京騒戯画 第3話
『長男と愉快で科学な仲間』
≪あらすじ≫
《第7章》
実質的に鏡都を管理している鞍馬は、コトに自分たちの母が黒兎であることを教えた。
《第8章》
彼は幼い頃から知的好奇心が強く、発明を手がけ、父に褒められる事を誇りにし、鏡都以外の場所で自分自身の価値を確かめたいと思っていた。
《第9章》
研究所の仲間・ショーコ博士の性格と伏見の素性が明らかになる…
(公式HP ストーリーより抜粋)
≪感想≫
鞍馬の過去篇。
0話でやったことに対する各人や世界観のバックボーンを描いているだけなので、これを「退屈」「テンポが悪い」と評する人もいるかもしれない。とはいえ、時系列順にやったら面白かったかと問われればそうとも思えないので、一長一短だと思う。
そうした中で少しずつ過去篇の中でも明らかになっていくものがある。前回匂わされたコトと先生(稲荷?)との血縁関係だが、今回鞍馬は「(両親のご子息である可能性は)八割」と言っていた。これはほぼ確定とみていいのか、それとも残りの二割の可能性があるのかは分からないけれど。
コトが使っていたハンマーも、ショーコが「返せぇ!」と言ったのは、実はコトがショーコに貸していたのだがなかなかショーコが返さないからコトが無理矢理返却させた結果、といったところなのだろう。
とはいえ、一時的な解析が結果として古都の再来を招くわけだから、ここにも意味はちゃんとあったというわけだ。
戦闘シーンは相変わらずゴチャゴチャしているが勢いがあり、その点は『キルラキル』に似ている。戦闘シーンでの整合性を描くというよりは勢いで乗り切ろうとしている辺りが特に。
その戦闘シーンだが、この作品が戦闘シーンにおいて優れているのはやはり攻撃後の衝撃の伝え方だと思う。『境界の彼方』や『ストライク・ザ・ブラッド』なんかは逆で攻撃している瞬間の伝え方に秀でているタイプ。瞬間瞬間のエフェクトやモーションはカッコいいのだけど、衝撃やインパクトが軽く余韻が軽い。
対してこちらは攻撃命中・回避の瞬間は軽く描いているのであっさりしているが、命中した後が凄い。建物やその屋根の瓦、あるいは人が吹き飛ぶ様子や効果音が良く効いているので重みがある。今回、コトたちが明恵とそうめんを食べているシーンでの爆風描写はまさにその最たる部分の一つと言えるだろう。
これもどっちが良いとはいえない。前者には前者の良さがあり、後者には後者の良さがある。両方兼ね備えていれば最高であり最良かもしれないが、たぶん週一放映のテレビアニメでそれをやったらスタッフが過労死するwww
そういう意味で二者択一をしないといけないなら、「壊れても元に戻る」という世界観を考慮すると本作が後者を選択したのは最適な判断と言えるだろう。元に戻る分だけどれだけド派手に壊しても、その後に支障がないから。逆に言うと『境界の彼方』でこれをやり過ぎるととんでもないことになるわけで、そこは逆に良い意味でコンパクトに纏まっていたはず。
次回『次女と素敵な妖怪達』。さて、次回は次女の過去篇かな。
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