地獄少女 二籠 第2話
地獄少女 二籠 第2話「うたかた」
<あらすじ>
妹・菫(すみれ)が行方不明になり、毎日のようにビラ配りをしている倉吉弥生(くらよし・やよい)。無視されたり、からかわれたりしながらも、両親と共にビラを配り続ける弥生だが、彼女は別の不可思議な想いを抱えていた。
時折訪れる水面のイメージ。水泡が底から水面へ向けて上がっていくところで切れてしまい、絶対に浮き上がるところまで至らない不思議なイメージは日に日に彼女の心で占めるウェイトが大きくなっていく。
そんなある日の深夜、弥生は菫の部屋からイメージが発せられているように感じて、菫の部屋へと向かう。無論、そこにはイメージを発するような何かも無ければ、菫がいるわけでもない。机の上に放置されたままとなっているノートPC。が、それが突然起動。弥生の意識はそこで途切れた。
「呼んだ?」
次に弥生が意識を取り戻した時、背後にいたのは閻魔あいだった。
続きはOPENからどうぞ。
<あらすじ・ネタバレ>
突然現れたあいに驚く弥生。しかも、弥生は何も知らない内に地獄通信にアクセスしていたため、あいの正体についても知る由が無い。
今夜のところは、あいが「本人の依頼じゃない」と言うことでキャンセルに。しかし、弥生の様子が気になる一目連はこの日から、興味を抱いた彼女を監視することにした。そんな一目連の姿を見て、輪入道・骨女も動く。
輪入道と骨女は妹である菫の居場所を探索することに。あいの力を借りて2人は、菫の居場所―――死体の遺棄された場所とそこに至る経緯を知る。その日、姉妹で出かけた帰りに降り続く雪のためタクシーを使うか否かで喧嘩となった。弥生は使わないことを訴え、菫は使うことをせがんだ。その場で別れることとなった2人。菫が襲われたのはその直後のことだった。
「あれじゃ、怨みも残るはずだわ」
このようなことに慣れているはずの骨女を以ってしてそういわせる結末だった。
また、弥生も弥生で、あいと出会ったことを契機に地獄通信の存在を知り、本格的に水面のイメージが菫からのメッセージだと思い始める。妹の怨みを晴らしたいと思い、地獄通信にアクセスしようとするも、その思いが怨みと言うより後悔に近い念であることから中々接続出来ず、しまいには諦めてしまう。
ある日、自分にしか聞こえない菫のメッセージに、ビラ配りから逃げ出す弥生。辿り着いたのは噴水のある公園だった。そこで弥生は何を想ったか、噴水のその身を投じる。冷たい、暗い、そんな菫から送られてくるメッセージを感じた弥生は、とうとう菫の置かれている状況とその顛末を知る。
その晩、とうとう地獄通信との接続に成功した。
「人を呪わば穴二つ。相手を地獄に送る代わりにあなたには代償を払ってもらう。あなたが死んだら、あなたの魂も地獄に行くことになるわ」
あいから藁人形の意味を聞かされる弥生。そこでようやく菫がなぜ自分にしかメッセージを発しないのか、なぜ地獄通信を使おうとさせたのか理解した。
「だから私だったのね」
弥生は少しの躊躇いも振り払って、青い藁人形となった一目連の紐を解いた。
菫を湖の底へと沈めた犯人は、今日も車で獲物を探していた。少女に扮したあいに声をかける犯人。あいがそれを無視すると、犯人はアクセルを全開にするが、途端車は湖の底へと落下していた。
水攻めを経て、能を演じるあいや一目連の前に連れ出される犯人。真偽を問う一目連に認めようとしない犯人に対して、あいは容赦なく言い放った。
「いっぺん、死んでみる?」
船の上。菫の服で拘束された犯人の身体は水で膨れ上がっていた。それは湖の底に沈められた菫の怨念のようで、犯人の身体を次々と突き破りながら、あいは犯人を地獄へと流した。
全てが終わった。それでも倉吉一家はビラ配りを辞めない。何も知らない両親はもちろん、弥生も......。その胸に、将来地獄へ流されることを決められた刻印を残したままで。
<感想>
救われねぇー・゚・(ノд`)・゚・ 救われなさ過ぎる。あれ、地獄少女ってこんなに救われないアニメだったっけ、って想うほど。
姉の弥生はあの決断で救われたのだろうか? と言うか絶対に救われて無いし。ラストの元気にビラ配りをしているところを見ると、何か吹っ切れたような感じもするけど。色々巻き込まれて、自分の死後の行く末まで決めるようにしながら、それでもああいう最後だったから救われないと想った。せめて、妹が発見されるような展開になってればね。
で、その妹。弥生が「だから私だったのね」と言うように、妹が本当に怨んでいたのは犯人であり、そして喧嘩をした姉の弥生だったと言うこと。姉が妹を想って今も頑張る姿とは裏腹に、妹はタクシーを使わせてくれなかった姉を怨み、犯人と姉の両方が地獄に落ちられる方法として地獄通信を利用しようとした(実際、利用したのだけど)。
こうして観てみると、外道なのって犯人もそうだけど、割と妹も外道だよね、って。タクシーなんて贅沢なものを使おうとすれば、そりゃあまともな金銭感覚がある人と衝突するのは、まぁ相応のこと。それで喧嘩相手を逆恨みじゃ、ますます姉は救われねぇ(つД`)
次回は「愛しのけいちゃん」。なんか、すごいタイトルだ( ̄∇ ̄;)
<MVC>
倉吉弥生
まぁ、救われない姿に同情した部分もありますが、それを主役陣を喰う勢いで表現してくれた桑島法子さん。私が愛してやまない(?)法子さんが演じているだけあって、さすがに臨場感が凄まじい。特に演技力が光るのは、最初と最後のビラ配り。水面のイメージに悩まされていたこともあって覇気がなく、まるでバイトのビラ配りのような感じで「お願いしまーす」と言っているが、最後はハキハキした感じで言っている。
他にも色々ありますけどね。全体的にこの手のキャラクターをやると本当に強いです、法子さんは。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50648758.html
・http://blog.livedoor.jp/kuma_road51/archives/50786637.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50443057.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50733934.html
・http://chalcograhie.blog21.fc2.com/blog-entry-1721.html
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-342.html
・http://futarinoneko.blog61.fc2.com/blog-entry-366.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-768.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-278.html
・http://raitoningu.at.webry.info/200610/article_21.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/10/post_2260.html
・http://yuima.blog6.fc2.com/blog-entry-593.html
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