとヒルデはお互いがガンダムパイロットを知る者として話があった。
ヒルデはリリーナに脱出を誘うが、リリーナは残ることを選ぶ。リーブラから脱出したヒルデは、モビルドールと化したメリクリウスとヴァイエイトに尾行され危機に陥るがデュオによって助けられる。
ヒイロは、ヒルデからリリーナがリーブラにいるという情報を得る。
(公式HP TVSeries Story 第45話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
ヴァイエイトとメリクリウスがカッコいい
この終盤であの圧倒的な作画力。今見ても、デスサイズヘルと戦っているヴァイエイトとメリクリウスの作画は決して見劣りしない一級品だ。というか、週一のアニメであのテカリ具合を良く塗り分けている余裕があったなとw
むしろデスサイズヘルよりも作画は手が込んでいたとさえ思う。それくらいカッコよかった。ヴァイエイトとメリクリウスは、前からずっと記事でも書いているように機体コンセプトが好きな機体。
そもそも『W』系のモビルスーツはコンセプトがハッキリしている機体が多いから好き。デスヘルにしろサンドロックにしろアルトロンにしろ差異はあるが格闘武装のほかはバルカン程度の射撃しか持たなかったり、一方でヘビアはガトリングやミサイルのみ。ウイングやウイングゼロだってサーベルやマシンキャノンはあるが、考えてみればツインバスターライフルでの殲滅戦がメインなわけだ。
そういう意味で今作られるガンダムは良くも悪くも汎用性が高い。それが悪いかどうかは作品次第だ。例えば、ガンダムが軍のもので主人公が軍人やそれに準ずる存在だとするなら、ある程度の汎用性の高さというかマルチな性能というのはあって然るべきなのだろうし、現実的に考えれば1機で複数のことをこなせる方が便利に決まっている。少し喩えとしてズレはするが、野球選手やサッカー選手でも今や複数のポジションが出来ることは重宝されているのだ。
ただ、それをあえて取っ払っていたのが『W』のガンダムたちでありモビルスーツたちだったと思う。『G』はまた趣きが異なるので難しいが『X』もそういう意味では似た路線だった。ただ『SEED』以降は割とそうでもない傾向もあるので、そういう意味でも『W』って複数出てくるガンダムにしっかりとコンセプトと言うか「個性」をつけるきっかけの一つにはなったんだとは思う。
NoTitle