[再]新機動戦記ガンダムW 第40話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『新たなる指導者』
≪あらすじ≫
リリーナは財団最高幹部会で、支配者が武器を捨てて完全平和を訴えなければ、戦争は終わらないと指摘。デルマイユ侯爵は、そのリリーナの発言を一笑する。
しかし、翌日の財団総会でリリーナは、OZの武装解除宣言を提唱し、会場は賛同者の拍手の渦に包まれた。会場角からリリーナ暗殺の機会を狙っていたヒイロは、計画を変更し、リリーナなりの平和への戦いを見守ることにする。
一方宇宙では、行方をくらましたゼクスの代理としてハワードが指揮する船艦ピースミリオンが、カトルやデュオたちと接触していた。
そしてホワイトファングは、リーブラに単身攻撃を仕掛けてきたアルトロンガンダムを地球の手のものと判断。
皮肉にも、リリーナが唱えた完全平和提唱に相反する宣言が皮肉にも実兄ミリアルド・ピースクラフトから発表されるのだった。
(公式HP TVSeries Story 第40話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
果たしてゼクスがエピオンのゼロシステムで何を観たんだろうね、と今も昔も思っていた回。まぁ、ライバルがラスボスというのはアニメ的には分かりやすく、またゼロシステムを積む二体を機体をそれぞれ分け合って同一の条件で戦うというのも設定としては燃える部分もあるので良くできたプロットではあるのだけどね。
この辺は、実はボンボン版の方が分かりやすい。分かりやすいというかちゃんと語られていると言った方が良いだろう。ボンボン版だと確かゼクスは、捕えていた五人の技師に「モビルドールのターゲットからリーオーを外すように」とカーンズらに極秘裏に指示を出していた。
つまるところゼクス(とトレーズ)は、完全平和を実現する前段階として、世界中にあるモビルスーツや機動兵器を一か所に集中させる大規模戦争を引き起こすことで、一曲集中させた兵器を大量消耗させることで兵器の数が極端に減った環境を作り、なおかつ大規模な戦争で大量の人が死ぬことによって生き残った人たちに平和を渇望させることによって完全平和を実現させようとしている、ということ。
リリーナの理想論を現実レベルに落とし込むためにはこれくらいしないといけない、というのがもしかしたらエピオンのゼロシステムが出した結論だったのかもしれない。
さて、宇宙ではアルトロンが相変わらず孤軍奮闘。というか強いな、五飛。アルトロンは単独で戦っていることもあって、毎回ほぼ新規の作画でここまで来ているしね。
そしてホワイトファングが味方のMDごとアルトロンを撃ったことは見事だった。五飛が言ったように、視聴者にもホワイトファングがOZと何ら変わらない組織であることを植え付けたのだから。
次回はバルジ攻防戦。
NoTitle
奇しくも兄対妹の構図も似てますしね。
リリーナは、掲げた理想の問題もあって、戦場で兄と直接対決する事はありませんでしたが(それはヒイロたちの役回りですしね)