[再]新機動戦記ガンダムW 第28話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『すれ違う運命』
≪あらすじ≫
ロームフェラ財団の逆賊として幽閉されることになったトレーズ。彼もまた、リリーナと同じようにこの戦いを思い返していた。
トレーズが、OZの総帥となったのは、かつて地球の自然を護るために活動していたロームフェラ財団に賛同したからであった。そのため、旧地球連合内にMS部隊「OZ」を設立したのである。しかし、心ない戦争へと思考を変えてしまったロームフェラは、もはやトレーズにとって力を注ぐ対称ではなかった。
むしろ純粋な戦いを行うガンダムパイロットたち、おのれの信念のため戦うゼクス、理解者として正しい道を導きだそうとするレディ・アンこそが彼の理想だった。
トレーズは、幽閉を考えをまとめるいい機会と考え、しばしの沈黙の時を迎える。しかし、このまま失脚するのではなく、再び時代の表舞台に立つための切り札、新型MSガンダムエピオンの製作をひそかに進めていたのであった。
(公式HP TVSeries Story 第28話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
総集編そのに。
たぶん、トレーズの人気が高まってきたのはこのあたりかな、と思っていた。トレーズというキャラクターはガンダムのパイロットたちのターゲット、つまり敵のラスボスだったわけだが、そのラスボスがここまでガンダムのパイロットたちと世間を手玉に取りながら自ら身を引く、という展開がちょっとこの当時のアニメとしては斬新なところもあった。
おまけにその理由が、エレガントさやトレーズ自身が考える理想に起因しているわけだったのだからなおのことだ。ガンダムシリーズ屈指のエレガントなキャラとして今なお言われ続けているのはこうした言動と、その起因となった信念や理想があってこそ、ということなのだろう。
いよいよ次回から3クール目がスタート。1クール目で地上、2クール目で宇宙、そして3クール目で再び舞台は宇宙へ。デュオ、トロワと続いてヒイロの新しいパートナー役はカトル。ガンダムパイロットの中ではヒイロとは対極に位置するカトルとの旅路でヒイロがどう変わり、カトルがどう変わるのかを一つの楽しみにするのも良いだろう。
NoTitle
シャアやシロッコが近い雰囲気を持ってますが、彼らとはまた一味も二味も違った魅力の持ち主ですね。