コードギアス 反逆のルルーシュ 第5話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コードギアス 反逆のルルーシュ]
コードギアス 反逆のルルーシュ 第5話「皇女と魔女」
<あらすじ>
自らに課したゼロとしての役を演じ終え、ナナリーの兄として帰宅するルルーシュ。
「お帰り」
しかし、室内にはさも同然のようにC.C.の姿が。自らに力を与えた者であり、シンジュクゲットーで殺されたはずの者。それが今、目の前に現れたどころかナナリーの傍にいる。そのことを驚きつつも、ルルーシュはナナリーに気づかれないようそれなりの理由をつけて自室にC.C.を引きずり込む。
自らにギアスとしての力を与えた者であり、殺されたはずなのに生き返った者であり、そしてなぜか自らの傍にいようとする者。そんな不審者にルルーシュは質問攻めを繰り返すも、C.C.は我関せずと言わんばかりにルルーシュのベッドに潜り込み、「しつこいヤツは嫌いだ」と言って寝てしまう。
ゼロの登場からしばらく、かつて『日本』と呼ばれたエリア11は次々とレジスタンス行動が過激になっていった。日本解放戦線もゼロの登場に便乗し立ち上がろうとするも、藤堂は「ゼロばかり気にしていると、足元をすくわれるぞ」とそれを良しとはしない。世界はゼロの登場で、大きく時代の波の中にその身を投じようとしていた。
その頃、証拠不十分で釈放された枢木スザク。街中を歩いていると、ユフィと名乗る桃色の髪をした少女と出会う。
続きはOPENからどうぞ。
<あらすじ・ネタバレ>
ユフィと名乗る少女と街を歩くスザク。色々見て回った末、彼女はシンジュクゲットーに案内して欲しいとスザクに頼む。
学園では、ルルーシュにカレンがコンタクトを図っていた。いや、正確にはルルーシュを通してゼロとコンタクトを取りたがっていた。が、学内にもC.C.が現れたことでルルーシュは気が気でない。
何とかC.C.を人気の無いところに連れてきたルルーシュ。C.C.はルルーシュがギアスの力をしきりに試していることに少々驚くが、ルルーシュは「武器のスペックは知るに越したことは無い」と平静。それを観たC.C.もはっきりと告げた。
「オマエと私は共犯者だ。私たちが不利になるようなことはしない」
彼女の目的がそのままルルーシュの目的とは限らない。そんな不安を抱きつつも、ルルーシュはその言葉をただ聞いていた。
シンジュクゲットーは先の戦いで瓦礫のままだった。そこで起きるブリタニア人とイレブンとの痴話げんか。ブリタニア人のイレブンを見下すその態度に喧嘩が始まる。仲裁に入ろうとしたスザクだったが、かけていたサングラスが外れてしまい、その素性が明らかになってしまう。
「この裏切り者!」
「名誉のくせに!」
同じ日本人であるイレブンからは、日本人の誇りも魂も全て売り渡した裏切り者として見られ、戸籍上は同じブリタニア人からは名誉ブリタニア人であることでまた差別される。どちらからも敵視されるスザク。それでも、いやだからこそスザクはブリタニアを変えたいと思った。せめて平和に暮せる国でありたいと願ったから。
その頃、ルルーシュは部屋で食事するC.C.の横で自身やスザクに関する情報を可能な限り集めていた。「世界はオマエを中心に回っている」と言うC.C.だったが、「その力だけで立ち向かうには敵は大きい」と警告する。だが、ルルーシュにとってギアスの力は予期せぬ出来事で手に入れた力に過ぎず、どの道ブリタニアへの反抗作戦はするつもりであり、「大きければ良いのか」と問いかけなおす。ルルーシュもまた、スザクと同じようにせめて平和に暮せる国を求めていた。答えが見出せないスザクとは対照的に、ルルーシュは「誰かが勝てば戦いは終わる」とすでに見出した答えを告げた。
夕刻。シンジュクゲットーではジュレミアを討つ純血派による作戦が行われていた。ブリタニアのために、そう告げる兵士たちはジュレミアを討とうとするも、そこに現れたのは少し前にロイドがスザクに持ってきたランスロット。実用化がなされていた新兵器・MVSを用いた実体剣を手にランスロットは、戦いを止めるべく舞い降りる。圧倒的なパワーと運動性能で4機相手に不殺戦法を貫きながらも圧倒するスザク。
だが、そこにユフィが入って来る。咄嗟にケイオス爆雷を防ぐため光学シールドを展開しユフィを守るスザクの姿には「身を呈して」と感嘆の声を漏らす。
「我が名に応じて命じさせて頂きます」
攻撃が終わった瞬間、ユフィは声を上げた。自らの本当の名を第三皇女・ユーフェミア=リ=ブリタニアであることを明かすと、ジュレミアも兵士も闘うことを放棄した。
「スザク、あなたが父を喪ったように私も兄・クロヴィスを喪いました。これ以上、みんなが大切な人を喪わぬよう、力を貸してくれますか?」
「もったいなき御言葉」
正式に副総督として赴任したユフィ。総督であるコーネリアとも合流。クロヴィスの仇として全力を以ってゼロを探し出すよう命じる。
翌日。
朝からルルーシュは驚きに包まれていた。教壇の上には、自分と同じ学園の制服に身を包んだスザク。
「本日をもちまして、このアシュフォード学園に入学することになりました、枢木スザクです」
わざわざ入学してきたスザク。その真意とは……。
<感想>
魔女と皇女と言うタイトルがこう言う意味だったとは……と言うか、C.C.ってあんなキャラだったんだ( ̄∇ ̄;)
本当にキラキラばっかり言っていて申し訳ないのですが、やっぱりスザク≒キラに見えて仕方ないわけです。今回は境遇面。日本人から裏切り者と呼ばれ、ブリタニアからは名誉のくせにと言われるスザクは、コーディネイターから裏切り者と呼ばれナチュラルからコーディネイターのくせにと言われるスザクと同じ(まぁ、こんなとこで同じだとかそうじゃないとか言ってたら、多くのアニメできっと類似部分が出てきてしまうのでしょうが)。
それはさて置き、スザクが日本人の目から見て裏切り者と見られるのはもう仕方ないかな、と思えます。暴力は止めて下さいと言って真っ先に振るった暴力の相手が日本人じゃ( ̄∇ ̄;) 訓練された人間ならわざわざ投げ飛ばさなくてもよかろうに……。根本的にスザクの言動はブリタニア人としてのものであり、そんなスザクが都合の良いときだけ「同じ日本人なのに」と言うのは確かに虫唾の走る話。スザクの言う平和は、ブリタニア人のためのブリタニアと言う国のための平和であり、そこにきっとイレブンは居ませんから(スザクの理想上にはあるのだろうが、今のところ現実的にいない)。おまけに最後は「もったいなき御言葉」ですから。
前回、敢えてゼロの伸ばす手を取らなかったスザク。外部からの改革での変革を望まなかったスザクだったが、今回になると途端にトーンダウン。私はてっきり最後はルルーシュが「革命だ」とか何とか言って、スザクが「内側から変える」と対称性をアピールするものだとばかり思っていましたが、急に「まだ判らない」だって。なんなんだー、アンタはぁ! ってそりゃあ某主人公らしくない主人公のようなセリフも出て来るってものです。
次回は、「奪われた仮面」。予想だと、シャーリー→ルルーシュが、シャーリー→スザクに変わるかと(ルルーシュの周りにカレンだったり、C.C.だったり出てきたら……ねぇ?)。でも、奪われた仮面って、いきなり不吉なタイトルだな。まさか1回使っただけで仮面強奪される?
<推察>
1.枢木スザクの釈放
どこから圧力がかかったのかは判りませんが、ゼロの一件と重なってしまったこともあって釈放に至ったかと。ロイドが誰かを経由して圧力をかけた可能性も否めなくないです。と言うか、そっちの可能性が高いかも。前回、ロイドはそれらしいことを言っていましたし。
2.C.C.蘇生の謎
まぁ、幾つかの可能性が考えられますが、現時点ではやはり謎。普通に蘇生した驚異的再生説か、あるいはエヴァの綾波レイのようなクローン説も無きにしも非ず、か。でも、現時点だと前者の可能性の方が高いように思える。
3.ギアスの力
C.C.がギアスって?みたいに聞き返すことを観た限りとして、ルルーシュはまだギアスの名の意味と本当の力を知らない、と考えるのが妥当。私は、人心操術はあくまで『ギアス』と呼称する力の一片に過ぎない、と考えます。つまるところ、ギアスにはまだルルーシュが知り得ない本当の力が存在している、と言うこと。
その人心操術ですが、大脳皮質にダメージを与えているらしいです(ルルーシュ談)。ダメージを与えている、と言うことは皮質が回復しなければ再使用は不可、か。脳(の細胞)って回復するんでしたっけ?
一応判っていることを列挙
・有効距離270m
・相手の目を直接見る必要あり(メガネ程度の透過率なら問題なし)
・大脳に影響を与えているらしい
・光情報の可能性があり、その場合反射が可能
・最大効果持続時間不明ながら、少なからず数時間単位ではない
4.ランスロットの力
スザクの感情にだいぶ呼応している感じである。う~ん、なんかスパロボ的な感じ。でも、まだ不明な部分が多いようにも思える。
5.スザク入学の真意
ユフィの力になると誓ったスザク(この辺りが、すでに過激な日本人からすれば裏切り者なのだろうが、その話しは上でしてますので)。にも関わらず学園へと入学してくるには、必ずどこかに別の意図があるはず(そもそも軍人のスザクがわざわざ編入してくること事態、どこかから圧力がなければならないことのはず)。
現時点でルルーシュの監視とは考えがたい(さすがにまだゼロ=ルルーシュの構図は出来上がっていないだろう)。C.C.の存在が軍部あるいは帝国側に渡っているとも思えない。
考えられることとしては、ルルーシュ関連ならルルーシュ・ナナリーの素性がばれている可能性。それならば学園に圧力をかけて監視役としてスザクを入れる理由も判る。
もう1つは、カレンがレジスタンス関係者だと素性がばれた可能性。こちらもルルーシュの可能性と同じ理由。
どの道、入学と言う手段をとらなければならない何かがあるはず……なんですが、まさか無いなんてこと無いですよね( ̄∇ ̄;)
<MVC>
ルルーシュ
「誰かが勝てばそれで戦いは終わる」
スザクと違い、道と決意を定めたルルーシュ。とは言え、彼には少なからず情に左右される面がある。主にスザク。果たしてこれが彼にどう左右するのかが楽しみです。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-453.html
・http://ameblo.jp/rayran/entry-10019301005.html
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-656.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/dda3b49ecdbe392483a81ca5f4c5fb8f
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50661825.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50451372.html
・http://blog.livedoor.jp/poohreeter55/archives/50750560.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50753781.html
・http://blog.livedoor.jp/x2oa1/archives/50966097.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/mireiyumoe2/43194894.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/nanajigo/41896523.html
・http://chalcograhie.blog21.fc2.com/blog-entry-1806.html
・http://codegeass.blog76.fc2.com/blog-entry-8.html
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-368.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-393.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-357.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-783.html
・http://hiroy.blog49.fc2.com/blog-entry-91.html
・http://hukahireke.seesaa.net/article/26734528.html
・http://igneele.blog58.fc2.com/blog-entry-176.html
・http://nekonii.blog3.fc2.com/blog-entry-646.html
・http://nohohonhobby.blog39.fc2.com/blog-entry-254.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-325.html
・http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-961.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/11/post_12d0.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-392.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-228.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2006/11/_5_12.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-254.html
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久しぶりに考察するのが楽しいアニメかも知れません(ひぐらしと違って、誰も結末がわからない)
karyuはやはり、スザク≒アレックスを推しますね………外見だけでしたが。