[終]鬼灯の冷徹 第13話
『「盂蘭盆地獄祭」「雑談閻魔大王」』
≪あらすじ≫
「盂蘭盆地獄祭」
地獄にお囃子が鳴り響く。
今日は年に一度の獄卒達の楽しみ、盂蘭盆地獄祭の日。
盂蘭盆は、地獄の釜の蓋も開いて亡者が現世に戻る、つまり獄卒の夏季休暇。
初めての盂蘭盆祭を楽しみながら歩くシロ・柿助・ルリオの三匹。
立ち並ぶ露店からは威勢のいい掛け声が聞こえ、和牛ステーキの焼けるいい匂いがシロを誘う。
そんな三匹の前に現れたのは、鬼のお面をかぶり、祭りを全力で楽しむ鬼灯!
「雑談閻魔大王」
盂蘭盆祭も終わり、通常業務に戻った閻魔庁。
閻魔大王への報告を遮る亡者の恨み節を力ずくで黙らせた鬼灯は、
何事もなかったかのように、裁判にかけられる亡者達の到着が遅れると伝え直す。
閻魔大王、思いもかけず出来た時間に休憩を取ろうとするが、どうも喉の調子がよくなく咳払い。
盂蘭盆祭前の駆け込み裁判が多く、
また声を張り過ぎたせいで喉を傷めたかも、と話す閻魔大王に鬼灯がした事とは?
(公式HP ストーリー 第13話より抜粋)
≪感想≫
◆親しき仲にも礼儀あり
鬼灯の冷徹も最終回。毎回いろいろなことを書いてきたが、今回はBパートから。
閻魔大王で遊ぶ鬼灯。ただ、それだけだっただろうか、と。用意されたジュースはちゃんと大王の身体を想ってのものもあるし、最後はちゃんと礼を尽くしていた。これがたぶん大切なことなのだろう。
鬼灯と大王はもう旧知の仲でもある。そんな間柄でも、最低限の礼儀だけは外さない。なるほど、鬼灯が出世している要因の一つは、彼のスペックが並外れて高いこと以外にもこうしたところでの常識をしっかりと弁えているからなのだろう。
ただ、仲が良くなればなるほど礼節を保つというのは難しい。どんどん砕けていくし、年の差が離れていたとしても敬語ではなくなりため口へと変わっていく。それが悪いことなのかどうなのかは、それぞれの人間関係にもよるけどね。ただ普段はそんな砕けた態度だったとしても、締めるべきところではしっかりと礼儀を持って接する。普段はため口だったりしても、ちゃんとお礼を言うべきところではそれを口にし行動・態度で示す。
そんな節目で礼節をきちんと出来ることこそが、きっと、本当の意味で成熟した人間関係なのだろう。
さて、『鬼灯の冷徹』もこれで終わり。私のような見方をした視聴者はあんまりいないとは思うが(笑)、とにかくストーリーがしっかりしていて良かった。ストーリーといっても一話完結のお話の中に、風刺だったり、批評だったり、教訓んだったりが隠れている形が特に好きだった。
1クールの間、スタッフの皆さん、そして記事を読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
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