機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 『運命(さだめ)の業火』
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムSEEDDESTINY]
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
スペシャルエディション 『運命(さだめ)の業火』
<あらすじ>
ベルリン攻防戦~オーブ攻防戦(前半)
<感想>
まぁ、素直にもう「アスラン視点での本編再構築」と言う前書きはやめて普通に「普通の総集編」と言ったらいかがなものだろうか? と思う内容でしたね。
内容事態はところどころで新規カットインが入るくらいで、目立った内容の変更は皆無。おまけに例の如く、フリーダム(特にベルリン攻防戦)は全部描き直してるんじゃないのか、と思うくらいカッコよく描かれてました(ただしフリーダム単発に限る。デストロイとか他のMSが混じってくると書き直しが大変だからかほとんどTVシリーズのまま)( ̄∇ ̄;)
辛うじて救われたのは、シンがキラはともかくアスラン撃墜の後にだいぶ苦悩している描写が増えていたこと。ほんと、これだけは救いです。まぁ、付随して言えばデスティニーやインパルスの戦闘シーンもテンポが速く修正されてたり、書き直されたり、構図をいじられたりしていてフリーダム一辺倒にならなくて良かったな、と。
ちなみに納得のいかなかった部分は、相変わらず修正されてませんでした。まず、対デストロイ戦でのハイマットフルバースト。ビームライフルとプラズマ収束ビーム砲がゲシュマイデッヒ・パンツァーで捻じ曲げられるのは理解出来るのですが、実体弾であるレールガンまで捻じ曲げられている描写にはどうしても理解も納得も出来ない(前作ではちゃんとゲシュマイデッヒ・パンツァーを使っていたフォビドゥン戦で、レールガンは捻じ曲げられない描写になっていたし)。
ついでに言えば、対フリーダム戦でエクスカリバー(対艦刀)が突き刺さるシーンも。結局、公式見解だとどうなってるんですかね? PS装甲を先端が実体のエクスカリバーが貫けるはずがない、と当時はかなり色々な掲示板で大論争(と言うか監督批判)になった記憶があるんですが。一定以上の運動エネルギーが加わると実体剣でもPS装甲を貫ける、実は先端までビームが届くように改良されていた、等々諸説はあるんですがね。ちなみに私は前者でなければ別に良いです。前者だとPS装甲の存在意義を疑わなければならなくなるので。でも、映像を観る限り絶対に後者でも無いんですよね( ̄∇ ̄;)
まぁ全体的な総括からすれば、上手く纏まっていて少なくとも前回よりは良かったかな、と。ベルリン攻防戦からオーブ攻防戦までと比較的物語の『山』となる戦闘シーンが連続して配置されていた運もあるかもしれませんが、より『ガンダム』らしく切迫する戦闘がほとんどと言う面白さは確かにありました。
さてはて結局、スペエディはこのペースだと全話テレビで放映されるみたいですね。次はいつになるのか判りませんが、おそらく年末でしょうね(あとは年始深夜とか)。映画化が決定しているSEEDシリーズ。DESTINYのキャラやMSが登場するアニメで、総集編以外(スペエディで総集編やってるわけだし、さすがに無いだろうと。いや、Z三部作みたいに『ラストが違う!』と銘打てば出来ないことは無いが)となるとどうなることやら……。と言うか、映画化されるまで人気は持つのだろうか( ̄∇ ̄;)
- at 20:13
- [特集:ガンダムSEED・SEED Destiny]
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コメント
デストロイの装備であるゲシュマイデッヒ・パンツァーが実弾であるレールガンを弾くのは私も遺憾を感じています。連合ガンダムの十八番であるトランスフェイズ装甲も搭載されているだろうし修正しようとすれば幾らでも出来そうなもんですが・・・。
あと修正されていない点がもう一つ。
フリーダムとインパルスの交戦時に一度ビームライフルを破壊されているのにも関わらず豪雪で逃げ惑う最中のフリーダムの手に何故かビームライフルを所持しています。カメラアイは修正されていたのに(´・ω・`) ショボーン
でも、そんな雑な作りの種が大好きさ☆
ともかく今回は戦闘パートがやはり面白く、新規アフレコで随分見方が変わったのがチラホラとありましたね。全体の作品としての印象でトーンが変わった点でいえばスペエディは成功と言えますけど、やはり本編を作り直しただけで制作費用が無駄のような気がしますけどね。どうせなら制作費をスターゲイザーに回せばいいのに、あちらの方が断然面白いです。
ではでは、ノシ