[再]新機動戦記ガンダムW 第13話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『キャスリンの涙』
≪あらすじ≫
ゼクスは、レイクビクトリア基地でトールギスの調整に取りかかっていた。そこに第33独立戦隊に所属するノインの教え子・アレックとミューラーが訪れる。
旧連合軍が立てこもるモガディジオ要塞攻略のため、補給に立ち寄ったのだ。しかし、基地にはトールギスしか兵力がないため、ゼクスが彼らの指揮下に入り戦うことになる。トールギスの機動能力に要塞の最大武器・ノベンタ砲も沈黙し、ゼクスは敵に降伏を勧告する。
だが、アレックとミューラーは、降伏を宣言した兵士を虐殺。その非道な行いにゼクスはふたりの搭乗するMSごと叩き斬るのであった。
そのころ、ロシア南部のOZ基地では、ガンダムヘビーアームズを駆り、ショーを始めるトロワの姿があった。OZの輸送機を次々と破壊していくヘビーアームズ。そして弾薬を使い果たしたトロワは自爆を決意した。
(公式HP TVSeries Story 第12話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
キャスリンの、なみ、だ?
いや、うろ覚えだったのでもう少しトロワパートが長い話だと思っていたのだが、むしろトロワとキャスリンの話が完全におまけ扱いwww
トロワの自爆覚悟から準備、実行、説得までもう少し描けたんじゃないかなー、と今見るとやっぱり思うよね。というか、あんなドデカイヘビーアームズをサーカステントの中に入れたら、誰だって気づくだろw まぁ、ハリボテ風に偽装するとかしてれば別だったんだろうけど。そして、どう考えてもその後どうしてこのサーカス団がお咎めなしだったのかが分からんwww OZ兵士が全員死んでいて目撃者なしでサーカス団員が口裏でも合わせていたのか?
というか、ちゃっかり起き上がって着替えてるヒイロw タンクトップなのかw まさか自爆した時に着てたヤツなのか???
さて、むしろ本編は「増長するOZ」というものがテーマだったように思う13話。これまでOZというとレディ・アンとその周辺を除けば、むしろカッコいいキャラの方が多かったくらいだ。そうした中で、アレックスとミューラーという二人の増長した兵士を投入したことで、しっかりと今後への伏線となっている。
アレックスとミューラーはどちらかといえばトレーズ派ではあるが、真にトレーズの意図を理解しているゼクスとの対立は、この後OZがトレーズ派とデルマイユ派(ロームフェラ派)に分かれることに繋がっていくようにすら見える。
しかし、エアリーズとキャンサー1機ずつで敵基地制圧とか、よほどの実力者だったのだろう。それが際立った上での、ゼクスの「技術だけ教えても~」という台詞は効いていた。人間にとって最も大切なことは技術面ではなく精神面である、ということであり、同時にゼクス自身も精神面での「甘さ」があることを再認識しているのが重要。
その後、ゼクス自身は軍人としてではなく、人間ないし騎士としての選択を選ぶことが多く(まぁこれ以前にも自爆したヒイロを回収したトロワを見逃すなどもあったが)、そのたびに己の「甘さ」を痛感し続ける。そういったゼクスの良い意味でも「甘さ」はこの頃からちゃんとあったということだ。
ちなみに、公式でヒイロとゼクスの実力においてはヒイロの方がこの段階では上であるということが語られたのは意外というか、すっかり忘れてたw 前の感想でも書いたが、ヒイロのウイングとゼクスのトールギスのスピードアビリティのポイントは共に同じ150。そうした中ではウイングを使いこなしているヒイロの方が、未だトールギスのスーパーバーニアを完璧には使いこなせていないゼクスよりも、機動関連の操縦技術や経験値、耐Gなどは総合的に上ということなのだろう。
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