鬼灯の冷徹 第7話
『「男と女の衆合地獄」「地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方」』
≪あらすじ≫
「男と女の衆合地獄」
洗い場で、各地獄から集められた獄卒達の洗濯物を洗う新人獄卒達。
洗っても洗っても減らない洗濯物の山を前に、唐瓜と茄子は手分けして作業する事にしたものの、
衆合地獄の洗濯物はオシャレ着が多く、手間がかかるばかりで、なかなか終わらない。
次々と洗い終わって片づけを始める同期達。
洗濯物を干すのに飽きた茄子が、ボヤく唐瓜に、思いついたばかりの一発芸を披露するが!
「地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方」
「この鏡を見よ!」。
裁判中の閻魔大王が、この期に及んで言い逃れようとあがく亡者に、閻魔殿の法廷に置かれた鏡を指し示す。
「浄玻璃鏡」は、あらゆる亡者の現世での行いを映す、いわば超高性能監視カメラ。
目の前に映し出された過去の自分の悪業を見た亡者は、たちどころに白状し罪を認める。
そんないつもの裁判風景の後、閻魔大王が疲れた体をほぐそうと腰をひねった瞬間、
とんでもない激痛が襲いかかる!
(公式HP ストーリー 第6話より抜粋)
≪感想≫
◆不倫は男がするものか
今回、最大の気になったところはそこだった。性犯罪者とかそういうのが集められる地獄がAパートのテーマだったわけだけど、そこで鬼灯が「世相を反映した」といったのは女性の獄卒が、いわゆる刑を執行する執行官として数を増やしてきた、という話だった。
いやいや、ちょっと待ってくれ、と。
確かにそういった犯罪=男という図式が多くの人たちの頭の中に出来あがっているし、実際に統計を取ってみればたぶん男の方が多いとは思うのだが、それは本当にイコールなのだろうか、と。
男尊女卑の時代を経て、男女平等がもう十数年、いやもしかしたらそれより前から数十年前から謳われてきた。もちろんまだまだ女性が社会の中で不平等を受けていることもあるだろう。法律や慣習などはまだまだ男尊女卑の時代だった頃のものが平然と使われている国でもあるわけだし。
しかし、その一方で女性の社会進出はそれだけ女性が犯罪の被害者から加害者に加担しているケースだって増やしているはずだ。今まで「女性の幸せは結婚して、家庭に入って、子供を産んで、家を守ること」と先入観を押し付けられてきて無念だった方々も多かったかもしれない。それだけ女性は社会との関わり合いを男性よりも断絶されてきたのだろう。
でも、その半面にそれで女性=犯罪の構図はなかなか生まれなかった。家庭に入って社会と距離を置いているのだから当たり前と言えば当たり前なのか。それ故に、女性が犯罪に加担していると「悪女」「魔性の女」などと呼ばれたりもしたわけだが、ならその女性が社会に多く進出し、男女平等になれば当然それは犯罪面でも同じことが言えないのか。
一時期、女性による痴漢冤罪も問題となった。この冤罪がなぜ起きるのかと言えば、「女性はか弱く、犯罪において加害者になることは少ない」という先入観によって、駅関係者や周囲の人がその冤罪を真実だと信じ込んでしまうことも一因にあるのではないか。もちろん全ての女性がこうではなく、本当にごく一部の――同じ女性からしても「一緒にして欲しくない」と思うような性別関係なく人間のクズのせいでこうなっているわけだが、その一方で男女平等を謳いながら、今もなお自らの社会的な先入観を利用するようなクズがいるのも事実だ。
まぁ、男性に同じようなことが言えないかと言えばそんなことはないのでお互い様なところもないわけではないのだけどね。
何が言いたいかというと、女性専用車両があるなら男性専用車両があっても良いと(笑 いや、今はそうでもないけど満員電車とか乗ると男の方が結構無駄に意識するよ。荷物置いて両手挙げて吊革につかまったりとか(苦笑
いやいや、本当にいいたいことはそうじゃなくて、本当の意味での「男女平等ってなんだろう」と思ったということなんだよね。そして、それが本当に男性・女性にとっても、社会にとっても良いことなんだろうかということ。男と女は身体の構造も違うし、それに起因する能力差もある。その能力差を「不平等」といっても仕方ないのではないか。
本当に私たちが成すべきは「男女平等」じゃなくて「人間みな平等」のはずだと思うんだよね、と。
それにしてもBパートは予定調和過ぎて笑ったw サルもまさかあんな経歴を持ってたとはwww
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