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刹那的虹色世界

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FIFA コンフェデレーションズ杯2013 日本 1 - 2 メキシコ

FIFA コンフェデレーションズ杯2013 日本 1 - 2 メキシコ

世 界 と の 差

詳細は続きからどうぞ。


◆順当な結果
コンフェデ杯は、結果的に三連敗で終わった。ただ、これは順当な結果だ。このグループのFIFAランクは最高がイタリアの8位、メキシコが17位、最近試合結果が振るわずにブラジルは22位だが、日本の32位よりもどのチームも10位以上上位につける格上だった。

だからこそ、この大会、このグループで試合が出来ることが重要だったのではないのだろうか。

もちろんスポーツは蓋を開けて試合が始まらないと実際のランキングにの差に関わらず試合がどうなるかなんてわからない。けれど、ランキングで上位に居るチームには相応の理由と伝統がある。そういったチームに対して日本が、W杯でさらなる上位進出を狙うためにはどういう形なら「番狂わせ」「巨人殺し」が可能かを測る大会だったわけだ。

なぜか知らないが日本のマスコミは「メキシコなら勝てる」みたいな風潮や論調が試合前も試合後もあって首をひねる。どんな状況・環境だろうが、相手は日本の数段上の17位にランク付けされているチームだ。メキシコに勝つことだって客観的に見れば「番狂わせ」。本田選手や長友選手の優勝やら何やらというビッグマウスに引っ張られたのかもしれないが、冷静に見ればこれはランキング通りの順当な結果(そういう意味ではブラジルは自国開催の意地を見せ、本来の強さを取り戻しつつあるのか)。



◆試合を決められてしまう立ち上がりとセットプレー
またしてもやられたのは後半立ち上がりだった。別に今さら誰かが声を荒げる必要もない。たぶん選手たちだって気づいている。でも、防げない。油断があるのか、開始直後は上手く噛み合わないのかは分からないが、そこをランキング上位の強豪国は「付け入る隙」と判断してこれる。

セットプレーも同様か。

どちらにせよ「守備陣の見直しを」という声は上がってくるだろうが、もっとピンポイントにどうすべきかは明確なわけだ。立ち上がりの“脆さ”を分析し、戦前・W杯最終予選の頃から言われ続けたセットプレーの弱さをどうカバーしていくのか。

あとは相手がロングボールをシンプルに放り込むチームの場合、どうしても日本は間延びする。前田選手なり本田選手なりが前線でプレスをかけるが、ボールはDFラインまで行ってしまうのでこれはもう仕方ない。日本を攻略しようと思ったら「選手間の距離をコンパクトに保たせない」ためにロングボールを放り込むのは当然と言えば当然。

これはW杯本番でも予想される戦術だ。それに対してどう対処していくのか。

先の脆さの部分含めて、今後での選手発掘・育成含めて一年間での監督のチーム作りとしての腕の見せ所だろう。



◆3-4-3を使えるオプションに
したかった。後半途中からは前田選手を下げてでも吉田選手を入れ、3-4-3を試そうとしていた。直後に長友選手が怪我で引いてしまったので幻に終わったが……。

日本だとアレルギーみたいに3-4-3を拒絶する人もいるが、これくらいのオプションを持たないと今後世界とは戦えない。イタリア戦では相手のフォーメーションとこちらの4-2-3-1が良い意味で噛み合わなかったおかげで前線にフリーな選手が出来てパスを回せた。

その時にイタリアはどうしたか? 選手を変えてフォーメーションをいじってきた。そうすることで相手に対応することも、今後世界と戦う上で必要だと言うことだ。その中でどうしても3-4-3は必要になってくる。今から他のフォーメーションを探してもいいが、多分間に合わないだろうし、かと言って10年W杯みたいな守備的なフォーメーションはおそらく不要だろう(日本がのどから手が出るほど欲しいのは攻撃的なフォーメーションなはずだし)。

3-4-3を機能させるための最大のカギは3バック。ここを誰が構成するのか分からないが、DFラインを上げることはもちろん、3人のCBが距離を取れるかどうかにかかる。ここで3人のCBの距離が近過ぎると、せっかく1列押し上げてサイドバックからサイドハーフにした選手(今日は、内田・長友選手)が後ろのスペースを気にしてDFラインまで戻ってしまうため、最悪5バックになって5-2-3になってしまう。これでは3-4-3にはならない。3バックが1CBと両サイドバックくらいの認識じゃないと……。

実際今日もわずか数分の3-4-3もそんな感じだった。まぁ、相手が攻めてきたら戻らざるを得ないのだけどそれでも3バックがもっとサイドハーフになった二人に指示を出して高いラインを保たせないと3-4-3にならない。そうすることで中盤から前線の人数を増やし、例えば今日みたいにロングボールを入れられて間延びする中で中盤の層を上げてコンパクトに保って、人数をかけて攻撃する。

まぁ、これはフォーメーション云々よりも選手――特にDFラインに攻撃のための陣形作りを含めた意識付けと言う方が近いか。今回、3試合で9失点となって今まで以上に守備の意識が強くなってしまいそうだが、そこはそこで必要だが、攻撃のための布陣はDFラインから作っていくのだという気概を持って欲しい。



◆コンフェデ杯で得たもの
選手たちは「何もない」と口にする。まぁ、選手たちはそれくらいで良いかもしれない。それくらい、勝利至上主義とまではいかないが、高い金をもらうプロの選手なのだから「結果」で試合に対しても、世間に対しても貪欲に結果を求めて勝負してほしい。

だが、そうした一方で本当に「得たものなし」では困る。

例えば試合会場。気候もそうだが、スタジアムごとのピッチや芝の具合、雰囲気などは微妙に異なるはずで、1年後にそこでやるかもしれないわけだから、先に本番と同じスタジアム、酷似した雰囲気で試合が出来た“慣れ”は大きくはないかもしれないが、決して軽視して良いほど小さいものでもない。

周辺での宿泊施設や練習場の環境もまた大切な要素だろう。何も知らずに本番で連戦するのではなく、その前段階で一度どういう施設が多いのか、どういう環境が多いのかを知ればまたコンディションの調整や蓄積する疲労の抜き方も工夫できる。

そういうものをスタッフはもちろん、選手個人個人もぜひ持って帰ってきてもらいたい。三連敗の悔しさはあるだろうが、そうした中で泥水の中からでも一つでも多くのモノをすくい上げてきて、それを糧にして欲しい。



◆個人的ガゼッタ式採点
あくまで素人目で個人的なものです。どちらかというと、自分で書いておいてあとで有識者の方の採点とを見比べて自分の見る目をさらに養うためのものなので。

チーム:5.0 ロングボールを蹴られ意図的に間延びする状況を作る相手への弱さが露呈。立ち上がりの脆さを含めて修正を。

GK
川島永嗣:5.5 失点はGKだけの責任ではないがDF陣への鼓舞・統率含めて日本のゴールマウスを守る気概が欲しい。PKストップの集中力はさすが。

DF
今野泰幸:6.0 CBから抜けた長友の代役のSBまで幅広くこなしたユーティリティさは大きな武器。失点の多いDF陣の中で大会を通じて安定していた。

栗原勇蔵:5.0 吉田選手の代わりに出たものの安定せず。一失点目はボールウォッチャーになってあの位置で相手をフリーにさせてしまっては……。

長友佑都:5.0 怪我は残念。どの段階から違和感があったのかは分からないが、結果的に足が止まり、攻守で役割を果たせず。しかし以前からケアしていた部分なら分かったのでは? 自己管理も一流への条件であり、チームへの影響を考えれば早期交代もあり得たはず。そこをエゴで出場し続けたのだとしたらプロ失格。

酒井宏樹:4.5 内田選手の代わりにスタメンを勝ち得たものの、イタリア戦同様オーバーラップの回数が少なく、今日はクロスの速さも精度もイマイチ。守備でも改めて不安定さを露呈。攻守に良さは出なかった。

内田篤人:4.5 途中出場に弱いのか、出たばかりの頃はらしからぬ不安定な守備が目立ち、二失点目も相手にしてやられた。3-4-3の時も下がり過ぎていてシステムへの理解度が低いのではないか。しかし終盤は(左サイドの足が止まったせいもあるが)積極的にオーバーラップを繰り返しており今後の期待感も。

吉田麻也:4.5 PKのファウルに繋がってしまった中途半端な対応には失望。その曖昧なプレーはダメだとイタリア戦で反省したのではなかったのか。 


MF
遠藤保仁:6.5 イタリア戦中二日だが変わらないクオリティ。後半終盤も攻撃に枚数が必要だと感じればオーバーラップを繰り返す献身さと、アシストのシーンでの視野の広さがあった。改めて代役の居ない存在だと感じる。

細貝萌 :5.0 長谷部選手の代わりというより、遠藤選手が前に出てアンカーに近い役目をした感じ。極端に悪いわけではないが、つまらないミスやファウルが多い。

本田圭佑:5.0 何度か攻め込むも質・精度が低い。自分がこのチームの中核の一人だと認識しているならもっと質のいいプレーをしなければ。ボールを失うことも多く、コンディション(特に古傷)が良くなかったのか。長友選手同様、今後の課題は個の成長よりも、まずは自己管理能力では?

中村憲剛:5.5 途中出場である利点を活かし、前田選手に代わり前線からのプレスに走り、流れを作った。しかし期待されているのはそこではないはず。もう少しパスワークでチームを制御する力も見たかった。


FW
香川真司:5.5 イタリア戦から一転し再び消えていたシーンが多い。遠藤選手のアシストに繋がるクロスは見事だが、一方で怖さは見えずボックスの外でプレーするなら、隙あらばミドルレンジから狙う貪欲さが欲しい。

岡崎慎司:6.5 軒並みイタリア戦からクオリティが下がる選手たちが多い中で変わらないパフォーマンスは凄い。一矢報いる一点を取っており、何はともあれ結果が全て。コンフェデで二戦連発は評価されるべき。

前田遼一:5.0 惜しいシュートもあったので、あともう一歩というところか。前線からのプレスが上手くハマらないと疲労だけが蓄積してしまうので、そこでどう工夫してプレーするかに今後期待。


監督
アルベルト・ザッケローニ:5.0 長友選手の負傷という不運で3-4-3を試せず(3-4-3自体は攻めの意識だと思うので評価は出来る)。だが、選手たちのコンディションはもう少し監督として、責任者として見極めてより柔軟な運用を求めたい。

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