実写版テルマエ・ロマエ 感想
TVでやっていたので観てみました。原作は未読、ノイタミナ枠でやっていたアニメ版は視聴済み。
序盤は結構、そのまんまな感じで面白かったかな、という感じ。全体的に実写化の割には良くできていた印象があった。中盤以降でも、温泉絡みのシーンは良かったと思う。男性キャストの多くが、いわゆる「濃い」役者か、結構年を重ねている俳優さんが多いので、その辺での深みや他の映画にはない面白味というものが強い。特にお爺さんたちはこの作品の強みw
一方で恋愛要素は要らない、と確信した。恋愛要素が出てきたシーンは、他のシーンとのギャップが酷い。オリジナルヒロインである山越真実(演:上戸彩)はコミカルなシーンでは作風にマッチしていたが、一転してシリアスになると浮く。尺不足だったのか、ローマにタイムトラベル後の人生悟ってます、的な感じが……というか、タイムトラベルした割にはみんな冷静だったよねwww
タイムトラベル要素のお約束である歴史改竄が物語後半の軸になったが、歴史モノにする必要もあまりなかったかな。でも、最後が「テルマエ・ロマエ」という漫画につながるのは、在り来たりだけど良いアイディア。
あとは、楽曲面は総じて良かった? 私は結構好きだったけど。
総評としては、近年の漫画原作の映画としては結構良い出来だったと思います。「これ、原作使う必要なくね?」と思うようなメディアミックスもある中では結構原作をリスペクトしていたというか、忠実にその面白さを再現しようとしていた雰囲気を感じられたかな。
第二弾も製作中のようですが、より良くなると良いなと思います。
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