[新]ガンダムビルドファイターズトライ 第1話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ガンダムビルドファイターズ]
『風をよぶ少年』
≪あらすじ≫
イオリ・セイ、レイジ組が、第7回ガンプラバトル選手権世界大会で優勝してから、7年の月日が流れた。
ガンプラバトル選手権は、主催がヤマジ商事に変わり、その試合形式やルールが一新、バトルの人気はさらなる広がりを見せている。
だが、その流れに取り残された学園があった。
イオリ・セイが、かつて在籍していた聖鳳学園である。
学園のガンプラバトル部の部員は、部長である中等部3年のホシノ・フミナ、ただ一人。
このままでは、3人1チームで戦う、全日本ガンプラバトル選手権、
中高生の部に出場することすら、ままならない。
そんなフミナの前に、一人の転入生が現れる。
師匠と共に修行の旅を続けていた拳法少年、カミキ・セカイ。
さらに、若きガンプラビルダー、コウサカ・ユウマが加わり、
ついに3人の出場メンバーが揃った。
カミキ・セカイ。
コウサカ・ユウマ。
ホシノ・フミナ。
チーム、トライ・ファイターズの挑戦が、今、始まる――!
(公式HP STORYより抜粋)
≪感想≫
2013年第3四半期(10-12月期)クールの新番組個別感想第4本目。第1シリーズは視聴済み(感想などはこちら)。
全体的には前作(まぁ、シリーズ作となるなら「無印」とでも呼ぶべきか)を踏襲したような感じの1話だったかな、という形。それでも、トロフィーの中に隠されたドムにさらにガンダムが隠されている、というのはなかなか憎い演出だったと思う。悔しい(?)けど、ドムに罅が入った瞬間に中にビルドバーニングがあるのは分かっていた。そうでなければ、プラフスキー粒子を活用したビルドナックルの応用・発展とも取れる攻撃が出来るわけもないわけで。ただ、分かっていてもワクワクしたし、ビルドバーニングはカッコよかった。アニメとして動くとやはり設定画やプラモとはまた違ったカッコよさがある。
さて、そのビルドバーニングだが普通に考えれば、レイジが帰ってきた時にセイが彼用のガンプラとして作っておいたモノというのが理由づけとしては妥当なところなのかな(ドムにわざわざ隠ぺいされていた理由は分からないけど、トロフィーの中に隠してあるっていうのはそんな感じがしなくもない)。無印で主役を務めたビルドストライクからさらに発展した機体。原型はほぼとどめていないが胸部なんかはインパルスにも見えるので、そういう意味でも「続編の主人公機」としての地位を継承したビルドインパルスとでも言うべき存在なのかもしれない。
それを扱うカミキ・セカイは、ラルさんに「レイジ君の再来か」とZの時の「アムロの再来」を匂わせるような発言も相まって、とてもレイジに似ていた(よくよく考えれば七年というのも1stとZみたいな感じなのだろう)。声も意図的に似せる努力をしているのかレイジっぽい。いずれレイジと血縁も、というのもあるのかもしれない。
レイジとの違いは彼が拳法をしている点だろう。そういう意味で、レイジよりも「戦える理由づけ・根拠づけ」がしっかりしている。レイジの場合は完全に感性・センスだったわけだが、それがセカイの場合は拳法を学んでいるという裏付けがあるというわけだ。
そんなレイジとセカイの関係性のように、イオリ・セイと繋がりを持つコウサカ・ユウマ。言うまでもなくチナの弟。ビルドバーニングの可動をみて「あの人の!」と反応したように、イオリとも関係があるようだ。ガンプラ制作における師匠、なのかなもしかしたら。あるいは姉を取られて嫉妬している弟か(笑
彼はガンプラバトルへの興味を欠いている。そしてビルダーとしての腕を磨いている。それはビルダーとしての能力を持ちながらファイターであることを望んだイオリとは真逆だ。そこにどんな過去があるのかも楽しみにしたい。
作品としては今後スリーマンセル(三人一組)のチーム戦というのが続編『トライ』における目玉だ。前作までは一対一だったことを考えると、いろいろと幅を持たせられそうだ。しかし、それは同時にキャラクターとMS(ガンプラ)の数が単純計算で三倍必要になるということ。それに個性を持たせながら、さらにストーリーを作らないといけない。
ストーリーも1話は前作を焼き直ししたような感じになったが、それは1話だから出来たことであり許されたこと。今後、基本コンセプトが同じでもその後の展開――特にそれぞれの時期における山場やクライマックスなどにおいては、前作とは違う展開や工夫がなければならない。それが続編の辛いところだが、その続編で敢えて三人一チームにしたからにはそれを活かしてどう料理出来るのか、が作品の出来を左右するだろう。
あとは続編としては前作キャラの扱いかたにも注目。すでにラルさん、映像だけだが三代目メイジンであるユウキ先輩は登場。さらに前述のようにセカイの言動にはレイジが見え隠れし、ユウマには明らかにセイの影が付きまとっている(というか前作ヒロインの弟なのだから当たり前なのだが)。あまり前作キャラが干渉し過ぎるとダメになるかもしれないし、かといって全く絡まないというのも「七年」という年月を敢えて設定していることや大会が「中高生の部」への出場と前作キャラとの干渉を敢えて避けていることを考えればなんだか勿体ない。そこのバランス感覚も問われるところ。
さて、一つだけ考察しておくと、ガンプラ部部長の指摘は私は間違っていないと思っている。ガンプラバトルは作ったガンプラが壊れる。ポリキャップが関節から外れる程度ならいいが、そうでない場合も少なくない。それならば丹精込めたガンプラは飾って鑑賞するのも正しい道ではないだろうか。
しかし、それだけが絶対でもない。ガンプラバトルもまたガンプラの楽しみ方の一つだ。例えば同じガンプラでも綺麗に作る人もいれば、劇中を再現するためにウェザリング(汚し塗装)を施す人もいるし、自らのアイディアを注入してオリジナルを作ることもある。そのどれかが正解ではないように、ガンプラバトルのためにガンプラを作ることはナンセンスではない。
ガンプラとガンプラバトルには無限の可能性がある。たぶん、この先、ガンプラについて無知なセカイ、ファイターではなくビルダーに道を見い出したいユウマ、そしてガンプラバトルをしたいフミナ。微妙にそれぞれが持っているもの、あるいは今の立場が違う三人が絡みあうことで、ガンプラの魅力をどこまで発信できるのか。それもまた一つの注目なのだろう。
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