ガンダム雑記「いろいろと年が明けて見直した」
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムシリーズ]
プロトゼロとか、DestinyのHDリマスターとかそんな話してます。
興味のある方だけ追記からどうぞ。
「ウイングガンダムプロトゼロ」
たぶん私の中で一番見直したのはコイツだと思う。いや、年が明けてから書店で主にMGが発売されると特集本として「ガンダムウェポンズ」という本が出されることがあるんだけど、プロトゼロも昨年末に出てたらしい。正確にはプロトゼロ含めて、MGでウイングを始め、デスサイズ・ヘビーアームズ・サンドロック・シェンロンのそれぞれEWアーリーモデルがMG化されたことを総まとめにしてこのタイミングだったのだろうけど。
この中でのプロトゼロの作例が良くて見直した。発表があってからずっと「カトキとバンダイめ、要らんリデザインしやがって。普通にTV版で出せよ」と思っていたし、だからこそ何があっても絶対にコイツだけは買うまいと思っていた。1/144でTV版が出るからそれで我慢するか、と。
確かにTV版のゼロとしては今も受け入れられていないけど、コイツをEW版のゼロと同じカラーリングにして観るとあら不思議……カッコいい(笑 これならアリだな、と。EWのカラーリングを全体的に力強く太ましいTV版ゼロにやっても違和感があるだけだろうけど、プロトゼロならそれも良く合う。
これはやられた、と思った。コレやられたら買って自分でもやりたくなる。
あとはこのムック本、MGトールギスを流用したヴァイエイトとメリクリウスの作例やEW版トールギスをTV版にする作例なんかもあったりしてWファンなら手にして損はない。私も欲しかったが、あいにく持ち合せがなかったので(苦笑 惜しむべきは、先のプロトゼロのカラーチェンジ作例が二つあったのだが、それがどっちもEWゼロカラーへのリタッチとネタが重なったことか。
ちなみにテレ玉でW本編が再放送開始。観たい人で観れる地域の人は木曜深夜なのでチェックして観て下さい。
「キラ・ヤマトとストライク」
年が明けてMXで一発目のDestinyのHDリマスターは、「天空のキラ」だった。ストフリの初登場回と言った方が良いか。そこでのオオトリ装備のルージュ……だけどPS装甲はストライクカラーの活躍が凄かった。凄過ぎて後から出てきたストフリの存在感がなかったくらい(笑
というか、ストライク(ルージュ)のダイナミックな戦闘に圧倒された。もちろん年月が経ってのリメイク・リマスターなのだから改善されていて当たり前なんだけど、それらを差し引いてもその凄さはガンダムファンなら「『SEED』かぁ」と敬遠せずに観ておくべき(どうせ数分で終わりだからw)。
しかし、これを観ていて思ったのは改めて「キラ・ヤマト」というキャラクターに不殺の信念を与えたことの失敗だった。それは思想とか信念とかではなくて、もっと別の角度から「アニメーションと言うエンターテイメント」において、だ。
このストライクのシーン、ストライクが壊されることを前提に作っていることもあって装備を消耗しながら戦う姿はある種の美学と、ダイナミックさがあった。オオトリを犠牲にしてエターナルを守ったり、対艦刀を投げて敵を破壊したり。思えばこれだけの戦闘シーンが、果たしてフリーダムやストライクフリーダムにあっただろうか? 否、出来ただろうか?
そう考えると、たぶん出来ないんだよね。いや、『SEED』時代のフリーダムならあるいは出来たかもしれない(実際、三バカと戦っている時、彼らに壊されながら戦うシーンもあったし)。
でも、『Destiny』だとそれは出来ない。なぜなら、フリーダム、強いてはそれを通してそこに乗るキラがある意味で神格化してしまったからだ。それは彼が不殺という戦い方をするからであり、同時にさまざまな要因から「バンク」とも呼ばれる同一シーンの使い回しが多用されてしまったからでもある。
つまるところ、フリーダム以降のキラは不殺を基本的に心がけるようになった。そして別の角度から観るとそんな彼が不殺をするバンクシーンを多用してしまった。
この二つから結果的に、キラ・ヤマトの不殺回数が無駄に数を増やし、同時にフリーダムやストライクフリーダムの戦闘シーンはストライク時代に比べて驚くほど単調なものが増えてしまった。そうなった時、そんな戦闘シーンにダイナミックさや派手さがあるかといえば、それはNOだろう。
キラが不殺でなければバンクシーンが減ってもっとダイナミックな戦闘シーンが増えたかと言えば、それも一概にYESとは言い難い。けれど、もし不殺でなかったなら攻撃方法はもっとバリエーションに富んでいただろうし、少なくともハイマットフルバーストとブーストダッシュ斬りのバンクだけが多用されることにはならなかったんじゃないか、と。
そういった部分を感じたHDリマスターだった。
「EXVSFBのPS3版」
なんかVSシリーズもこんなところまで来たか、という感じ。とにかく課金、有料DL、課金、有料DL。いや、課金が絶対悪だとは思わないよ。けどね、なんていうかイマイチ感が強い。
ひと昔前のVSシリーズの移植は結構好きだったんだけどね。特に『連ザ』系は家庭版ならではの新要素や取り組みが多かったし、原作にはないキャラ同士の掛け合いもあったりと完成度が高かった気がする。それが今じゃ、アレだからねぇ。
Ex-Sも完全初回特典になって、前作みたいに一定期間後も有料DLで手に入るわけじゃないらしい。これはEx-Sのプレミア度を高めるというよりも、単純に予約本数が想定以上に少なかったからこうやってユーザーに拍車をかけて初動を伸ばそうとしているだけにしか見えないし。
VSシリーズはどこへ向かうのかね。
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