銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 第18話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[銀河機攻隊 マジェスティック プリンス]
『都市学園防衛線(後篇)』
≪あらすじ≫
グランツェーレ都市学園が標的のウルガルの侵攻。汚名をすすぐことに躍起になっているクレインが大気圏を突破して都市学園に接近するが、そこを連携プレーとゴールド・フォーによる超高高度からの地表狙撃で阻止したかのように見えた……が。
クレインの機体は健在。
この事態にゴールド・フォーは急遽、光学砲の再充填を開始。しかし、フルチャージまでには15分を要してしまう。ケイはパープル・ツーのエネルギーをゴールド・フォーへ送ることを決め、さらにピット艦のエネルギーもパープル・ツーを仲介してゴールド・フォーに送り、再充填の速度を速める。
一方、地上ではタマキのローズ・スリーが大気圏突破の影響で推進システムが異常を起こし、コントロールが難しくなり、実質、イズルのレッド・ファイブとアサギのブルー・ワンだけとなった。
クレイン機を一人足止めするイズルに、アサギも他の護衛機を全て撃破して駆けつける。
急激なエネルギー供給を受けて精密機器がショート寸前のゴールド・フォー。それでもアタルは――
≪感想≫
地 上 戦 か っ け ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ
いやー、良く動いていた。イズル覚醒回の時も、レッド・ファイブの変形と蒼白い粒子が相まって綺麗だったけれど、今回は地上戦な上にラベンダーの花が空を舞っていたので視覚的に負けず劣らずの綺麗さ。
さらに素晴らしいのはカメラワークとそれに応えるCGと作画。
前期は本作含めてロボット作品が豊富なクールだったけど、それを省みてもたぶん一、二を争う出来の良さ。CGやデジタル作画によるロボット作品やメカ演出って言うのはどうしてもアナログな作画の神時代(九十年代)を知っている私からすると違和感だらけにしか見えないのだけど、ここまで来ると「スゲー」としか声が出ないし、小さい時に「ロボット、かっけー!」って感じた心を思い返させてくれるよう。
エネルギー供給のシステムも、デュートリオンビームやサテライトシステムを思わせるもので、ロボット好きとしてはにやりとする。今まで動力関連はあまり注目されなかったのでいきなり出てきて驚いたけどw
なんか本当に勿体ないと思う。OP曲の話題性と整合性のないネタストーリーの『ヴヴヴ』、良くも悪くも脚本家のネームバリューだった『ガルガン』とは比べ物にならないくらい王道なロボット作品を描いているのに、他のインパクトが強くて地味であんまり注目を集めていないっていうのは。
さてキャラクターたちだったが、結局誰も覚醒しなかったね。アッシュの人格の話をするのならやっぱり二番煎じでも誰かが覚醒して性格が入れ替わるようなことを魅せてくるのかとも思ったけど……。
覚醒じゃないが、あとはアサギの葛藤がどうなったのかもちょっと分かり辛いので次回に補足があることを祈るばかりだ。
そのアサギで言えば、ブルー・ワンはカッコ良かった。日本刀型の近接武器を持つという、ある意味レッド・ファイブ以上に主人公属性をもった機体なので、いざレッド・ファイブ並みに立ち回るとレッド・ファイブよりもカッコいいという(まぁ、頭部デザインがやや主人公機離れしてるがw)。
まぁ、最後はレッド・ファイブと一緒に
めった刺しにしてただけどな(爆
主人公たちがする戦法じゃねー(褒め言葉w でもまぁ、殺傷力の高い攻撃方法は「突き」だとも言われるみたいだし、窮地の場面で取る本能的な行動としては正しかったのだろうw
あとはアタルもようやく集中力が「銃火器の知識」から「銃火器の運用」にまで広がってきてその豊富な知識が技量に直結するようになってきた。ケイも、情報をただ集めて解析するだけではなく自ら作戦を立案することが出来るようになって成長してきている。……まぁ、タマキはさ、ほら前回魅せ場あったから(苦笑
一方で気になったのはリンリンの怒り方だった。
窓ガラスが全部割れたとか施設云々とかクレーターとかって言うけど、それってイズルたちの命より大切なの? 「ものには限度がある」というのも分からないでもないけど、その天秤の反対側に載っているのは人の命だよ。おまけに今やウルガルに唯一拮抗出来る兵器アッシュの力を引き出す数少ないパイロット。人道的に見ても、軍人的に見ても学園都市の窓ガラスや設備の修理費ととてもではないが釣り合うものではない。
十歩譲って「ものには限度がある」としよう。しかし、じゃあリンリンは何かより良い策が出せるのか? イズルたちがとったあの戦法よりも、より確実に、より被害が出ずに不死身とさえ思われるほどの耐久性を魅せたあの敵(クレイン)を倒せる戦法が。
結局、光学砲の使用を許可したり、ピット艦のエネルギー供給を許可したりもしたが、クレインを倒すための手段はほとんど前線のパイロットに投げっぱなしだったのに、終わってから文句を言うなんて愚の骨頂だ。あの潰れたシュークリームと何も変わらない、無能指揮官でしかない。
……と思っていたら、次回居酒屋パートがあるみたいだから、またリンリンの泣き上戸反省モードがあるのかもね(笑 まぁ、ここまでこれだけの作品を作ってきたスタッフたちが、こんな意味不明な説教シーンを入れるとも思えないし、次回にまた序盤の「生徒たちを犠牲にしようとした」という展開と同じ反省シーンがあると期待。なければリンリン株暴落だねw
一応触れておくと、ウルガル側の内乱は今後のための伏線だと思う。現状の地球側戦力の脆弱さを考えて、おそらくあるであろう地球側とウルガル側の最終決戦を前に両者の戦力差を出来るだけ拮抗させるためには、ウルガル側の戦力を削る必要がある。
つまりクーデターを起こして、ウルガル側が共食いで戦力を消耗した状態で最終決戦に突入することでようやく何とか互角の戦いが出来るようにするための伏線、と言う感じ。幹部もあっさり二人、一気に退場しちゃったし。
あとはこの作品、どこに落とし所を持ってくるかと言うことだろう。作風的にも似ているので無難な落とし所はTV版の『ナデシコ』みたいな終わり方なんだろうけど、あれはいろいろと設定や伏線が効いたからこそできた終わり方なので、それがこの作品でも出来るかどうか……。もちろん、それ以外にもこの作品らしい終わり方があるならぜひ見てみたいと思うけどね。でも、今のところ残り6話前後で和解に持ち込める状況でもないしなぁw
次回『ディープリーコン』。
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