[再]新機動戦記ガンダムW 第35話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『ウーフェイ再び』
≪あらすじ≫
五飛は故郷のコロニーへ戻り、修行を続けていた。OZに抵抗を続けていたコロニーは襲撃を受けてしまう。
五飛はアルトロンガンダムで参戦。しかし、戦闘の最中、OZは五飛のコロニーを楯にして投降を要求。それに臆することなく誇り高い一族は、五飛にすべての思いを託して、コロニーを自爆させた。その行為は、五飛に衝撃とOZに対する激しい怒りを駆り立てるものだった。
五飛が単身OZ相手に戦っていることを知ったゼクスは、ガンダムパイロットとの共闘を考え、ピースミリオンでその地へ向かう。しかし、その申し出を拒否。ゼクスを「悪」とみなした五飛は、戦いを挑む。ウイングガンダムゼロで応戦するゼクスだが、ZEROシステムの影響を受け、ピースミリオンまで攻撃してしまう。
そのころ、あるコロニーにキャスリンらサーカス団の姿があった。そこに同じようにトロワもピエロとして参加していた。瀕死状態で宇宙を彷徨っていたトロワは、救出されたときすべての記憶失っていた。キャスリンは弟としてトロワをサーカス団に置くことを決める。
カトルはサンドロック捜索のためマグアナック隊を求めて砂漠へと旅立っていた。
(公式HP TVSeries Story 第35話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
五飛再び、というタイトル通り。
正義を模索していく中で、老師に言われたことは「正義はお前が決めろ」ということ。随分と傲慢な考え方だと思う一方で、それはそれで正しいとも思える。
正義とは何か?
それは言ってみれば自己の信念なわけだ。勧善懲悪な物語でない限り、それぞれの敵対する人間同士それぞれに正義がある。そのそれぞれの正義の根幹は、言ってみれば「信念」なわけだ。
例えばとある国で保守派と革命派がいた時、保守派の信念は「国を維持することで安定と安寧を持続させる」という正義を掲げ、一方で革命派の信念は「国を革新させることでより豊かで優れた国にする」という正義を掲げるだろう。どちらも国、ないし国民を思っての正義だが、その正義は相反する。
劇中で言えばガンダムのパイロットにはガンダムのパイロットの、OZにはOZの、平和主義者には平和主義者とそれぞれの立場や生い立ちによってそれぞれの信念を持っている。
「正義はお前が決めろ」、それはつまりどの信念がこの世界、この宇宙にとって最も良い正義なのかはお前が見極めろ、ということだ。
それと同時に「お前が討った相手が悪なのだ」というのも同じことがいえる。確固たる自分の中での正義があれば、その正義の旗の下で討った相手は当然悪となる、ということ。
怖い考え方ではあるが、実はとても的を射ているというか残酷なまでに現実的な意見でもある。だからこそ、五飛は全ての戦いが終わった後、正義を決めていた自分の立場を覆すことでマリーメイア軍に身を投じ、世界に平和とは何かと問う立場に行くわけだからね。まぁ、それはトレーズの影響も大きいけど。
それにしても、ゼクス嫌われ過ぎだろうw
ちなみにゼクスが最初に目をつけたのがデュオだったらどうだっただろう? ゼクスは信用しないが、ゼクスを信用しているハワードがいるなら味方になってくれたかもしれんね。
ヒイロとトロワはコロニーとその平和に実益があれば手を結びそうで、カトルは敵が一緒なら、と手を結びそう。そう考えるとゼクスは運も悪かったかw
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