[終]蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 第12話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-]
『航路を拓く力』
≪あらすじ≫
マヤを含む自らの艦隊全てを取り込んで異形化を遂げたコンゴウは、超出力の超重砲を軸とした圧倒的な火力でイオナたちを追い詰める。すでにその行動は暴走の域に及んでおり、アメリカ担当の“霧”すらも倒してしまうほど。
このまま行けば、コンゴウは自壊する
それを止めるべく、イオナは自ら説得に行くと言いだして――
≪感想≫
あれ、これ戦艦バトルモノだよね?
なんか、正直今期の最終話の中でも結構酷いレベルだと思う。最終話前から酷かった作品が最終話“も”酷いのは多々あったけど、最終話まで頑張っていたのに最終話でダメにしたのは『アルペジオ』くらいかなぁ。結構アニメオリジナルの展開だったらしいんだけど、やっぱり原作が終わっていないから落とし所で迷走したのか。岸監督には荷が勝ちすぎたということだ(ホント、『P4』やっている時は良い監督だと思ったんだけどなぁ)。
冒頭でも書いたように戦艦でのバトル要素はなくて、イオナとコンゴウによるメンタルモデルバトルがメイン。え、これってこの作品を三カ月観てきた誰にとって得する展開と結末なの? イオナの押し付けがましい“理解”を強要する姿勢も最悪だし、その相手が群像ならまだしもコンゴウって……。。
もちろん、「理解しようとする」姿勢は大切だ。しかし、だからと言って100%全ての人が理解し合えるわけじゃない。言葉を尽くしても、互いに互いを理解しようと心を砕いても、理解出来ない人間だって大勢いる。それが「人間」なんだ。それでも理解出来なくても、「理解出来ない=相手を抹消する」のではなくてどこかで妥協点を見つけて「巧くやっていく」のが人間なんだよね。
結果だけ見れば確かにイオナとコンゴウは、互いに互いを消滅し合うようなことはなくなって互いに存在している。けど、その過程は「理解出来ないけど共存し合う」のではなく、「押し付けがましい善意という名の悪意の限りによる強要」ではただの茶番劇にすらならない……。
あとは振動弾頭かな。巧く届けられてアメリカでも英雄扱い。それは良い。でも、それがイコール世界に風穴をあけるようなモノになり得るかというと、それはまだ未知数なんだよね。理論上、“霧”に侵食弾頭以上の効果があるってだけで、それによって霧との戦線に変化があったと語られたわけでもなければ、何か進展があったわけでもない。
なのに群像が「やってやったぜ」みたいなドヤ顔で語られても、気が早いとしか思えない。絵にかいた餅は所詮絵に描いた餅でしかないんだが。
とりあえず、最終話でずっこけて勿体ない。
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Comment
>匿名希望さん
私は一度も「艦隊バトル」なんて書いてません。「戦艦バトル」とは書いていますけど。これは断言します、だって記事書いててつい「艦隊バトル」と書いたところで「あれ? この作品、艦隊戦してなくね?」と思い直して、記事にする時には全部修正してからアップしてますからw
生身(?)バトルはあれはあれでCGアニメの可能性を見た気がします。必要かどうかは別として。
>匿名希望さん
生身のバトルはアニメ業界全体で見ればCGキャラによるバトル演出の可能性を見せてくれたという評価は出来そうです。おっしゃられるように、それがこの作品に「必要かどうか」はまた別ですけどね。
NoTitle
というか、この12話通して戦艦バトルなんて何回出てきたことやら…
>匿名希望さん
あれだけ戦艦で戦っておいて、戦艦バトル物じゃないとは言えないでしょうよ。なに? 誰か――というか、原作者が「戦艦バトル」って言わなかったら戦艦乗って戦ってても戦艦バトルとは言わないの? それは失礼しました。
あと戦艦バトルが何回あった?って言われたけど、半分以上あったと思うよ。観てないの? ちなみに「戦艦バトル」だからね。「戦艦vs戦艦」なんて一言もいってないからね。
まぁ、なんというかこんな年末にまで挙げ足取りのコメントしてるんだから、ホント御苦労さま。
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