ペルソナ4 the Golden ANIMATION 総評
春。都会から離れ穏やかな時間の流れる田舎町。
桜の舞い散る中、八十稲羽駅に降り立つひとりの少年・鳴上悠。
家庭の事情から叔父のいるこの町へやってきた悠は、地元の八十神高校へと転入することとなる。
放課後のショッピングモール。街で起こる連続殺人事件。深夜に流れるマヨナカテレビ…。
悠と仲間たちに“今度は”どんな日々が待ち受けているのだろうか。
(公式HP INTRODUCTIONより一部抜粋)
そんな『ペルソナ4 the Golden ANIMATION』の私の評価ですが...
C
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
ペルソナ4 the Golden ANIMATION 総評
放映日:2014年07月~2014年09月(全12話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:C
すでにアニメ化している軸の部分を描かず、そこから外れた部分を序盤で描き、中盤以降はマリーを軸にP4Gの新規部分をアニメ化した、という感じ。
ファンディスクとしてはこんなものだろう。一本のアニメとして観ると、やはりどうしても構成力不足というか、まぁ尺不足だよね、と。
一応原作未読の人でも原作のネタバレが真犯人くらいなので……。
あと悠のステがMAXだった意味、序盤で完全に消えたよね……意味なかったんじゃ。
演出 評価:C
なんというか、オーソドックスにやっているはずなのにどうしても物足りなく感じている。マリーのことに限定すれば、1クールかけて描いてきたことのはずなのに、どうしてもP4という作品で見ると本筋の事件から外れた(後付けされた)要素なので、なんか微妙に違和感をずっと覚えていて、結局それが最後まで拭えなかった。
仕方ないとはいえバトル要素が1話以外ほとんどなくなってしまったのもマイナス要素。
作画 評価:B
全体的にはP4Aのまま、のはずだと思うのだがところどころでなんか劣化している感じを受けちゃうんだよね。顔のバランスというか、描き方に違和感が……。
CAST 評価:B
追加キャストはハナザーさんくらいか。マリーのキャラを考えると、まぁ花澤さんだったのは良かったキャスティングだったのかもしれないね。
OP/ED/BGM 評価:B
EDがこの作品における楽曲のチャレンジだった気がするけど……ちょっと成功したって感じではなかったかもね。
総合 評価:C
内訳:B評価(3点)×3+C評価(2点)×2=C(2.6点)
原作・アニメを視た人用のファンディスク。
ひと言というかひと文で示すならこんな感じのアニメだった。序盤はコミカルに描きながら、終盤にシリアスへ。けど、シリアスになり過ぎないように随所で日常エピソードを混ぜ込んでいるのが特徴か。
ただ、全体的に重みみたいなものが足りなかったのはそうした構成のせいだったりもする。まぁ、ファンディスクとして考えればあんまり重くなりすぎるのもアレだったのかもしれないが。
P4AをS評価つけた身としては予想以上の落ち込み具合にショックを受けてる(自分でやってるのにねw 完成されたP4という作品に新たに血肉を後付けしていくと、それが無駄な贅肉にしかならないという良い証拠だったのかもしれない。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 マリー
まぁ一応新キャラだし? ポエマーっぷりや最終回での姿は良かった。
2位 白銀直斗
もっと出番欲しかったなー。あんまり絡んでないのが仕方ないけど勿体なかった。
3位 鳴上悠
たぶん二週目以降のステMAX状態でスタートしているんだけど、それを活かせたのが一話くらいだったのでは設定の意味はなかったのではないか?
原作ファンとしては惜しいアニメ化でした。
例えるならば、美味しいラーメンに追加トッピングが付いて更に美味しくなっていたのに、追加トッピングしか乗っていない浸け麺が出されたような…
マリーや足立に焦点を当てすぎて特捜隊の仲間達が薄くなっていたのも寂しかったですね。
尺が足りないにしろ、もう少しやりようがあったのでは?と感じてしまいました。
月詠さんには前作無印アニメを楽しんでいただけていただけに残念な気持ちで一杯です。
…個人的にPSVITAとソフトを攻略本付きで送り付けたい程度に(笑)
それでは視聴&毎週の感想、お疲れさまでした。