2014年アニメアウォーズ!
2014年12月30日20時投稿
例年のごとく、「おちゃつのちょっとマイルドなBlog」のおちゃつさんからお誘いを受け、同Blogで開催されている「2014年アニメアウォーズ!」に参加させていただきます。
以下、項目です。
~2014年アニメアウォーズ~
・最優秀作品
・特別賞 (捨てがたいもの、大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
・ED部門 (同上)
今年も「OVA・劇場部門」、キャラクター部門に関しては「人外部門」を追加、さらに五分や十分の短編アニメの急造に合わせて「短編アニメ部門」も追加設立していますw
また、受賞作のほかに次点作品を1つ~2つ追加でそれぞれ挙げています。
さてはて、今年の結果は…?
最優秀作品
『ご注文はうさぎですか?』
(公式ホームページ)
今年ほど最優秀作品に悩んだ年はたぶんなかった。というのも、まず数字的な評価で跳び抜けた作品はなかった。SやS+がトップ(例年は一本か二本はSSランクがあったが今年はなかった)。個人的にも推したい作品がこれといってなかった。
というわけで最後まで悩んだのだけど、『ごちうさ』かなぁと思って今年はこの作品を選ばせてもらった。
ネット上では「ごちうさ難民」とも言われるほどの状態だったことや、やっぱり日常系でヒロインたちが可愛いという作品の中では一つ頭抜けていた感じもするし、作品としてもとても安定して毎週楽しめた印象の強さが最後の決め手となった。ここ数年、私としては趣向が変わって日常系のアニメがどちらかといえば好みとなったのだけど、それにばっちりはまっていた。
なによりリゼとか可愛いよね、リゼ(笑
次点は『月刊少女野崎くん』(公式ホームページ)を推したい。
特別賞
『ウィッチクラフトワークス』
(公式ホームページ))
何をもって「特別」なのかといえば、やっぱり炎の描写だと思う。この作品は炎の魔女と呼ばれるヒロインがいたわけだが彼女が使う炎の描写が素晴らしかった。
「炎」なんていうのはファンタジー系や異能系の作品では定番の能力ではあるが、定番だからこそそれをどう描けるかというのは大きなハードルだったと思うんだよね。
これをいかに迫力があり、「炎(火)」の怖さを画面上でも感じられるようにしつつも、「燃える」ということのある種の幻想美を両立させることが出来るか。
そういう部分を完璧にクリアしたのは『ウィッチクラフトワークス』だったのかな、と。これで主人公がまともでストーリーが良ければ最優秀賞に推して良かったのだが(笑
次点は特になし。
劇場・OVA部門
『機動戦士ガンダムUC』
(公式ホームページ)
やっぱり、なんだかんだで今年ちゃんと最高峰のクオリティで完結した、というのが大きな要因かなと思った。『UC』シリーズの劇場公開及びOVAによる発売というのは、一つ大きな起爆剤だったとも思っている。
非宇宙世紀シリーズにおけるTVシリーズは盛り上がりに波があるほか、宇宙世紀ではないというだけで毛嫌いするガンダムファンもいないわけではなく、正当な評価を受けるまでに長い年月を要することも珍しくない。そうした中、『00』『AGE』と来ていた流れの中で、宇宙世紀の――それも人気の高い逆襲のシャア前後の年代を舞台にした作品を、これだけのクオリティで仕上げられたということは、やっぱりガンダムファンにとっては大きな成果のように思えてならないし、ビジネススタイルとしてもこのスタイルで十分にやっていくことが出来るとバンダイやサンライズらが知れたのも大きな収穫だったのかもしれない。
次点は無し。
短編アニメ部門
『ヤマノススメ セカンドシーズン』
(公式ホームページ)
まぁ、なんだかんだ言っても今年の短編アニメの雄は、この作品だったと思う。近年では15分の短編アニメだからといって低予算とは限らず、短い時間だからこそ高いクオリティの作品を仕上げてくるところも少なくないが、『ヤマノススメ』シリーズは正しくその最前線にいると言ってもいいと思う。
ストーリー的には逆に十分過ぎる尺が仇になってしまった感じも否めなかったが、十分2クール楽しめた。
次点は『旦那が何を言っているかわからない件』(公式ホームページ)。第二期も決まっているので、来年四月からの第二期も期待。
最優秀キャラクター
男性キャラクター部門
『シロエ』
(『ログ・ホライズン』より)
3月までと、10月からと年二回に渡って腹黒メガネの異名と共に主人公として十分な働きをしたシロエがやはり今年のこの部門は相応しいのではないかと思った。
スペック的には伝説的プレイヤーでチートなのだけど、精神的にはまだまだ成長の余地あり。シロエ自身が中高生といった若者ではなく、大学院生とある程度、年齢のいっている主人公ということもあって成長の仕方や窮地に陥った時の対応などが青臭くなかったところも良かったところ。
次点は『津田タカトシ』(『生徒会役員共*』』より)。彼のツッコミあってこその作品w 春先にはOVD付の原作がまた出るし、しばらくしたらまたTVシリーズでの続編も期待したい。
最優秀キャラクター
女性キャラクター部門
『マリーダ・クルス』
(『機動戦士ガンダムUC』より)
正直なところ、今年は優秀なヒロインが多かった方だと思うんだよね。でも、その分突出した「このキャラ!」っていうのが正直いなかったとも思っている。みんなで平均点が優秀だけど、だからこそそこからさらに飛び抜けたヒロイン・あるいは女性キャラというのが見えなかった。
そんな中で私が推すとしたら、マリーダかな、と。ヒロイン……なんだけど、ヒロイン以上に「女性キャラクター」という部分で彼女の存在の大きさってやっぱり『UC』という作品において重要な位置づけだったと思う。それこそ、バナージからすればヒロインだったミネバと同じか、それ以上かなと。
次点は、『リゼ』。(『ご注文はうさぎですか?』』より)。完全に個人的な趣味です、はいw
最優秀キャラクター
人外キャラクター部門
『モッフル』
(『甘城ブリリアントパーク』より)
まぁ、これに関しては存在感が桁違いだからね。もちろん、モッフルだけじゃなくティラミーたちもそうなんだけどね。こればっかりは仕方ない。今年の人外部門はもうコイツらだろ。
次点は『ティッピー』(『ご注文はうさぎですか?』』より)。
最優秀オープニング
テーマソング部門
『最強レジェンドDYAS』
(『生徒会役員共*』オープニングテーマより)
OPとしてのノリ、中毒性、アニメーションとの親和性などを見た時に一番総合的に良かったと思う。アニソンとして考えた時に中毒性とか、ノリって(もちろん作品がどういう作品なのかにもよるが)大切なことなんだということを再確認出来たOPだった。
次点は『君じゃなきゃダメみたい』(『月刊少女野崎くん』オープニングテーマより)。良いテンポで刻まれるサビの部分の良さやOP演出の良さは『生徒会』にも負けていない。
最優秀エンディング
テーマソング部門
『ウラオモテ・フォーチュン』
(『月刊少女野崎くん』エンディングテーマより)
OP部門では次点だった『月刊少女野崎くん』だったが、ED部門では見事最優秀の座に。それくらいこの作品、楽曲面では本当に優秀で印象に残るアニソンを作るのが上手かった。
次点は『ほっぴんジャンプ♪』(『ご注文はうさぎですか?』』エンディングテーマより)。『まっしろわーるど』(『未確認で進行形』エンディングテーマより)
ED部門は割と悩んだ。次点である曲は正直どれが最優秀でも良かったような気がするほど。
総評
2014年のアニメ、世間一般からすると『妖怪ウォッチ』とか『アナ雪』とかが大ヒットした一年だったのだろうが、深夜アニメがメインの私からするとあんまり関係ない(笑
深夜アニメ的に言うならば、今年はとても優等生な作品が比較的多かった、という印象だ。もちろん1クールに1本か2本くらい「うわぁ」と思ってしまうような作品もあるにはあるのだが、基本的にはどの作品もここ五年から十年のアニメ界における集大成と言わんばかりに優等生的な総合力のある作品が揃っていた気がする。
なので私の記事でもB+とかAランクとかが比較的割合としては多かったのかな、と。でも、その割にそこから飛び抜けてSSランクとかSランクが少なかった。特に年間を通じて私の中でSSランクの作品が一本もなかったのは、2006年のブログ開設から初めてのことだった(もちろん、私の評価の仕方や価値観も年々変化しているということもあるのだろうが)。
かといって前述のように不作だったかというと必ずしもそうではなく、どれもこれも「そこそこ良かった」のだが、そこからさらに一歩飛び越えるような作品には出会えなかった。
今回の受賞において自分で評価し自分で記事を作ったわけだけど、見返した時に思ったのは『野崎くん』や『ごちうさ』の名前の多いことw まぁ、それだけその作品に私は感銘を受けたり、楽しんだり、入れ込んだりしたということなんだとは思うが、面白いのはこの二作品がどちらも日常系コメディと言う点だろう。私の今の趣向は正しくこういう作品なんだろうな、と妙に実感してしまった。
さて、全体的に観ればジャンルで言えばロボット物、特にガンダム系がやはり今年は多かった。『ビルドファイターズ』シリーズは3月まで第一期、10月から第二期がスタートし、さらに10月からは『Gレコ』が始まり、7月には『機動戦士ガンダムUC』が完結した。ガンダムだけではなくここ数年のロボット熱は今年も健在だったが、ガンダム以外の作品においてはややこじんまりとしたというか、ストーリー面での苦しさから脱却し切れていないのが勿体なかったが。
来年は「これだ!」と思えるようなアニメと出会えることを願いたい。それは別に奇をてらったストーリーや設定の作品ということではない。堅実に、ほのぼのと日常を描いた作品でもちゃんと日常を描けていればそれはたぶんSランクやSSランクに値するものが出来上がると思う。
むしろ、ここ数年は奇をてらったアニメほど、私の中では躓いている印象がある。奇をてらう必要なんかない。奇抜な展開なんていらない。堅実だけど、確実に楽しめる作品を来年こそ望みたい。
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NoTitle
面白い企画ですねー♪
私も時間があったらやってみます。