[新]アウトブレイク・カンパニー 第1話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[アウトブレイク・カンパニー]
『気が付いたら異世界』
≪あらすじ≫
『萌え』ノミクスは吉か、凶か!?
高校中退、いわゆる自宅警備員!
からの~、やっと決まった就職先は、ドラゴンが空飛ぶ異世界だった!
だが生粋のオタクである主人公・加納慎一は困惑するどころか欣喜雀躍、喜色満面。
なぜならその異世界――エルダント帝国は、美幼女の皇帝陛下が君臨し、
メイドとしてハーフエルフの美少女があてがわれ、巨乳の獣耳少女やら
めがねっこ女性自衛官やらが入り乱れる魅惑の世界だったからだ!
慎一の使命は異世界との交易に最適と判断された『オタク文化の伝道』。
アニメにラノベ、漫画にギャルゲー、全てに堪能な慎一は尊敬され、憧れを抱かれ、
思わぬリア充生活が始まる!
『萌え』は世界を変えるのか!? それとも破滅に導くのか!?
(公式HP あらすじより抜粋)
≪感想≫
2013年第4四半期(10-12月期)クールの新番組第5本目。原作は講談社ラノベ文庫のライトノベル。原作未読。
一話の印象はちょっと想像していたものと違って苦笑いが止まらなかった。もっとこう、世界交易というか役柄から考えてもっと知的な主人公を期待していたので、本能剥き出し主人公にはかなり残念。
剥き出しっていうか、なんていうんだろう……。そもそもフィクションなんだから当たり前なんだけど、でも「そんなオタク、この世にいねーよ」って感じが萎えるんだと思う。今どき(?)、人前であんなネットで使う単語を絶叫する奴、いないっしょ。確かにその方が「オタク」っていう個性と言うかキャラクター性は出るのかもしれないけど、この作品を観ているオタクからするとプライドがないって言うか、むしろオタクをバカにしているようにすら見える。
話の導入は、二次創作とかで見かけそうな感じ。オタクな主人公が、ちょっと違う世界ではその知識が重宝され、尊敬を集めて、大してフラグも立てていないし努力もしていないけど美少女たちが周りに集まってハーレム状態、みたいな。
この話を書いた筆者さんがどんな人か分からないが、どことなく書き手の自己満足系のラノベにも見える。まぁ、さすがにそれだけで文庫化して出版されてはいないだろうし、ましてアニメ化なんてことにはならないだろうから、ここからが筆者の腕の見せ所というか、創意工夫に溢れているのだと信じたい。
キャラクターデザインは少しばかり癖があるかな。でも、ラノベっぽいと言えばラノベっぽい。ラノベのキャラ原画はたいていアニメで動きやすくするために簡略化されたり、尖った部分をマイルドにして万人受けしやすいようにするのだが、原画のまんまアニメで使ってますって感じ。まぁ、原作のキャラデザ観たいことないんだけどさw
楽曲は、可もなく不可もなく。OPはちょっとパンチが弱いかなーと思う。
キャストは……どうなんだろう? とりあえず内田真礼さんと三森すずこさんが、ネット上で人気が高いのは知ってるw 花江夏樹さんは同期の『凪のあすから』での光役とはある意味真逆な感じのキャラクターだが上手くやっていると思う。渕上舞さんだけあまり名前を聞かなかったので調べたけど、最近は『プリキュア』もやっているし、今期は『アルペジオ』でもレギュラー役を得ている様子。
『IS2』と合わせて関東圏(TBS系列)木曜深夜枠は今期ハーレムラブコメ物になったのかなー。かなり残念。いや、ハーレム物やラブコメ物が嫌いなわけではない――むしろ好きなんだけど、こっちは主人公が本能丸出し、あっちは主人公が難聴系だからなぁwww あんまりこの手の作品で誠実な主人公っていないんだよね……いや、誠実だったらそもそもラブコメやハーレムは成立しないのかw
視聴の継続は未定。U局の木曜深夜枠次第かなぁ。
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NoTitle
メジャーな大ヒット作は無いものの、そこそこのヒットは安定して出すので、特に新規ラノベレーベル立ち上げの際などに即戦力として雇われることが多いですね。
アウトブレイク・カンパニーもそんな経緯で始まったシリーズの一つです。
また、そういう立場(マイナーレーベルの看板)故に著作がアニメ化されることも多く、これまでに、
・スクラップド・プリンセス(2003年。2クール。富士見ファンタジア文庫)
・ストレイト・ジャケット(2007年。OVA3巻。富士見ファンタジア文庫)
・神曲奏界ポリフォニカ(2007年。1クール。GA文庫)
・〃クリムゾンS(2009年。1クール。GA文庫)
・まかでみ・WAっしょい!(2008年。1クール。ファミ通文庫)
……の原作がアニメ化されています。中でも代表作はやはり最初にアニメ化されたすてプリでしょうか。
また、本作品の後には棺姫のチャイカ(富士見ファンタジア文庫)のアニメ化が既に発表されています。こちらは普通にファンタジー世界での冒険・戦闘物ですね。
作風としてはしばしば「説教臭い」などとも言われるほどに説話性を重視しており、登場人物達の言動や思想、成長などを通じて何某かの教訓や人生訓、生きる意味や存在意義の在り方などを読者に提示し、問いかけるような話が多いです。
本アニメの1話でも、たとえば遠足での先生の話などにその片鱗が見られますね。遠足だからって自由時間にまで必ずしも周りに合わせなくても良い、漫画からでも読む人次第で学べる物はある、という台詞などに。
ただし、そうやって周りとの協調よりも自分の興味関心を優先した場合の責任を取るのも本人であり、その結果の一例が慎一の失恋して引き籠もりという状態であることも踏まえて、物事には良い面もあれば悪い面もある、と。
原作通りならこの先はだんだんそういう説教臭い部分が増えて来る筈なので、ぶっちゃけこの作品が合うか合わないかは、そういうお話に対して「そうだな、確かにその通りだ」と頷けるか、それとも「うるさい! 大きなお世話だ!」と反発するかで分かれるんじゃないかな、と思います。
特に本作の場合は「オタク及びオタク文化の存在意義や是非、功罪」が大きな主題ですから。反発する人はきっと激しく反発するでしょうし。
まあ、原作の一番の魅力はミュセルの健気萌えで二番は皇帝陛下のツンデレ萌えなんですけどね!
お話の説教臭さをスルーさえできるのなら、頭を空っぽにして何も考えずにその辺りを楽しむのも一つの見方かもしれません。