[再]新機動戦記ガンダムW 第12話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
『迷える戦士たち』
≪あらすじ≫
ウイングガンダム自爆から約1ヶ月が経とうとしていた。ヒイロは、重傷を負いながらも一命を取りとめ、トロワが身を寄せているサーカスのワゴンで目を覚ます。
そのころ、OZと手を組む軍事独裁国ブント共和国では、元連合軍少佐のサリィ・ポォを始めとするゲリラ軍団が果敢に抵抗を続けていた。ブント共和国がある中国奥地に身を隠していた五飛は、「なぜ弱いものが戦うのか」を疑問に持ちながら、シェンロンガンダムでゲリラ集団を救出する。
それをきっかけにサリィと出会った五飛は、徐々に戦うことへの迷いが晴れようとしていた。ガンダムの存在を知ったブント大佐は、ゲリラ襲撃を命令。またOZとの関係を維持するため、反OZ派の若手将校も抹殺してしまう。その非道な行為と"弱くとも戦う"意志を変えないゲリラ集団に五飛は参戦することを決意。圧倒的なシェンロンガンダムの破壊力でブントの軍を壊滅させるのであった。
(公式HP TVSeries Story 第12話より抜粋)
感想は追記からどうぞ。
≪感想≫
今見ると結構作画酷いなw
素直にそう思った。さすがにそこは贔屓目は出来なかったwww
さて、今回は五飛の話。もうすでに1クール目が終わろうとしている中でようやくスポットライトが当たった。というか、五飛、メンタル弱過ぎwww
実際、こういうところがガンダムパイロットの中でも屈指の戦闘力(体術含め)を持ちながら影が薄いところなのかなぁw メンタル面ではやっぱりヒイロが群を抜いてるんだよね。ノベンタ殺したあとも任務を続けていたし、自爆もしちゃって、しかもこのあとは贖罪の旅に出れるくらい。
まぁ、そのヒイロがゼロシステムに惑わされながら、五飛はそれがないってのがねw 五飛は五飛でいろいろあってウイングゼロに乗る頃にはすでに成長してた、とも捉えることが出来るけど。
この話で重要だったのは、たぶん「理性」と「感情」だと思っている。サリィは「心の強さ」なんて曖昧な言い方をしていたけど、じゃあその「強い」ってどういうことなの? って考えると「強さ」よりも「理性と感情」と考えた方が分かりやすいかな。
五飛が戦えなかったのは、「弱い奴は戦うな」と言い続けてきた自分が実は弱かった(上には上がいた)事実を突きつけられ、理性として判断し「自分も弱いから戦えない」と感情に蓋をしていたからだ。
だから、その蓋がほんの少しでも開くとサリィたちを助けたように、「理性」ではなく「感情」として戦うことが出来たわけだ。「正義」を口にするだけあって、五飛は実は五人のガンダムパイロットの中でも上位の理知的なキャラだ、裏設定として「彼が本当に望んでいたのは学者だった」というのが活かされているのかどうかは知らないが。
一方で、誰よりも合理的に機械(マシーン)として行動しているように見えるヒイロが「感情に従うことは正しいことだと教わった」と口にするギャップ。これ以後、ヒイロはドクターJから任務の通達がない(まぁ、ウイングが自爆で壊れているから辺り目だが)ため、自分で自分に任務を課していく。その基準が「感情に従うこと」だというのが、幼少期も、そして今もなお驚きであり、同時に教訓でもある。
ヒイロにとって感情とは、想いであり、直感だ。
時として人はその場の空気なんかに抵抗せず流されていく、というのは時として大切なことだという。感情に従うってそういうことだ。自分の向いた方向に流れていく。あまりにその流れが自分の意にそわないもので抗うことも時には必要なのかもしれないが、それにはとてつもない労力と体力が求められる。川の流れに対してそれを遡っていくことと同じなのだから、当たり前だ。
その中でヒイロは楽だからその流れに乗るのではない。ヒイロの感情が向いた方向に進むのだ。その感情が向いた方向が、例え流れに乗っていようが、流れに逆らっていようが、向いた方向以外の道はない。だからそこで何度転ぼうが、何度溺れようが、何度挫折しようが前を向いて進んで行く。
そのチャレンジ精神は、他のどのガンダムパイロットよりも秀でている部分で、そんな部分が垣間見れたのが今回だと思う。
さて、次回は自爆ショーか。
ごとびはアニメより主にスパロボで扱き下ろされてるのが印象的、ん~メンタル弱いというかメンタルが少ないって感じ(笑)