ウィッチクラフトワークス 第11話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ウィッチクラフトワークス]
『多華宮君とウィークエンド・中編』
≪あらすじ≫
街と契約を果たした影響で高熱にうなされる仄は、朦朧とする意識の中で『追憶の回廊』と呼ばれる次元の狭間に迷い込む。そこで彼は、街との前契約者であるかざねの記憶に触れ、幼少期の自身と綾火の姿を見つける。一方、綾火はあとりを使ってウィークエンドの居場所を探り当て、単身戦いに赴く。仄と離れた状態ではダメージの回復も魔力供給もままならず、戦いの中で魔力を失った綾火。だが、彼女にはある秘策があった――。
(公式HP ストーリー 第11話より抜粋)
≪感想≫
抜 群 の 戦 闘 回
1話から戦闘シーン(主に炎の扱いや巨人の使い方)に定評があった本作だが、この終盤で再び本領発揮といった感じでとても見応えがあった。
Aパートでの巨大化したぬいぐるみ同士の戦いは、霞の見せ場であり何度かあった戦いを彷彿とさせる迫力。ただデカイだけでなく、その巨体ゆえの遅さだったり、倒れた時の衝撃での街の倒壊具合だったりが、とても魅せるモノになっていたと思う。私にはあの街の壊れ方だったり、衝撃の伝わり方だったりがリアルなのかは分からない。けど、アニメとして観ててとても面白かったことだけは分かる。
そして、Bパートでは綾火vsウィークエンド。圧倒的でチートなほどの強さを誇る綾火だったが、こう熱で倒れる仄をかばって彼から遠く離れ、なおかつ炎を多用せずに大剣を活用するという彼を想った戦い方。同様にウィークエンドもネタバレしたように、自動回復呪文(リジェネw)をかける代わりにほとんどの魔力を消耗しており、彼女が爆弾を多用した戦い方をする“裏”の理由がしっかりしていた。
綾火だけではなく敵(ウィークエンド)含めてバトル描写はもちろんのことその戦い方に強い説得力を持たせていることは凄いの一言に尽きる。
無論、綾火の圧倒的な炎を使った強さや戦い方こそがこの作品の魅力の一つ。そこを忘れていないかのように最後には仄も参戦して綾火の白化(?)でウィークエンドを瞬時に倒すシーンがある配慮も素晴らしい。
さて、これまでほぼ毎回のようにこき下ろしてきた仄の存在だが、今回はかなりマシだったと認めている。彼が事情を知らない方が良かったかなー(先生から「多華宮君が捕まったら終わり」というのは特に聞かない方が)とも思うが、10話近いアニメ時間を経て彼にとっても綾火との思い出の積み重ねが視聴者にも分かるから、序盤や中盤ほど彼が綾火のために無理を通す展開に違和感や不快感は覚えなかった。
何より、彼が戦わなかったことを
私は最大限に評価したい。
今回顕著に示されたように、多華宮仄という存在は白姫「エヴァーミリオン」を宿していることが大きい。しかし、彼はその力を自在に扱えるわけではない。むしろ、塔の魔女にとって脅威なのは眷属として契約していることによって白姫の膨大な魔力を使うことが出来る炎の魔女である綾火にあった。つまり、現状において相手にとって最も嫌な展開は、仄が前に出ず魔力供給役に徹し(無論、彼が自分で自分の身を護るくらいの力はあった方が好ましい)、基本的に戦いは綾火がすることだ。
言ってみれば綾火は前衛、仄は後衛支援役。
その役割分担は当初から分かっていたはずなのに、前に出たがる仄に私は不快感を覚えていた。RPGでいえば勇者が戦う前衛に、支援回復役の賢者が「私も」と出て行くようなものだ。客観的に見れば「いや、賢者はちゃんと後方で支援してた方が……むしろ足手まといだろ」と思うのと同じ感覚。それをずっと仄に持っていた。
仄自身の意識の変化ではなく高熱による体調不良という制限がついたからこそとはいえ、仄が綾火に対して魔力供給役に徹した(しかも自分の体調が悪くなることを承知で)点は、ようやく収まるべきところ(ポジション)に収まった感じがしてとてもスッキリしていたように思う。
さて、次回でいよいよ最終回。これほどまでに見事な炎属性がちゃんと強いバトルシーンを描ける作品が終わりを迎えるのは、私の中でもしかしたら今期の作品の中で終わることを最も惜しむ作品かもしれない。
終わり良ければすべてよし、という言葉もある。11話が素晴らしい内容だっただけに、最終回もそれに見合うだけの完成度を期待したい。
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