ログ・ホライズン 総評
ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。
モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。
一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。
他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。
(公式HP あらすじより抜粋)
そんな『ログ・ホライズン』の私の評価ですが...
S+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
ログ・ホライズン 総評
放映日:2013年10月~2014年03月(全25話+紹介・総集編特番)
私が視聴した放映局:Eテレ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
主人公シロエの視点から仲間との合流、ギルドのたち上げ、自分が属する街をよりよくする組織への携わりと少しずつの流れがとても丁寧に出来ていた。各エピソードごとの「起承転結」や主人公が策士という部分もしっかりとしていて、完成度は高い。
欲を言えばアカツキやミノリの終盤での葛藤はもう少し尺が欲しかったところか。
演出 評価:A
後半に進むにつれて戦闘よりも策略がメインになってしまったのはちょっと勿体なかったか。まぁ、もともとの戦闘描写も悪くはないが極端に良いわけでもなかったと思うのでこんなところかもしれないが。数十秒先まで見据えてコントロールして戦うシロエと仲間の戦いをもっと観たかったが、それは第二期に期待するとしよう。
内面描写に関しては合格点。構成の欄でも書いたように、葛藤していたアカツキやミノリが最終話で吹っ切れているというかそんな感じに至った経緯などの描写が不足していたくらい。
作画 評価:S
Eテレだからなのか、作画は地味に良い。「エルダーテイル」の世界観も良く出ていたと思うし、MMORPGの名残もあって結構良いところ取りな感じ。
CAST 評価:A
ミノリなどが若手だった割には比較的良く纏まっていた印象。
OP/ED/BGM 評価:S
二期構成だったがOPとEDは一貫していたのは、地味に私の中で評価が高いw 楽曲もOPの疾走感のある感じがこれから冒険を始めようとする作品とマッチし、EDも良かった。
総合 評価:S+
内訳:S評価(5点)×3+A評価(4点)×2=S+(4.6点+0.2点)、完成度の高さに+0.1点、第二期への期待の点につき0.1点ずつ加点
開始前は「『SAO』の真似事作品」としか認識していなかった『ログホラ』だが、終わってみれば『SAO』よりもずっと面白い作品だったことに気付けた。そのことが、まずはこの作品と出会えて良かったと一番思えることだった。
ありきたりな言葉というか、簡素な言葉になってしまうが、バランスと完成度が高い作品。Eテレという放送局も影響しているのか、もともとの原作もそうなのかシリアスになり過ぎず、ハメを外し過ぎずというところで極端に尖ったところがなく、良くも悪くも丸く纏まっている。
主人公としての成長要素もしっかりしていて、見どころは多い。いろいろな方がそれぞれ需要で見ることが出来る作品とも言えるかもしれない。
第二期が決まっており、秋からの第二期も楽しみにしたい。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 アカツキ
ヒロインとしての葛藤が終盤で出てきた、かな。まぁ、戦闘以外で役に立てないことへの苦悩は中盤からあったけどね。英美里様の声も良く合っていた。
2位 シロエ
腹黒メガネの成長物語としても観ることが出来る完成度の高さ。彼自身が能力としてはチートなのに、そうした部分に触れず精神的・メンタル的な成長を描けたのは凄い。
3位 クラスティ
メインで出てきてからの立ち振る舞いは、シロエとはまた違った腹黒メガネ度があって良かった。
Comment
Comment_form