ブラッディ・クロス 独自キャラクター紹介【その他】
どこの勢力や血族にも属さないゲストキャラ的なキャラクターたちを集めてみました。
掲載キャラクター
-現代篇-
・ブラス
・雑魚の魔族
・香撫
-過去篇-
・名称不明(魔族)
・ハンス司教
・幽閉されていた魔族
・3番目の猫
-50年前の聖戦-
・戸島柚花
・戸島
・昴
・火維
・名称不明(火維の従者)
未掲載キャラクター
最終更新日:2015年09月21日
<現代篇>
ブラス
概要
種族:純魔族
性別:不明
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:0話『BLOODY CROSS』
備考:-
月宮と日向が烙印を消すために追っていた純魔族。天使の血肉を好み、人も食い漁る。食い漁った跡なのか、多数のスケルトンを手足のように操り、そのためと思われる極細のワイヤーで敵をも操ることが可能。
最初期の敵だが、あの日向をして「(オレ一人で)始末できるか不安。オレ、どっちかっていうとサポート系だし」と言わせ、月宮が強大なプレッシャーを感じる等、その実力はかなり高い。
十一巻で常盤が純魔族は魔族を統べる者、という発言を残していることから彼も魔族を従える王――魔王の一人のような存在だったかもしれず、そう考えると最初期の敵だがその実力は作中でもトップクラスだったのかもしれない。
雑魚の魔族
概要
種族:魔族
性別:不明
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:1話『呪いの烙印』
備考:-
日向と烙印を共有してしまった月宮が情報収集のために襲った魔族。この魔族の血を飲んでも烙印が消えなかったため、ブラスほどの純度がない、混血の魔族と思われる。戦闘力は高くなく、月宮に一方的にやられる。


香撫(かなで)
概要
種族:魔族(元人間)
性別:女性(写真左、赤いドレスの女性)
年齢:不明
能力:魔眼、銃火器類、悪巧み
初出:28話『暗闇の中で』
死亡:63話『死ぬのを見たのは誰』
備考:元神葬六番隊隊長、現アルカナ重役、皐と古くから繋がりを持つ
神不在の世の中で次の神が決まるまでの間、聖戦と神の遺産を管理する組織「神葬(かむはぶり)」の一人。初登場の時点ですでにアルカナに買収されており、七巻で神葬脱出後はアルカナ重役として迎えられ、その後皐に寝返ったが、最終的には皐の戦力だった里堂をも殺すなどもはや手当たり次第という感じの無所属っぷりを示す。
漆黒の髪をツインテールにし、そのテール部分を大きめの縦巻きロールにしている女性。女性としてはスタイルを含む体躯は平均的か小柄な印象があり、私服で着用するゴシックロリータ風の服装が余計にそのイメージを助長させる。自身を「世を儚む美女」と自称しているが、その通りの美人でもある。ただし、神葬による処刑の「蛇」の毒によって皮膚は焼けたように爛れ、呪いの代償に片眼(おそらく右眼)の視力は失っていると考えられ、常盤によって右腕は斬り落とされ喪失するなど末期には悲惨な容姿と化している。
神葬時代は、隊服としてコートのみ男性用と型を同じくしながらも、女性だからミニスカートとロングブーツの着用を許可されている。これが女性用の制服なのか香撫専用なのかは不明。武器は懐に拳銃を携帯しているほか、多くのシーンで口元を隠すアイテム(キャンディや扇子)を持っている。
神葬脱出後は、黒を基調としたジャンパースカート系の服装を多用しているほか、女性らしく勝負服などいろいろな服を持っている様子。
数年前、何らかの原因で交通事故に遭い、内臓・足に酷い損傷を追い瀕死の重傷になったところを常盤に助けられ、神葬に迎え入れられた。もともと人間だったと思われるが、常盤に神の力によって助けられた際に後天的に魔族化し、両眼に魔眼を宿す。しかし、香撫本人は退屈な日々が続いたこととつまらない人生を送ることになったことに「あの時(救いの)手を取るんじゃなかった」と後悔もしている。
その後、常盤が「良く回る頭に期待していた」と称するほどの頭脳で優秀な功績を残し、その功績に応えるため、神葬の中で新たに六番隊が設立され隊長を任された(その優秀さから当時の回想ではあの菊坂も「おめでとう」と称賛している)。言ってみれば六番隊は香撫とその優秀さに応えたものとも言える。里堂は当時の部下、皐とはこの頃に知り合ったようである。
神葬という組織において前述のような経緯で六番隊隊長を任されている。隊番の早さが優劣にならないが、六番隊は神葬隊の中では新設の部隊のためまだまだ末席のようであるる。アルカナ本社襲撃の際には別の任務(黒海での神の遺産回収か?)に当たっていた模様。また五番隊とは共同戦線を張ることが多いようである。
その戦闘能力は不明だが、神葬で隊長だったことを考えれば相応の戦闘能力があると考えられる。実際にブーツのかかとに銃を仕込んであったり、その瞳は相手の眼にダメージを与え開けていられなくするほどの魔眼だったりする。
車の運転はスピード狂で日向と尚が「死ぬかと思った」「トラウマになる」と口にするほど。これが前述の交通事故の原因ではないかと考えるのが自然かw
性格は精神的マゾヒスト。だが、自分だけでなく自分の趣向を他人に押し付けるという厄介者で、自分や他人がギスギスした立場や殺伐とした空気に立たされることに萌えを感じているようだ。常に刺激を求め、退屈を「味のない食事並みに苦痛でつまらない物」と切り捨てている。
裏切り続けているせいか度胸と機転があり、神葬に追い詰められた際には雪を人質に取った後で殺害しようとしたり、「分からないなら本人に直接訊けばいい」と裏切った神葬のトップである和泉に電話をしたりすることもあった。
アルカナからの報酬で神葬を裏切り、神葬の内部崩壊を誘導するが、裏切り先のアルカナを自分の身が危うくなったら裏切ることを宣言し、神葬脱出の際には大間が神葬を抜けたと思わせた神葬のスパイである可能性を考慮して殺害するなど、もはや誰に対しても信用を置かず、また信用を置かせない性格をしている。
アルカナへの鞍替え後には今度は皐と手を組んでおり、第八の遺産を巡る戦いの前には尚の裏切りを和泉に密告した上で、和泉の本当の目的と続を裏切る可能性を指摘するなど続側の内部崩壊を誘発しようとしているようにも見える。
第八の遺産を巡る戦いの後、アルカナを裏切り続たちを殺し彼らが持つ遺産回収のために自分の身すら利用した“一大裏切りイベント”を画策するが、尚の残した録音データによって計画は崩壊。逆にその計画を利用され、続と神葬の同盟のためのエサとして使われ、最後は肉体と魂の両方を喰らい“消滅”させる蛇が無数にいる処刑場に落とされた。
蛇による毒によって全身が侵されながらも眼帯の拘束具が偶然外れたことによって自分たちを襲う蛇を逆に支配下に置くと、理由は不明だが空間ごと消滅した神葬の本拠地から脱出。満身創痍の姿となり、動かすだけで激痛が走る身体となった中で復讐心だけで里堂、常盤、雪を殺害すると自害した。
(以下、巻ごとの動向)
アルカナに買収された幹部として登場。日向と尚をアルカナからのスパイとして神葬の本拠地に手引きしたが、その場で日向と尚に「こちらの身が危うくなったら常盤に差し出す」「自分の命令を聞かなければ敵地で孤立無援」「外部への連絡手段はなく、脱出するためには幹部クラスの権限が必要」と非常に危険な身の上であることを伝えている。常盤との定期連絡の際に、内通者の疑惑をかけられるが「見つけたら真っ先に血祭りにあげて見せる」と常盤への忠誠心で誤魔化した。(六巻)
アルカナへの亡命の手土産として、機密情報の納められた神蔵と遺産に関するデータの奪取を日向と尚にやらせていたが、同じくアルカナへ亡命予定の大間に「サポートがなさすぎる」と咎められ、四番隊隊長を罠に落として殺害させるなど暗躍。脱出の際も一度は奪われた神蔵を大間と共に再び奪い直して脱出。その際に大間が裏切ったように見せかけて今も神葬の人間ではないかと嫌疑をかけて殺害した。
脱出後はアルカナの重役として迎えられるが、相変わらずの雰囲気で……。(七巻)
アルカナの幹部として第六・第七、および第八の遺産を巡る戦いに全て参加。先の戦いにおいては自分たちの不利を悟ると、魔眼を使って雪を昏倒させて人質として利用しその場を切り抜けた。切りぬけた後、大間の時同様、雪を用済みとして殺害しようとするが続に止められ、その場は引いた。
その後、尚の内通を知るとそれを餌に尚への脅迫、和泉への密告、そして彼らではない第三者へ定期報告をするなど、多重スパイとして活動している。(八巻)
第八の遺産を巡る戦いの後、里堂と共に一度皐と合流。そこで皐の下へ正式に入るため、アルカナと神葬の両方を裏切り、さらに続の持つ遺産を奪うという手土産を得るために作戦を画策。よりギスギスとし、より面白く、彼女曰く「より萌え成分を得られる」ことに執着した結果、当初の作戦に対してアドリブが入って複雑化。最終的に続と神葬を戦わせて共倒れにさせることを狙うが、尚が遺した録音データで自身の企みが露呈し、続と神葬が逆に同盟を結ぶきっかけを作ってしまう。最後は常盤に右手首を切断され、両眼を封印された上で処刑場に落とされた。(九巻)
死亡したものと思われていたが、眼帯の拘束具が外れた一瞬の偶然を利用して自分を襲っていた蛇を逆に魔眼で支配下に置くと、脱出に成功。全身を蛇の毒と常盤から受けた傷によって満身創痍となり動かすだけで激痛の走る身体と化してしまったが、逆にその痛みが彼女の復讐心を極限まで高めて聖戦最終戦を前にして大きな混乱を呼び込むこととなる。
里堂を殺害後、彼の残した月宮の再洗脳を利用して続に遺産の所有権を放棄させると、その遺産を確保し続をフォローしようとする隙をついて雪を魔眼で支配下におき、常盤に接近して常盤・雪の両名を殺害。その後、自ら自害した。(十一巻)
特殊能力
拳銃
おそらく普通の拳銃。形状はワルサーP38、ルガーなどに近い。
仕込み銃
ブーツのかかとに偽装し内部に仕込まれた拳銃。口径や性能、あるいはどのように発射しているかは不明。
ガトリングガン
十一巻で常盤に使用していた。物理的なものではなく花村のように術によって具現化ないし召喚したものと思われる。
魔眼
正式名称不明。発動時にはその瞳に「呪」の文字が浮かび上がり、その文字を相手の瞳に写し込むことによって効力を発揮する、香撫曰く「悪巧み以外の特技」。その効力は大きく、不意打ちとはいえ菊坂は目を開けていられないほどの熱と痛覚を感じ、それは(もちろん少しずつ効力は弱くなって治るが)数日残るほどである。人以外にも蛇といった眼がある生物には使用可能なようだ。
効果が安定しないので何とも言えないが、雪に使った時は一瞬で彼の意識を切り取り、昏倒させる力を見せており、まだ何か能力を隠しているとも考えられるが、それを明かす前に死亡してしまう。
また劇中ではその魔眼に対する対抗策もあるようで、隊長格に対しては魔眼はもはや通用していなかった。しかし、彼女が死んだと思っていたせいなのか対抗策は行っていなかったようで雪は再びその魔の手にかかって操られた。
呪い
当人曰く「蛇蔵から生き延びた際に片目の魔族の力としての代償に、『わたくしの撃つ常盤に向けた銃弾が必ず常盤に当たりますように(ハート)』という呪いをした」とのこと。
「片目の魔族の力」が不明だが、おそらく右眼の視力(と右眼による魔眼使用)のことだと思われる。
<過去篇>
名称不明(魔族)
概要
種族:魔族
性別:男性
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:51話『長く仕えし者』
備考:-
花村が追われていた魔族。土に潜る特殊な力を駆使して花村を追い詰めるが、続によって殺される。
ハンス司教
概要
種族:不明
性別:男性
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:54話『許されぬ男』
備考:-
神候補生たちから慕われていた、教会の司教の一人。黒髪で眼鏡をかけている。実年齢は不明だからかなり若く、皐や続たちからも慕われていた。
続の迂闊な行動で幽閉されていた魔族に続が魅入られ穢されると、「続の養分だけで満足するなら」と続を犠牲にしようとしたことで皐の逆鱗に触れて殺される。
幽閉されていた魔族
概要
種族:魔族
性別:なし
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:54話『許されぬ男』
備考:-
神候補生たちが属していた教会に幽閉されていた魔族。しかし、その正体は天使に取り憑く魔族の一種で本体は十数センチの蟲のようなものであり、幽閉されていたのはその魔族に魅入られ穢され取り憑かれた天使だった。
幽閉を続が迂闊に解いたことで、新たな宿主として続が選ばれるものの、激昂した皐によって前の宿主の天使ごと殺害される。
3番目の猫
概要
種族:不明
性別:女性
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:53話『時の過ぎゆくままに』
備考:-
皐が“飼って”いた3番目の“猫”。「正常」を失っていく皐の暴力によって片耳を失い、当人曰く「商売あがったり」とのことで、その恨みで皐が集めていた神の遺産を盗み売りさばこうとした。
しかし、その現場を桃瀬に発見されナイフを突き立てられると、駆けつけた皐にトドメを刺されて死亡する。
<50年前の聖戦関係者>

昴(すばる)
概要
種族:天使
性別:男性
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:55話『因果』
備考:神候補
50年前の聖戦を争った神候補の一人。序列は四位だったが、そこから正神候補となった。火維との聖戦に敗れただけでなく、戸島から紹介された柚花も生贄として殺害されたことで聖戦の仕組みそのものに絶望。その仕組みを壊すべく、「日向」として転生する。
詳細はこちら。

戸島柚花(とじま・ゆずか)
概要
種族:不明
性別:女性
年齢:9歳(死亡)
能力:未来視
初出:55話『因果』
備考:黒印保有者
50年前の聖戦の黒印保有者の一人。わずか9歳にして聖戦の生贄として死亡。その後、火維の慈悲によって記憶などを失って転生。その先は月宮だった。詳細はこちら。
特殊能力
未来予知
本作においては和泉と同じ予知系の能力。和泉よりもハッキリと見えている節があり、的確に未来を予知していた。しかし、そのせいで父の死や昴の敗北、以後の自分の運命を見た可能性があり、明るかった性格に次第に影を落とす一因となる。
戸島(とじま)
概要
種族:不明
性別:男性
年齢:不明(死亡)
能力:不明
初出:55話『因果』
備考:昴の従者、柚花の父親
柚花の父親にして、当時神候補の候補だった昴に仕えていた従者。
娘を紹介するほどに昴との関係は良好で共に聖戦を戦っていたものの、第3の聖戦で命を落とす。
火維(かい)
概要
種族:天使
性別:男性
年齢:不明
能力:不明
初出:55話『因果』(名前のみ)、56話『転生』
備考:前回聖戦勝者
50年前の前回聖戦の勝者。以後43年間、「神」としてこの世界に君臨するが、物語の7年前に何らかの理由で崩御。それによって今回の聖戦が始まることとなる。
右眼に大きな眼帯をしているのが特徴で、性格は従者曰く「おふざけが過ぎる」とのこと。しかし、そのおふざけによる「慈悲」で柚花は月宮として転生することになる。
また、昴同様、禁呪である転生の術を使うことが出来るものの、それはもともと持っていた能力なのか、「神」となったことで持ったものなのかは不明。
名称不明(火維の従者)
概要
種族:不明
性別:男性
年齢:23歳
能力:不明
初出:55話『因果』(名前のみ)、56話『転生』
備考:火維の従者にして黒印保有者
火維を崇拝している、50年前の聖戦における黒印の保有者。昴曰く「火維を崇拝しているので、柚花(もう一人の黒印保有者)が見つからなければ自分の命くらい差し出す」と言わしめるほど崇拝している。
火維の性格も熟知しており、付き合いは長いものと思われる。
聖戦後、どうなったかは不明。
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