銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 第17話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[銀河機攻隊 マジェスティック プリンス]
『都市学園防衛線(前編)』
≪あらすじ≫
突如として始まったウルガルの地球侵攻。ゴディニオンは、そんな中で大規模戦闘をしている宙域を迂回して地球にあるグランツェーレ都市学園を目指す部隊を確認。これを遊撃すべく、アンジュのブラック・シックスだけを前線に向かわせ、残りは地球へと進路を変える。
一方、ウルガル軍の中ではまだ傷が癒えない身体だが、汚名をすすぐためクレインが制止を振り切って出撃。グランツェーレ都市学園へ向かう。
大気圏に突入するクレインらに対し、チーム・ラビッツもタマキのローズ・スリーの大気圏突入能力を活かし、その後方にイズルのレッド・ファイブとアサギのブルー・ワンが陣取ることで三機が大気圏を突破。大気圏外で管制を担当するケイのパープル・ツーの隣には、試作の光学兵器を備えたアタルのゴールド・フォーがいて――
≪感想≫
大気圏外から地表砲撃
カッケー!!!
というわけで、ガンナーの腕の見せ所。ガンナーと言うよりスナイパーだけど、超長距離狙撃は醍醐味だね。大気圏上層から地表を狙い撃つと言うのは『Vガンダム』のザンネックくらいかなー。大型要塞とかで良いなら『ガンダムW』でもリーブラが無人島ぶち抜いて消滅させたこともあるけど。逆に地表から大気圏外を狙い撃ったのは『ガンダムOO』の1stシーズンは有名。
それはさておいて、「高出力」「正確な狙撃」の両面を演出できるのがこの超長距離狙撃――中でも大気圏外から大気圏内(あるいはその逆)のケースと言える。何せ、超長距離を狙撃する場合には、「その距離を直進して、なお対象にダメージが与えられる高出力」と「その距離を正確に捉えることが出来るレーダー性能」、「何より針の穴を通すほどの微細な射手の腕」が三つそろわないと出来ない。
ゴールド・フォーの場合は、一番目を外付けの外部武装で、二番目を僚機であるパープル・ツーのレーダー性能に依存することで克服したわけだ。
残念だったのは一度の射撃で仕留められなかったこと、か。クレインの乗るあのウルガルの人型兵器はよほど強力なバリアを機体表面に展開しているようだ。
なので、ここで重要なのは今回のあの砲撃が「当たったのに健在だった」のか、「そもそも外れた」のかというところだろう。王道な展開を考えれば、実はあの砲撃はちゃんと命中していてクレインの乗る機体も実はダメージを負っていて、「次当てればいける!」みたいな展開となり、チーム・ラビッツで二度目を当てるために連携。アサギとアタルが覚醒して見事命中しクレインを撃退、って流れだろうけどはたしてどうなるか。
個人的にはそれよりツボだったのは
ローズ・スリーの大気圏突破だったけど
入射角の計算によるウェーブコースの算出と、その最大推力の高さを活かして最短のウェーブコースを通った上で地球を高速で一周して相手に追いつくという発想が良い。最近はあまりこういうの、ないからね。「大気圏突入能力」があるとされる機体はウェーブコースも入射角も関係なく突入して無傷で突破、ってばっかりだし。
地球を一周して相手に追いつくというのも、「地球は丸い惑星である」ことを活かしたアイディアで素晴らしいと思う。
そうした中、アサギとブルー・ワンのハーモニックレベルも過去最高値。自分と向き合い、自分に出来ることをすると決めた「覚悟」がアサギのハーモニックレベルを高めたのだろうか。イズルの場合も、あるいはタマキの場合も、そのまんまハイテンションがハーモニックレベルに繋がっていたけど、そういう意味ではアサギはアサギなりのアプローチでアッシュとの親和性を高めた、ということかもしれない。
アサギがイズルを「エース」と呼んだのは今後の住み分けになるかもしれない。イズルがエースなら、アサギはチームの頭脳(ブレイン)になり得る。的確なチームの配置や決断力は着実にイズル以上に成長している。もともと五人の中でアサギが最も評価されていたのは「総合力」だったのだから、これは当然の帰結なのかもしれないが。
ちなみにケイはブレインになり得ない。彼女は情報は集められるがその情報から決められた作戦の指示だしは出来ても新しく立案することが出来ないのは、これまでの話で何度か描かれている。
イズルはチームのエース、
アサギはチームの頭脳、
ケイはチームの目・耳、
タマキはチームの脚、
アタルはチームの飛び道具。
そんな感じかな。でも、これこそが各機が全く違う特性を持つ意味でもある。複数機の主人公系のロボットが出てくる作品だと、その個性を出すためだけにバリエーションが作られることも少なくない(最近だと『ヴヴヴ』とか)。しかし、本来はこうしたバリエーションはこうして一緒に運用した時のそれぞれに任された役目の証でないといけないとも思う。
例えば、近接戦闘を主体にしながらも各レンジで戦う能力を持つブルー・ワンは総合力の高いアサギ向きだ。おまけにアサギにチームの頭脳役として働くなら、人員配置で良くも悪くも「ある程度何でもできる」自分を足りないエリアやチームに補強で参加すれば良いのだから、なおのことブルー・ワンとアサギの特性が活きる。
完全に一皮むけるまであともう一歩、というところか。アサギの目覚めに期待。
次回『都市学園防衛線(後編)』。
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- [アニメ(放送終了):銀河機攻隊 マジェスティックプリンス]
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- [Edit]
漫画版のイズルが出てましたねw
軌道上→超高高度→地表と戦場が移行していくのも見てて面白かったです。
しかしクレイン機はなんであそこまで硬かったのでしょうか?
前のジアート機のように変形(変身)したのでしょうかね。でも変形前から硬かったような・・。
個人的には毎回ウルガルに手も足も出ないGDFが不憫でたまらんです・・・。
せめて何機か撃墜した描写を入れて欲しいですよー(泣)