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刹那的虹色世界

アニメ・ゲームのあらすじを主体とした感想や批評のブログ。時折、日記・声優・コミック・スポーツなど幅広くレビューしています。リンクフリー、相互リンク大歓迎♪

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翠星のガルガンティア 第8話

翠星のガルガンティア 第8話
『離別』


≪あらすじ≫
ヒディアーズ(クジライカ)への対処方法でガルガンティアの価値観と正面衝突したレド。海賊船団の時はガルガンティアの文化や価値観を尊重し譲歩したが、ヒディアーズのことまで譲るつもりはないと言わんばかりに、ガルガンティアと決別し船団を離れる決意を固める。

そんなレドに同調したのか、それともお宝目当てか、はたまた兄の敵討ちなのかピニオンも自身の賛同者と共に船団を離れることを船長に伝えると、なんと船団の大船主の一人・フランジまでもがピニオンに賛同し、「人類が失った文明を取り戻すため」と船団との決別を伝えてきた。

船団が瓦解していく危険に船長のフェアロックは船団の分離に反対するが、クジライカ対処の先頭に立って指揮を執った疲労と今回の心労によって倒れてしまう。

そのまま息を引き取ったフェアロックだが、死の間際、自らの後継者に正式にリジットを指名して旅立った。

フェアロックや他の船主と比べれば、まだ年端の行かないリジットの後継者就任に船団内は大きくどよめき、フランジの船団と共にガルガンティアを離れるべきだと言う声が少しずつ増え始める。
リジットはそれを打ち消そうと葬儀の準備も放棄して説得して回るが、実父の死後に実の娘のように育ててくれたフェアロックの最後の別れを軽視していると捉えられてしまい、そんなリジットの姿にどこか船団員たちの視線は冷たい。

一方、ようやくチェインバーによる座標計算が終えてその結果を聞いたレド。同盟から見て途方もない彼方に存在していた地球から、同盟までチェインバーの救難信号が届くだけで数千年を要するという。チェインバーから「当機単機だけでの同盟帰還は不可能」と結果を見せられたレドだったが、そんな彼に声をかけたのはピニオン。

「お前はクジライカを殺せる、俺はお宝を探せる」

利害関係の一致から自分と一緒に来るようにと促す彼に、レドはクジライカの巣があると聞いてその話に乗る。

バラバラになっていく船団。

何とかして託されたガルガンティアを守ろうと船団長室で必死に業務をこなすリジットだったが、ピニオンからは「俺たちがこっちに残るメリットを話してくれよ」と問われて閉口してしまう始末。そんな彼女の前に姿を見せたのはベローズで――




≪感想≫
◆頼ることとサボることと
今回、一番良い話をしていたのはベローズが話をしたピニオンの言葉だった。この言葉にもっと若い頃に出会って実感したかった、というのが私の率直な感想だ。それくらい「頼ること」は良い言葉、大切なこと。『ガルガン』本編を見た方、あるいはそこから私の感想を読んで下さっている方などいらっしゃるとは思うが、他の全てを忘れたとしてもこのことだけは絶対に覚えておいてほしい。

もちろん、闇雲にあれもこれも頼ればいいわけではない。何でもかんでも他人に放り投げてしまうことは「信頼して頼っている」のではなく「ただの仕事・責任放棄」になるので、そこは自分が頼られる側・頼る側に回った時には十分に注意はして欲しいのだけど、逆にだれにも頼らないと言うのは劇中でも言われていたように裏を返せば信用していないってことになってしまう(そういう真意がなかったとしても、だ)。

でも、人間は相互扶助で成り立っている。個々人に得手・不得手があって、得意な人にそのことを頼ったり、教授願ったりすることは当たり前と言えば当たり前のことなのだ。
そしてこれが本当の意味での“共存”である。
前回、私としては意外なほど「レドが考え方を変えて、ガルガンティアの人みたいにクジライカと共存すればいいのに」と感想を書いている人が多くて驚いたけど、本当の共存って言うのはこういうことを指すのだと思う(今の人間とクジライカの関係は“共存”じゃなくて“恐怖”だ。あれを本当に“共存”だと呼べるのか)。

今回もベベルが説得しようとしていたけど、ガルガンティアのクジライカに対する認識は全部憶測でしかない上に万が一を想定していないから説得力がないんだよね。確かにレドの殲滅概念も極端と言えば極端かもしれないけど、ガルガンティアの憶測論よりはきちんと経験則や長年の同盟の戦いの結果だろうからまだ信頼が置けると言うか、信用できそうだと感じる。まぁ、これは私が現代人だからかもしれないけど。

それはともかく、こういうのって自分で言うのも何だけど、良くも悪くも真面目な人ほど陥りやすいんだよね。リジットもそうだったけど自分も何でもかんでも一人でやろうとしていた時期があるけど、それを先輩から叱られたことがあって、その時に気づいた。気付かせてくれた、というべきか。

誰かに頼るっていうのは、真面目な人間ほどし辛いんだよね。でも、誰かに頼って人を使うことは真面目な人間の方が向いているとも思う。頼られる側も、頼ってくる人の言葉が誠実で真面目ならそこに信頼が生まれるはずだから、真面目で誠実であることは弱みではあるけれど、強みでもある。

今日の話を観る前から、こういうことをもっと学生時代から知っていることが出来ていれば、と真剣に想っている。だから、この話を観た方、この感想を読んで下さった方は、頭の片隅にでも良いから他のことは忘れてもこのこと――「時に他人に頼る大切さ」だけは絶対に覚えて帰って欲しい。この言葉は必ず、人生の役に立つ日が来ると思うから……。



◆新船団長として
前の文脈の流れから、それじゃあまずはリジットについて。

頼る云々は前の項目で語っているから割愛するとして、とりあえず今回の彼女の行動は及第点といったところだろう。新船団長として船団分離の危機にある中、執務に忙しいのは仕方がない。
けれど、そんなことよりもずっとフェアロックの葬儀の方が、重要度が高いことをもっと周りの大人たちは指摘してあげればよかったのに、と思った。

打算的な考え方かもしれないが、前任者から新任者への引き継ぎイベントというのは民意と言う意味で重要なことだ。最近行われたオランダ王室の旧女王の退任式と新国王の戴冠式もそうだったように。

リジットの中ではフェアロックが息を引き取る前のキーの受け渡しで済んでいると思っていたのかもしれないが、実際はそうではない。大勢の前で自分が後継者であることを示すためにも、彼女は本当は最初から最後まで葬儀に出ているべきだった。私は、実はそれこそが当面ガルガンティアの分離・離散を最小限にとどめる最善の一手だったと思っている。

その証拠にビジネス上の話し合いだけではリジットは船主たちの離別を抑えきれなかった。ピニオンの指摘はとても的を射ていて、離れて行こうとする者たちを繋ぎ止めるだけのメリットを提示出来なかった。それくらい今のガルガンティアにメリットは少ない。
でも、おそらく相応の長い期間、船団として連結し行動していたわけでそこには思い出があるわけだ。

だからこそというわけではないが、相手を泣き落すというか、相手の感情に対して訴えかけるのは悪い手ではなかったはず。前任者の葬儀を新任者が大々的に執り行うことは、そういう引き継ぎイベントとしては何よりの舞台だったわけで、ギリギリ最後のところでソレが間に合ったのも、あの場面でガルガンティアに残るのだと改めて腹を決めてくれたベテランたちの言葉に繋がったのだと信じている。




◆そんなことをしなくてもレドはレドなのに
どうして、戦う理由にエイミーを引っ張り出して来てしまったんだろうね。なんかそれが今回、唯一残念なところだった。まぁ、話す相手がベベルだったのでベベルにも理解しやすいようレドなりに話のスケールを落としたのかもしれないが、ベベル、聡明な子だからなぁw

裏を返せばそれくらいレドにとってエイミーやガルガンティアのみんなとの触れ合いは大きなものだった、ということでもある。

でも、私は本気で「そんなことをしなくても(エイミーの名を引っ張り出さなくても)レドはレドなのに」と本気で思っている。
彼のヒディアーズに対する憎悪や殲滅の意識は、確かに同盟によって植え付けられたものだ。そこは否定できない。しかし、今行動している彼はそれをすべきだと心の底から思っている。「エイミーのためでもある」というのは、レドが単に同盟によってそう教育されたからやっているだけではない、という証なのかもしれない。

例えその価値観や理想が借物の偽物だったとしても、それをすべきだと感じたレドの気持ちは本物なのだ。それは誰にも否定していいものではない。


逆に今回一気に株を落としたのはエイミー。最初は素直で良い娘だと思っていたが、ここにきて自分たちの価値観を押し付けるガルガンティアの悪い意味での象徴のようなキャラクターに落ちぶれてしまった。今回観ていて一番胸糞悪かったのは、「お祭りでレド、笑ってた。あれが本当のレドのはずなのに」とほざいたシーンだった。勝手にレドのことを全部分かった気になって、勝手に自分の頭の中のレド像とガルガンティアの文化や価値観を押し付けてそれに当てはまらないと泣き出すヒステリック女になり下がったのは、なんか勿体ない。

なんかこう言う時、女性ってズルいって思う。なんか、泣けばそっちの方が正しいって感覚的に感じてしまう。「涙させる」ということにもしかしたら男として罪悪感を覚えるからなのかもしれないが、今回も感想はこの涙でだいぶエイミーに肩入れする人が増えるのかもしれない。

閑話休題。

でもこれらのことも、もしかしたら伏線になってくれるかもしれない。ベローズはそういう意味では今回リジットの、これまではレドの精神面の成長を促してくれたキャラクターで彼女もガルガンティアに残るみたいだから、今後ベローズから何かしら諭されて、こういう部分が直ってくれるんじゃないかなーと。



◆終盤突入を前に
過去説・パラレルワールド説全否定www 
※5/27追記:よくよく考えると座標から地球の位置が分かっただけで過去説やパラレルワールド説が必ずしも全部完全に否定されたわけではないんだよね。ちょっと浅慮だった、反省。

この真相が明らかになるのはもっと後――それこそ最終回やその直前だと思っていただけに予想よりもかなり早い種明かしとなったことには驚いている。

これは想定内のことなのか、それとも序盤の放映後に感想界隈で過去説・パラレルワールド説の多さに急遽このタイミングで真実を明らかにすることにしたのかは分からないが、裏を返せばこの種明かしをした意味があるわけだ。

そうなると、次回は「クジライカの巣」にあるモノが明らかになるということではないだろうか。最後の最後の予告カットでレドとピニオンが共に驚いたような顔を浮かべていた。もしかしたら、クジライカの巣にあるとてつもない予想外のモノに遭遇したと考えられるわけだ。

私としては前から書いているように、巣にあるものは光速移動装置……つまりワープ装置ではないか、と思っている。これはレドに対して「チェインバーだけでは帰れない」と一度落としておいて、その後に「ワープ装置が見つかったので帰れます」と持ちあげる展開ではないかな、と。

さらに深読みするのなら、ガルガンティアにあった散水装置に使われていたあの黒い塔のような物体が、ワープ装置の一部ないし起動装置なんじゃないかとも思っている。

こうすると、まずガルガンティアの再結合の可能性が出てくる。クジライカの巣に眠っていたものがワープ装置だとすれば、現状のピニオンやフランジでは活用出来るシロモノではないだろう(ワープして宇宙に出ても生きていけないわけだし)。そうなると、一度分離した船団を再び一つに、という可能性が出てくるわけだ。

加えてワープ装置の起動にガルガンティアのあの黒い塔のような装置が必要になれば、レドが帰るために必要なのでレドとガルガンティアが再接触を図ることが出来る。
そうなった時に欲をいえばレドとチェインバーはもっとガルガンティアに多くの“貸し”を作っておくと楽にその展開になったのだが、今の状態だとレドとチェインバーを元の世界に返すためにガルガンティアで動いてくれる人間がどれだけいるか(まして船団長がリジットでは……)。

まぁ、ここはさすがに深読みなんだけどね。ただ、あのあそこだけ錆びていない黒い塔の部分は何かしらの伏線だとは今でも思っている。考えすぎかもしれないけどw

次回は即席の銛(モリ)みたいな武器も作っていたし、チェインバーvsクジライカの大群の再戦がどれくらいのものになるか期待。戦闘シーンでは『マジェプリ』がだいぶ盛り上がったので、それに負けないくらいのモノを観てみたいよね。


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Comment

NoTitle 

>時に他人に頼る大切さ
全面的に同意。
だから同時に「いざという時に頼り頼られるだけの人間関係を日頃から築くこと」の大切さも訴えたい。

あとエイミーについて。
管理人さんの言うとおりではあるが、理屈より感情優先な女性(まして若い)の感性を実にうまく捉えてると思います。
ただその感情優先で評価すると「ダメだこの女」となっちゃうワケですがw
  • posted by  
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  • 2013.05/27 12:24分 
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>匿名希望さん 

こんにちは。

>だから同時に「いざという時に頼り頼られるだけの人間関係を日頃から築くこと」の大切さも訴えたい。
それは確かにありますね。別の見方をすれば、頼ることも、頼られることもそれぞれ人間関係をさらに強固にする一つの要素ですが、それをするためにはそもそもの土台となる人間関係がないと出来ませんからね。

そういう意味で、二世というか後継者に指名されたリジットはもう土台だけはある、というゼロから立て直すよりは恵まれた環境にあったのかもしれません。


>あとエイミーについて。
なるほど、そういう見方もあるわけですね。勉強になります。そのようにご指摘を受けて、改めて考えてみるとその辺の描写はとても微妙だったんだろうなぁ、と思いますね。

例えばですけど、もっと単純に「私はレドと一緒にいたい」という話だったら私も記事のような感覚は覚えなかったと思うんですよね。エイミーとサーヤの会話とかもそうですけど、ああいうところでは彼女の若さというか女の子らしさが出ていたかな、と。

ただ、それが「本当のレドはそんなんじゃない。本当のレドはもっとこんなはずだ」と勝手な理想像を押し付けちゃうと、健気だった女の子は途端ヒステリックに見えると言う不思議w

おっしゃられるように演出としても脚本としても「若い女の子」としては上手く捉えている感じはしますが、それをいざ視聴者として評価すると見方が変わっちゃう部分はあるかもしれませんねw
  • posted by 月詠 
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  • 2013.05/27 15:08分 
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NoTitle 

エイミーに関しては・・・・・・というかレドについてだけど、あんなものだろうな、というのが正直なところで、無難な(特に良くも悪くもない)描写だった気がします
「本当のレド」なるものは周囲の人間は勿論、当のレドも分かるものではないですので
漠然と彼の精神を構成してる要素やその組み上がり方は想像出来ますが、詳細な全容は把握しようもありません
それって当たり前の事で、人間誰しもそうです
銀河同盟の教育はそうした不均質が出来るだけ少ない、フラットな状態にするもので、船団での経験でレドは色々フラットではなくなったというか
エイミーにしろ他の連中にしろ、そうした彼の一面を見て「本当のレド」を連想している
それは正確ではないけど、その一部もまた本当のレドであるのに違いはないんですよね
エイミーやみんなを守りたいからこそ戦う、というレドもまた本当のレドだし、逆に言えば一部に過ぎない
船団の事がなくても戦うのは変わりないでしょう

いずれにしろ、人間は自分や他人を見て真の人物像を連想しますが、誰しも全容は把握出来ない
だから結局、見て取れた一部分を以て真の人物像とするのはごく普通の行為なんだと思います
無論、そういった事に自覚的かどうかで言動や思考に違いは出て来ますが、いささか感情的になっている少年少女だとそこまで余裕ある方が稀でしょうし
個人的には弟に愚痴っただけでレドを引き留めようとしなかった分まともだと思います
というか、ベベルが大人過ぎるだけかなぁ、と
  • posted by  
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  • 2013.05/27 16:57分 
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>匿名希望さん 

こんばんは。

おっしゃられることは尤もな話なので、私もその通りだと思います。私だって別に「兵士であるレドが、レドにとって唯一無二の本当の姿で他の面は一切併せ持っていない」というつもりはありません。そうじゃないからこそ、彼は6話まででいろいろな表情を見せてくれるようになったのだと思いますから。

ただ、レドが今、何かをしたいと思っているのか、ということが重要なんじゃないかな、と。記事でも書きましたが、それが例え教育って植え付けられた結果だったとしても、今彼がそれを望んでいるその心は彼だけのもののはず。

それをエイミーが否定することは出来ないし、仮に否定するのだとしても否定する材料があまりに稚拙(だと私は思っている。エイミーの言うクジライカの生態は、レドの言うヒディアーズの生態と比較すると楽観的空想でしかないし)。なので、一応人類全体の利害を観て話をしているレドとのギャップが大き過ぎるのだと思います。

そんなレドと対比する存在としてエイミーは感情に基づいて行動するキャラとして今回描かれているのだと思いますが、その感情が「自身の想いの肯定(レドへの恋心)」ではなく「相手の意思の否定(レドの考えは間違ってる)」に向いたのは、ここまでの「エイミー」というキャラクターからすると、少し残念だったかな、と。

序盤の兵士だった頃のレドを受け入れたエイミーが、ここにきてレドのそんな兵士としての側面を否定する側に回った、というのが第三者から見て「何を今さら」「お前、何さまだよw」と映るんだと思います。「あの頃のエイミーはどこいってしまったの?」みたいな。
まぁ、人間はそれが良い方向か悪い方向かはともかく成長してしまうものなので、それこそ私も「あの頃のエイミーが」なんてこうして書いてますが、そもそもあの頃のエイミーの姿が本当のエイミーの姿だとも限らないのですけどね……。



>人間は自分や他人を見て真の人物像を連想しますが、誰しも全容は把握出来ない
確かに本当の自分というのは、全容を把握し辛いものだし、もしかしたらこの地球上のただの一人だって「自分」を完全に100%全て把握することは出来ないのかもしれません。

しかし、だからこそ大切なのはそんなカタログスペック上の「本当の自分」ではなく、強い想いを宿した「本物の自分」なんじゃないかな、と私は感じます。匿名希望さんがおっしゃられるように、自分と言うものの全容が把握出来ないのが人間であるなら、なおのことね。

本当の相手を観れないのなら、匿名希望さんがおっしゃっているように精神を構成している要素や組み立て方やなんかで推察するしかない。そうやって互いに相手が何を考えているかを読みあって空気を察して相互扶助で生きているわけです。

で、エイミーはガルガンティアで誰よりも先にレドと出会い、兵士だった頃のレドを少しだけど知っているわけだから、そういった推察は少しだったとしても出来たはずなのに、それすら行っていない。
そう感じるので、レドの想いを理解出来ないのではなく理解しようともせず、ただ頭ごなしに否定しかしないエイミーがヒステリックに見え、憤りを覚えたのかもしれません。

レドもクジライカを放置することでやり過ごすガルガンティアの姿勢に同調出来ていないので同じに見えるかもしれませんけどね。
でも、レドはリジットやベローズとの会話でガルガンティアの考えるクジライカの概念や価値観を聞いたうえで、それが自分にとって理解出来なかっただけなので、エイミーとは似て非なるのかな、と。

極端な話、人間が二人いれば絶対に分かりあえない部分・譲り合えない部分が出てくるはず。「話し合えば絶対に分かりあえる」ということは幻想で「話し合っても折り合いがどうしてもつかない」ことの方がむしろ多いわけで、レドとエイミーにとってはクジライカとの向き合い方であり、それに向き合っている自分自身なのだと思います。


追伸。ベベルは聡明過ぎましたねw もう少し子供っぽくても良いような気はしましたが、アレはアレで身体が弱い彼なりに会得してきた処世術なんでしょう、たぶん。
  • posted by 月詠 
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  • 2013.05/27 17:38分 
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NoTitle 

 今回、思い詰めて行くリジットが最後の最後で気付く所は綺麗に描かれた良い場面だったと思いましたが……


 こちらのコメントを読んでふと思ったことを幾許か……


 今回のエイミーの挙動は、私自身はそれほど不快に感じるものでもなく、自然な形として映っていました。
 ただ、月詠さんの意見やこちらのコメントを読ませて頂いて思ったのは、第一印象の違いかな……と言う点です。

 私達視聴者は、第一話前半で対ヒディアーズ戦に臨むレドの姿を目にしています。
 悲痛な断末魔を上げる同輩や、決死の覚悟で自分を生かそうとする上官……
 そんな彼等を無感動に坦々と捕食していくヒディアーズ……
 そんな某対巨人戦を描いたアニメの如き救いのない情景を見て育った人物と言うのが、私達が得たレドと言う人物の第一印象なのではないかと思います。

 一方で、第一話ラストの朝日に照らされた空と海を前にして唖然呆然とする少年……と言うのが、エイミーにとってのレドに抱いた第一印象何じゃないかと思えるのです。

 確かにレドは、自分が兵士であること、ヒディアーズとの戦いが過酷であることをエイミーに対して度々話していますが……
(そして、画面外でもそれは変わらないと思われます)
 しかし、本格的な「殺し合い」や「殲滅戦」等に触れることのないガルガンティアしか見て育ってこなかったエイミーに、レドの言葉がどの程度理解出来ていたかは疑問です。

 エイミーにしてみれば、全く異なる場所と文化の中で育った人物としてレドを理解していても、敵に対する憎悪や戦意と言った感情は理解の埒外なんじゃないかな……と思えるのです。
 その意味で、面と向かって「レドは間違っている」と声を上げなかった分だけ分別がある様にも感じられるのですが……?

 ここら辺の捉え方は千差万別あるでしょうから、誰が正しいとも言えない所なのかも知れませんが……



 気付けば思いの外長文となってしまいました。この辺りで失礼させて頂きます。
  • posted by 夜夢 
  • URL 
  • 2013.05/29 01:13分 
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蛇足的ですが…… 

 続けての書き込み失礼します……

 私個人の意見としては、人間には「畏れ」の対象となる
何らかの存在は必要なんじゃないかと言う考えを持っています。

 その意味で、現状でのクジライカとの共存が「恐怖」でしかないと言う月詠さんの意見には頷ける部分はあるものの……少々違和感を覚える所があります。

 現代の多くの人の感性からすれば、銀河同盟の暮らしぶりが「理想的な未来」に見えないだろうと感じてしまうのも、そこら辺が関わっている気がしないでもないのですが……
(まぁ、これは月詠さんを論破するつもりも出来るつもりもないただの戯言に近い代物なのですが……)
  • posted by 夜夢 
  • URL 
  • 2013.05/29 01:22分 
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  • [Res]

>夜夢さん 

こんばんは。長文ありがとうございました。

>レドの印象
本当にそうでしょうか? 確かに1話Aパートを観ている私たちはレドの「兵士」としての印象が強いですけど、一方で1話Aパートでしか私たち視聴者もレドの「兵士」として戦う姿を観ていないわけです。そんな私たちがレド――というよりも同盟の兵士の過酷さなり何なりを理解して行ったのは、夜夢さんも書いていますが、エイミーと出会って以降の、彼がエイミーなりベベルなりに話を聞かせてきた部分の方が比率が大きいと思います。

そうなると私たちとエイミーのレドに対する印象の差は多少はあれど、そこまで大きなものなのかなぁと。


>一方で、第一話ラストの朝日に照らされた空と海を前にして唖然呆然とする少年
その前に銃を向けられ、抱えられて連れ回されたのに、ですか。なんか、それはちょっと無理がある気がします。エイミー自身がその後レドについての印象をサーシャたちに語ったように、彼女にはレドに抱えられて連れ回された時の印象の方が強かったように思いますが。


>面と向かって「レドは間違っている」と声を上げなかった分だけ分別がある様にも感じられるのですが……?
今回は、ですよね。前回言ってますからね、レドを頭ごなしに否定するように彼の話を聞かず「(クジライカが)可哀想だと思わないの?」「地球にまで戦いを持ちこまないで」って。

でも、エイミーって言った後に「そういったことは本当に正しいのか?」と自問自答出来た女の子だったはずなんですよ(まぁ、これも私の先入観かもしれませんが)。
だから、レドが海賊船団を皆殺しにしたあと「バカっ!」と相手を非難した後に謝罪に来れたわけで。


まぁ、エイミーに関してはそんなことよりも私は相手の話を分かろうともしないで自分の中で勝手に作り上げた人物像をその相手に押し付けて、それに相手が当てはまらないと「それは間違ってる」ってわめくヒステリックな部分なんですけどね。コメントでは話題的に少しそれてしまっている部分もありましたが。


>恐怖と畏れ
その辺については個々人の価値観なので、私から何かをってことはないんですどね。夜夢さんはそうではなさそうなので置いておくとしても、他の方の感想を読むと安易に「(クジライカとの)共存」のふた文字を並べている方が多くて、「ちょっと共存の意味と現状をちゃんと見比べてみようよ」とは思っています。「共存」ってそんなに軽い言葉じゃないんじゃないかなー、と。

夜夢さんはたぶんそんな安易に軽く「共存」の言葉は使われていないと思いますが、なんか他の方たちは……例えばですけど、家の敷地内にスズメバチの巣が出来た時に「何もしなければ襲われる心配は少ないから共存しよう」って言えるんだろか、思うんですよね。私には無理です。少しでも危険があるなら、あらゆる手段を使って排除する方法を模索します。まぁ、日本中・世界中を駆け巡ってスズメバチを殲滅しよう、とまでは思いませんけどw

クジライカの共存って、私たちの世界で言うとそういう存在との共存なんじゃないのかな。クジライカの共存を口にするということは、そういうことを許容出来ないで安易に口にしてはいけないんじゃないかなぁ、と考えています。

アニメはフィクションだから現実の話を持ち込むんじゃねぇ、って思われる方もたくさんいるとは思うんですけど、アニメはフィクションだからこそそこから発せられるメッセージは自分の身近にあることと置き換えたりして考えるべきだとも思ってます。


>現代の多くの人の感性からすれば、銀河同盟の暮らしぶりが「理想的な未来」に見えないだろうと感じてしまうのも、そこら辺が関わっている気がしないでもないのですが……
そうなんですかね? まぁ、個人差があるとは思いますが。

宇宙空間で酸素すら供給されて得るモノとなるほど不安定な地盤の上で、あらゆることに制限が加えられて管理されて生きる世界は、あまり私には理想的に見えないんですけど、理想的に見える要素があるってことなんでしょうか。

どちらかと言うと、私たちの世界だと共産主義やそういうのに近い世界だと思うんですよね。で、資本主義の国に住む私たちからすると、ガルガンティアの方が現実に近い形なので今の体系によほどの不満がない限り、あまり同盟の方が理想って感じはあまりしないんですけどね、私は。


長文レスになってしまい、申し訳ありません。それでは。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2013.05/29 12:25分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>そうなると私たちとエイミーのレドに対する印象の差は多少はあれど、そこまで大きなものなのかなぁと。

 実の所、映像で見るのと話を聞くだけでは受ける印象は違いがありますし……意外と両者の印象には差がある様には思うのですが……実際どうなのでしょうか?

 ただ正直な所、エイミー達はヒディアーズがどんな敵なのか、どんな危険性があるのかをちゃんと聞いていなかった可能性はある気もします……
(宇宙にはそんな危険な存在がいるらしいけれど、地球にはそんなものはいないから……・と言った感じで)


>彼女にはレドに抱えられて連れ回された時の印象の方が強かったように思いますが。

 それは、確かにそうかも知れませんね……
 ただ、第二話でレドを(より正確にはレドとチェインバーを)船団上層部が危険視する中で、リジットの問いに「普通?」と答えたことから、そんな風に感じていた訳ですが……


>でも、エイミーって言った後に「そういったことは本当に正しいのか?」と自問自答出来た女の子だったはずなんですよ(まぁ、これも私の先入観かもしれませんが)。
だから、レドが海賊船団を皆殺しにしたあと「バカっ!」と相手を非難した後に謝罪に来れたわけで。

 これには、なるほどと思いました。確かにそう言う意味では言いっ放しの形になってますね……
 ただ、前回罵倒してしまったが故に、今回面と向かって何かを言うことも出来ずにいる(≒誤れる程ではないにしろ反省している)のではないかとも解釈できるのでは……?

 また、海賊の件で言えば、最初の襲撃が一段落してから反省や謝罪が出来ていた様に思いますので、フランジの船団が去った後にそうした場面が出て来るのかも知れません。


>クジライカの共存

 この問題を思うとき、人間と狼の関係を連想してしまいます。

 西洋において、教会による「狼=悪魔の化身」と言うプロパガンダ?や、人食い狼による集落への襲撃事件などから、狼は駆除の対象とされていたそうです。
 対して日本では、「おおかみ(狼、大神)」の名の様にある程度神聖視され共存と言うか棲み分けが行われていた様です。

 所が、幕末期に「狼=悪魔の化身」と言う西洋の価値観と狂犬病が齎され、狼を駆除する方向に意識が変革して行き、ニホンオオカミは全滅しました。
 そして、ニホンオオカミの絶滅によって、彼等に捕食された鹿や猪等の個体数が増加し、現在の日本で農作物や生ゴミを漁る害獣被害の増加の遠因になっていると言われています。
(一方で、欧米では“人食い”の血統が駆逐され、動物愛護の意識が浸透しつつあることから、人と狼との共存や棲み分けが進みつつある様です。)

 人間の理解している範囲って意外と広くはないと思うので、害があるから殲滅・駆逐しようと言っても、認識されていない所で人間に恩恵を齎している可能性もあると考えてしまうのです。
 だから、レドが(ひいては銀河同盟が)主張している「ヒディアーズの殲滅」が果たして正しいのか、少々疑問に思えるのです。
(……とは言え、襲ってくるモノを生存の為に撃退することを間違っていると言うつもりはありません。)


 またしても無駄に冗長な文章となりましてすみません。この辺りで失礼させて頂きます。
  • posted by 夜夢 
  • URL 
  • 2013.05/30 19:17分 
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  • [Res]

>夜夢さん 

最初に述べさせていただくと、夜夢さんが今回のコメントのやり取りにどう感じているか解りませんが、私はとても楽しいし嬉しいですw なんかこう、相手を罵倒するのではなく、かといって遠慮しすぎる部分もなく、冷静にお互いの意見を礼節ある中で提示していって論理を詰めていく感じが今までのコメントのやり取りの中でとても充実感があるんですよね。だからとても感謝しています。ありがとうございます。



さて、話は戻りますが。

>意外と両者の印象には差がある様には思うのですが……実際どうなのでしょうか?
そこは夜夢さんがおっしゃるように、「実際、どうなんだろう?」と思うところではありますね。価値観の上では確かに「せん滅する」という概念は薄そうですが、一方で海賊という自分たちの生活を脅かす存在に武器は持ち出している中で全くエイミーが想像出来ないのか、というとエイミーもさすがにそこまで想像力や相手を慮る能力が欠如しているようにも思えませんし。「自分の価値観や文化には存在しない概念だから予想出来ません」って単純に想像が出来ないだけの残念キャラになっちゃいそうだし、エイミーはそうじゃないと私は信じているんですがw

>リジットの問いに「普通?」と答えたことから、そんな風に感じていた訳
うーん、あれは連れまわす中で自分に危害を加えようとする行動がなかったから「(危険かそうじゃないかっていえば)普通?」だと私は解釈しているんですよね。レドが兵士であることと、レドが危険であることは別と言えば分りやすいでしょうか。

>フランジの船団が去った後にそうした場面が出て来るのかも知れません。
これは次回にならないと分かりませんが、今回もそれなりに時間が経ってると思うんですよ。船団が相応数分離していますから、当然ピニオンとフランジ以外も分離したとなれば、離反者は署名と準備が必要でしょうし、そういうのを想像すると一カ月も二カ月も経過しているわけではないでしょうが、海賊のときと同じように二、三日くらいは経過している気がしていますが、どうでしょう。

>人間と狼の関係
なるほど。確かに現代においても特定の種を絶滅させることによる生態系の崩壊の方が、結果的に大きな視点で見たときはダメージが大きいことの方が多いですね。それは事実だと思います。

ただ、カッコ内で補足されているように互いの生活領域が重なった時に衝突は避けられないとも思います。

現代では森・山が開発によって減少したことで、クマやイノシシなどが人里まで降りてきて農作物の被害を与え、時に人間をも襲います。人が開発を進めた結果生活領域が重なって共存が出来なくなりつつあることの一つだと思っています。

同じようにクジライカが、人の入れないような深海で活動している分には干渉しなかったけれど、生活領域を拡大してきたんじゃないか、と私は考えています。それこそレドの言うように「いずれ訪れる衝突」が日に日に迫っていたのだ、と。

実は現実世界にもクジライカに似た巨大イカが存在します。一時ネットでもNHKの特集が話題になったのでご存知かもしれませんが、そういう巨大イカは深海を中心に活動しているから今は人間と住み分けが出来ていますが、もし巨大イカが深度を上げて浅瀬で動き回るようになれば、そこに「共存」が出来るかって微妙だと思うんですよね。巨大イカに魚を大量に食われて漁場を荒らされれば、人はたぶん相応に対応するわけで。

そういうときに、夜夢さんとやり取りをしていて実は「せん滅」も「共存」も間違いなんじゃないか、と思えてきました。

まぁ、人間に都合が良いだけですけど、共存と言って干渉しなさすぎるのもダメだし、かといって完全に根絶やしにするのもダメ。人なり、それより上位の種なりが適切な数を間引いて環境を維持する方が重要なのかもしれませんね。

今後、レドもエイミーも間違っていて新しい価値観をみんなで探す、とかになると面白いかもしれません。



こちらも長文レスになってしまいました。先に述べたようにとても充実したやり取りが出来ていて、私としてはとても嬉しいです。ありがとうございます。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2013.05/30 21:56分 
  • [Edit]
  • [Res]

ちょっとばかり意地の悪い解釈を少々…… 

>私はとても楽しいし嬉しいですw

 最初に、こう言って頂けて恐縮です。


 さて、前回書き忘れた点等を少しばかり……

>あまり私には理想的に見えないんですけど、理想的に見える要素があるってことなんでしょうか。

 若干ひねくれた考えですが……
 人間も「社会性動物」の一種である以上、蟻や蜂の様に個々人が集団を構成する部品に徹すると言う生活形態も一つの完成形と言って言えなくもないと思うからです。
(それに「人権思想」自体が近代以降に現れた思想なので、時代遅れの思想と破棄される時代が来ないとも言い切れない……)

 正直、上述の意見に自分自身は賛同しかねますがね……


>今後、レドもエイミーも間違っていて新しい価値観をみんなで探す、とかになると面白いかもしれません。

 そう言う展開になれば良いですよね……


 さて、最後に意地の悪い考え方ですが……
 私達が共存・共生していると見ている生物群の中にも、互いが相手の種を出し抜こうと裏をかきあった結果、共存・共生の関係に落ち着いているものが少なくないと聞きます。

 それを踏まえると……実は銀河同盟とヒディアーズって、理想的な共存・共生関係が成立してないか……?
 とも思えるのですが……(苦笑)
 銀河同盟の現状を支持しているのは、ヒディアーズの脅威であり……殲滅を称えていても、現実的に殲滅できる実力は無いようですから……
 存外、ヒディアーズ側は「人間と共存関係」にあると思ってそうな気がしなくもない。
(まぁ、そんなことを考える知性があれば……・の話ですが……)

 つまらない書き込みをしてしましたが、今回はこの辺りで失礼させて頂きます。
  • posted by 夜夢 
  • URL 
  • 2013.05/31 08:01分 
  • [Edit]
  • [Res]

>夜夢さん 

>蟻や蜂の様に個々人が集団を構成する部品に徹すると言う生活形態も一つの完成形
いや、それはどの社会でも変わらない部分ではないと思いますよ。どの社会体系でも、人間が組織を構成する一要員であることには変わらない。ガルガンティアでも、それぞれに「仕事」という形で呼び名が変わっているだけで、役割が個々人に与えられ、それによって集団が機能し社会が回っている点は変わらないわけで。

「じゃあ何が違うの?」というと、個人個人が「どの歯車になって社会を動かすか」という選択が出来るのがガルガンティアであり、私たちの世界で、それが出来ないのが同盟の世界ということです。


>銀河同盟の現状を支持しているのは、ヒディアーズの脅威であり~
銀河同盟が現状を望んでいればそれでも良いのですが、そうではないのではないでしょうか。1話でレドは、今回の任務に成功し生還すれば、何やら兵役を一時終えて生活区(?)みたいなところへ向かう許可が下りる、みたいなことをチェインバーから指摘されています。

レドが、人が生活出来る環境のある惑星――地球の存在に驚きと喜び(?)を持って捉えたように、銀河同盟の本当の願い・望みは不安定な宇宙空間での生活ではなく、安定した生活が可能な惑星の発見の定住のような気がします(ご存じかどうか分かりませんが、この辺は『マクロス』シリーズに近いかも)。

ヒディアーズはそれをするための「障害」であり「弊害」でしかないので、ヒディアーズ側がどう考えているかは分かりませんが、人間側の意図を汲み取れば「結果的に理想的な『共生』出来ている」というのは、第三者から見ればそう見えるかもしれませんけどね。

でも、互いに殺し合いをしている関係は「共存」とも「共生」とも言えないでしょう。
私が前回したコメレスの最後も、アレだって「共生」ではなく「管理(しかも人間側の一方的に都合のいい)」ですからねぇ。


>今回はこの辺りで失礼させて頂きます。
分かりました。今回は幾度となく長文のコメントいただき、ありがとうございました。私も今回はこの辺で失礼します。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2013.05/31 10:40分 
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