ログ・ホライズン 第20話
『契約』
≪あらすじ≫
みずからの正体が大地人であることを隠し、五十鈴やトウヤ、ミノリらと戦闘に臨んだルンデルハウスだが、ダイアウルフを撃退した代償に致命傷を負う。大地人であるルンデルハウスは、このままでは命を失い、よみがえることはない…。ミノリからの悲痛なSOSを受けたシロエは、グリフォンを駆り、チョウシの町へ急行する。はたして、ルンデルハウスの消えゆく魂のゆくえは…!?
(公式HP これまでのストーリー 第20話より抜粋)
≪感想≫
◆筆写士スキルがもたらすもの
どのように「死」が回避できないルンデルハウスを対応するのか、というのが作品にとっても大きな見どころだった今回。まずは、シロエによる「死」の概念の分析が良かった。もしかしたら私が見逃した話の時にやったのかもしれないが、「魂魄」の概念をゲームにおける「HP」と「MP」に分類するところから始まり、ルンデルハウスの現状から「死」の概念を応用して救命措置を施そうとするところは、シロエらしさが出て面白かったところ。
また、シロエの語る「冒険者」とは何か、という叱咤激励も良かった。クールで「腹黒メガネ」と言われる彼だが、彼には彼で「冒険者」としての矜持と誇りがある。ルンデルハウスの行為は確かに冒険者に匹敵するものだったかもしれないし、冒険者になりたいと大地人ながら努力した姿も称賛に値するものだったのかもしれないが、土壇場の瀬戸際での諦めの悪さがまだまだ足りなかったようだ。
あの場面で颯爽と登場し、ルンデルハウスやミノリたちに敢えて厳しい言葉や態度で臨むシロエは、ゲーム時代でいうならば「先輩冒険者」であり、今のエルダーテイルの世界で言えば「ギルドマスター」なのだろう。
その一方で、シロエがもたらしたものは計り知れない。筆写のスキルによる契約書の履行。それによってルンデルハウスがサブ職業ながら冒険者として転生(?)出来てしまった意味はあまりに大きい。
これの持つ意味は、前述のように計り知れない。
成立することさえ出来れば、高い筆者スキルと素材によって成された契約は神に等しい万能さを得る“かも”しれないのだ。とりあえず、大地人の冒険者への転生が出来た。なら逆も可能か、と言われるとそれは難しいかもしれないが、おそらくその「契約」の応用は多岐にわたるだろう。
ある意味で、この契約は強制(ギアス)に匹敵する力だ。
契約になされたものは、どういう理屈かは分からないが世界がそれをある種の「ルール」として認識し強制力を持つ。変な話、この技能を使えば一国一城の主になることだって本気で夢ではない。
まぁ、そうはいってもシロエは周囲(円卓会議や他のギルドメンバー含め)にその事実を知らせるつもりはないようだし、しばらくは本当にギリギリのところでのみ使う奥の手・切り札になるのだろうけど、この存在が後々、作品にとっての足枷にならないことを祈るばかりである(まぁ、残り話数を考えればそういうことがあったとしても、第二期以降だろうけど)。
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