ウィッチクラフトワークス 第2話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ウィッチクラフトワークス]
『多華宮君と魔女達の思惑』
≪あらすじ≫
学校一の有名人・火々里綾火は、自身を護ることを使命とする魔女だった――そんな衝撃の事実が発覚して以来、仄は様々な事件に巻き込まれていく。その理由に見当が付かなかった仄だが、たんぽぽたち『塔の魔女』と綾火の戦闘の中で、自分の体内にある「白いアレ」が狙われているのを知る。仄は綾火に「白いアレ」の正体とそれを狙う魔女たちの存在を問いただす一方で、綾火を護るための力を身に付けようと、彼女への弟子入りを志願する。
(公式HP ストーリー 第2話より抜粋)
≪感想≫
綾 火 が 強 い
いやー、序盤でチートキャラw 攻撃だけでなく防御もほぼ完璧で、離れた相手との傷の取替も出来て回復力もそれなり、と。こう言うキャラを主人公ではなくヒロインに据えて、その上でそのヒロインが主人公に対して一途な点がこの作品をこの作品たらしめている要因か、と再認識した。
一方で仄は立ち回りがキツそうなキャラ。相変わらず綾火たちの言うことを鵜呑みにしてはいるが、もっと聞くべきところはあっただろう。自分をいつから護っているとか、どうして自分の中に「白いアレ」というものがあるのが分かったのかとか、その「白いアレ」というのはどういうものなのかとか。
それらをすっ飛ばしてまさか2話目でいきなり「魔法教えて」「弟子にして」と言い出すとは思わなかった。OPを観る限り、いつかはそういう展開になるのかと覚悟はしていたが予想以上に早い。
正直、私は主人公がその手の才能に溢れていて勧誘されるとかのケースを除いてこういう展開はあまり好ましいと思っていない。
変な話、やっぱり「餅は餅屋」なわけだ。
彼が今から魔法を教わって何がしたいのか。おそらく「せめて自分の身くらいは自分で」とか考えているのだろうが、今から習得して素人に毛が生えたレベルでは、専門家である工房の魔女にも塔の魔女にも太刀打ちできないだろう(いや、分からないよ。この世界の魔法の設定と、仄の中の「白いアレ」次第では太刀打ちできてしまうのかもしれないけど)。
それなら物語として彼には彼のポジションを与えるべきなのに、それができないからと安易に綾火などと同じ「魔法」という舞台に上げてしまう展開は褒められたものではない(と私は感じている)。それが果たして良いことなのか、悪いことなのかというのは終わってみないと分からないけど、今のところそれが少なくともプラスに働くとは思えない。
じゃあどうすればよかったのかといえば、例えばだけど今回仄は何か知らないが木彫りを趣味にしているほど創作に対するセンスや手先の器用さがあるように見えた。なら、彼は綾火が戦うための武器や防具を造るセンスが実はあってそっち方面で頑張るとかさ。
直接戦わなくても関わる方法はある。確かにその方法は“映えない”のでとても難しいのだが、そうはいってもあまりにも安易な方向に流れてしまったと感じた。
一番の不安は、ここまで綾火や他の魔女たちそれぞれ「専門家」同士だからこそのド派手なバトル(それこそ実は綾火はずっと派手過ぎる破壊活動で叱られていたほどw)が仄が魔法使い化することで派手さを失うのではないか、ということだ。
こう言う指摘をしているように、正直ストーリー面であまり期待は出来そうにない。強いていえば、綾火の一途さを上手く使ったラブコメ系の展開になった時くらいはちょっと期待出来そう、と言う程度。ならどうしてこの作品を視聴するのかと言えば、私の中では綾火の圧倒的な強さとそれを描写する(炎の魔法を中心とした)バトル演出に惚れたから。
1話の感想でも書いたけど、炎の使い手がちゃんと強い作品が私は好きだ。人の生活を大きく変化させ、今も変化させられる「火(炎)」が持つポテンシャルと言うかエネルギーと言うかそういうものは、私たちの想像以上のもののはずなのに、それがいざ魔法やら異能やらになると(ありきたりなせいもあって)陳腐に扱われがち。
その中で、綾火が無双の如き強さを発揮する点と、それをそう強く視聴者に感じさせる点を私は高く評価している。だからこそ「仄」という主人公はそれに水を差しかねない危険な存在なのだ。1話でもだいぶ言動が不安定と言うか突発的な部分が強かった仄。彼の立ち回りや言動次第でこの作品は途端につまらなくなるだろう。そんなキャラが主人公をやっている、それがこの作品における最大の不安要素だと思う。
さて、何度か触れているが物語面での不安要素は多い。それでも「工房の魔女」と「塔の魔女」と勢力を分かりやすく大別した設定が巧く働いてくれたおかげでこの手の作品の中ではかなり観やすい部類かな、と思う。
バトル要素も、いきなりEDの再現とかwww
火あぶりの刑は笑ったw しかし戦っても綾火の魔法で結局誰一人死んでいない。それが何らかの理由があるのかは分からないが、仄を守るなら少なくとも戦略的撤退なんて出来ないほどギタギタに痛めつけて殺害まではいかなくとも、向こう数か月はまともに襲って来れないほどの物理的・精神的ダメージを与えて当然なのにそれがない、というのが腑に落ちない。特に今回、デパートで遭遇した敵なんてあんな緩い速度で撤退していったのに見逃したし……。
何か意図があるのかもしれないが、視聴者としてはモヤモヤが残る展開にしかならないので「タネ」があるなら早めに明かすなり、対処が必要に思う。
とりあえず2話も楽しめたのでカテゴリー化。一応、よほど途中で変な展開にならない限り今期の新番は『生徒会役員共*』と本作を新しく個別感想で書いていくつもり。
次回予告を観た限り3話もたぶん大丈夫なので、中盤と、あとはどうやってこのアニメ版に落とし所をつけるか、というところか。
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