[終]有頂天家族 第13話
『有頂天家族』
≪あらすじ≫
仙酔楼の座敷では金曜倶楽部による狸鍋の準備が整い、檻に入れられた狸が運ばれていく。一方、別の座敷では狸の頭領・偽右衛門を決める会議が開かれ、居並ぶ狸たちを前に罠を脱した矢一郞と早雲が正面から衝突していた。ふてぶてしい態度を崩さない早雲に、ついに矢一郎の堪忍袋の緒が切れる。狸と天狗と人間の三つ巴で繰り広げられる波乱万丈の物語、その結末やいかに!
(公式HP 各話あらすじより抜粋)
≪感想≫
最 後 ま で 良 い 雰 囲 気 だ っ た
話としては大きなカタルシスを得られるようなどんでん返しはなかったが、振り返ってみるとそれでこそこの作品なのかなぁ、とも思う。何よりみんな無事だったことに価値がある最終回といえそう。結末を結末として描かなかったことも、不満がないわけではないが「『どこまで行っても狸たちの日常』としては終わりがない」ということなのかもしれない。
狸の社会とはいえ、遅刻や相手陣営を卑下した矢一郎が偽右衛門になるのはおかしいし、かといって早雲も最後の最後でボロを出してしまった以上偽右衛門にもなれなくて当たり前。その辺は決着をつけない方が自然だったのかも? っていうか、早雲があっさりボロを出したなぁとも思ったけど、早雲にとってはある意味、母狸のための偽右衛門選挙だったのかなー、とか考えると彼にとっては偽右衛門の地位よりも求めたいモノがあったってことかとも思える。
さてその後のキャラクターたちはどうなるだろう?
矢一郎はいつまでたっても矢一郎だろうなぁ、頭柔らかくならなさそうだけど、あと五年、十年と積み重ねれば器は大きくなれるのかな?
矢二郎は井戸生活に終止符。母との電話は不意打ちだったので泣きそうだったw まぁ、あまりに長く化け過ぎていたせいでシラフだと変身出来ないのも彼らしい。いずれは兄すら超えるような変身能力で、矢一郎を支えるのだろうか。というか、海星への想いと関係がどうなるのか。
矢四郎はあのまま純粋に大きくなってくれればそれでOKw 発電能力があるみたいだし、実は現代社会において一番便利な力を持つのは彼だろうし、いずれデカいことをしてくれるかも?
矢三郎は……あのまんまなんだろうなぁw 矢三郎で良かったのは金閣・銀閣とのやり取りかな。あの兄弟も、早雲が去った夷川家で、どういう立ち位置に居るか分からないけど……たぶん海星が跡取り? 完全に妹に尻に敷かれてたしwww でも、だからこそ最後の雪合戦のシーンの矢三郎と金閣・銀閣は今までの悪意ある関係というよりも、単純に気を置かずジャレ合える従兄弟っぽい関係に見えた。あの二人もトップが変われば変わるもんだw
弁天様は気がつけば赤玉先生に戻った感じなのかな。その辺が良く分からなかった。でも、先生を嗜めたり、初詣や新年頃にコタツで寝てるシーンとか、最終話、何気なく美味しいところ全部持っていったw さすがであるwww 金曜倶楽部もあの後、どうなったのか分からなかったしね。
金曜倶楽部といえば淀川教授もさすがに母狸は食えなかったかw まぁ、それでいいと思う。彼にとって金曜倶楽部よりも狸への愛の方が重かったのは良かったし。
今期、一番雰囲気の良い作品だった。総評は別途するが、監督以下スタッフの皆様、お疲れさまでした。
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そうか!
「何よりみんな無事だったことに価値がある」
という文に「あ! そうだ、そうだよな」と納得できた最終回でした。