革命機ヴァヴヴレイヴ 1st season 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[革命機ヴァルヴレイヴ]
真暦71年。
宇宙都市“ダイソンスフィア”の開発によって、
総人口の7割が宇宙で暮らす時代。
世界はふたつの勢力に分かれていた。
軍事同盟から発展したドルシア軍事盟約連邦と、
貿易協定を拡大させた環大西洋合衆国、通称“ARUS(アルス)”。
二大勢力の狭間で中立を謳う小国・ジオールは、
経済的繁栄を手に入れ、平和を保っていた。
そのジオールのスフィア内、
モジュール77と呼ばれる区画に暮らす高校生、
時縞ハルトの平穏な日常は、
突然のドルシア軍の侵攻により一変した!
ハルトと謎の人型兵器ヴァルヴレイヴとの
出会いが、世界を揺るがす。
(公式HP INTRODUCTIONより抜粋)
そんな『革命機ヴァヴヴレイヴ 1st season』の私の評価ですが...
C
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
革命機ヴァヴヴレイヴ 1st season 総評
放映日:2013年04月~2013年06月(全13話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:D
スタッフがやりたいことを詰め込んだだけで整合性のかけらもなく、また劇中の登場人物の学生の悪ノリ状態が最後まで続いた。評価するところなんてない。
三ヶ月後の秋期(2nd season)が決まっていたとはいえ、1st seasonの引きも最悪。一度物語が区切られて数カ月の空白期間が空く以上、一定の区切りをつけるべきだが、それすらなく「実は来週ももう1話だけあります」と言われても納得出来る終わり方で絶句。
演出 評価:B
減点要素は言うまでもなくキャラクターの内面・心理描写。どのキャラも掘り下げが足りない上に、先に挙げたように学生の悪ノリで描くので、どのキャラも好感が持てずに終わった。本当ならこれだけでD評価にしたいくらい。
ただ、良いところが全くなかったかと言うとそうでもない。
加点要素はヴァルヴレイヴの戦闘シーン。序盤は良くなかったが右肩上がりになっていき、同型機で緑や青や黄が出てくるようになると戦闘も迫力とバリエーションが豊富なものとなり、敵の方もあれこれと策を練り、こちらもこちらでエルエルフが頑張ってそれを超える策を展開するので、そこだけは面白かった部分。伊達にサンライズではない、というところか。
というわけで、戦闘シーンのおかげでB評価まで持ち直した感じ。
作画 評価:A
サンライズということもあり、作画はしっかりしていた。特にロボットシーンは、「ここが見せ場」ということを理解しているのだろう。どんなにこの作品を毛嫌いしている人がいても、ここは評価しないわけにはいかないはずw
CAST 評価:C
正直良く分からない、この作品ばっかりは。相応のネームバリュー、実力のある声優さんがキャスティングされているとは思うのだが……。
意図的にやっているのか、偶然なのかは分からないが、演技自体が軽い印象。これは学生たちの悪ノリというストーリーのせいでもあるのだけど……。
OP/ED/BGM 評価:C
BGMだけは評価している。千住さんだからね。そこは仕事をしていると言うか、良いBGM作るなと思う。
ただしOP、テメェはダメだw
まぁ、真面目な話、私は西川さん(TMR)も水樹さんも好き。素人ながら歌唱力があって歌も上手いと思っている。シングルもアルバムも持ってる。
けど、この二人の声質は絶望的に合ってない。
どちらも個性の強い声なので、互いに反発し合って耳触りが悪い音楽にしかなってなく、「デュエットで作るなら、どうしてもっとこのお二方の声を引きたてられるような方をパートナーに選ばなかったのか」と思う。
たぶんネームバリューだけで選んだんだろう。ストーリーがそうだったように、どうせスタッフが「やりたいから」という理由だけじゃないのか。むしろ被害者だよね、どっちも。
総合 評価:C
内訳:A評価(4点)×1+B評価(3点)×1+C評価(2点)×2+D評価(1点)×1=C(2.3点 ※平均値2.4点-0.1点(あまりにスタッフの自己満足過ぎる点で減点))
本当なら強引にD評価くらいにして「観る価値なし」って言ってやりたい作品だが、客観的に冷静に観て行くと必ずしもアニメを構成する要素全部が全部悪いわけじゃないからなぁw
この作品に関してはもうただ一言、「やりたいことだけやるなら、身内で勝手に同人でも作って愉しんでろよ」と。世の中に出して良いものじゃない。スタッフの自己満足にはもう付き合えない。
それでもここまでこの作品が頑張ってるのは、戦闘シーンとBGMでそれぞれ担当しているであろうサンライズや千住さんが本当に頑張っていると感じるから。
だから「観る価値なし」とはいえない。戦闘シーンだけ繋ぎ合せた「詰め合わせ」だけなら、今期随一のクオリティだろうからね。「戦闘シーンだけは楽しめる、観る価値がある」と思うし。
この作品にとって不幸だと思うのは、同時期にロボット作品が他に二作品あったこと。それがなかったら「数少ないロボットものだし」と言って私も後期も観ること前提だっただろうし、もっと(良いか悪いか分からないが)甘い評価をしていたと思う。
とはいえそれも限界なんだよね。多分スタッフは「視聴者の予想を裏切ること・奇をてらうこと=良いこと」だと勘違いしている。それが“良くなる”のは、そこまでの積み重ねやそうした奇をてらった展開に説得力があってこそ。説得力がない奇抜な展開など、整合性が取れないだけの愚策でしかない。あんまり他作品を出すのも失礼なのだが、『人類は衰退しました』4話の同人誌作りで主人公たちが自分たちの好き勝手やった結果整合性が取れなくなって自滅したことを、リアルにやってしまった印象。
さすがにこれ以上、無理して後期も感想書いてたぶん楽しんでいる方もいらっしゃる中で水を差すような苦言ばかり呈する感想書くのも、スタッフじゃなく楽しんている方々に申し訳がないので、ここで区切らせてもらうことになると思う。
それなりには期待していただけに残念。
おまけ
ベストキャラTOP3
あの中に居るわけがない。
- at 01:54
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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- CO(2)
- [Edit]
NoTitle
ヴァルヴレイヴねえ・・・戦争やってるってのにホント
学生生活の延長戦状って感じでしたね。
文化祭やろう~とかイミフなこと言っちゃうし。
きわめつけはあのイミフなレイプハルトの結婚が拒絶されたのはよかったですけど。
ハルトとエルエルフの関係も互いを利用し合うといった感じで
信頼関係が築けていないような気がするんですよね。
ハルトは信じるとか言ってましたがどうだか。
マジェプリのほうがよっぽどおもしろいです。
ちなみに私の好きキャラはエルエルフだけです。