銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 第2話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[銀河機攻隊 マジェスティック プリンス]
『ヒーロー誕生』
≪あらすじ≫
放棄するはずだった基地に一般市民が取り残されていたことで、徹底抗戦し、敵を退けたアッシュを駆る五人の英雄たち。
大々的に報道されたイズルたちは、出撃直後にもかかわらず、報償授与やマスコミの対応に右往左往する。慌ただしい日々。しかし、そうした中で自分たちが無理をしてでも助けた市民たちから感謝されると、イズルたちはあの時の無理が報われたような感覚を覚える。
しかし、世の中と言うのは移りやすいもの。
認知度皆無だった、イズルたちが属するMJPにスポンサーが。しかも、新型通信衛星設置にわざわざアッシュを使うことになり、そのアッシュはスポンサーのロゴがペイントされている始末。
GDF軍内部でもアッシュの一時的成果で評価を下すことに懐疑的な存在も多い中で人気取りな任務にイズルたちは駆りだされる。
だが、衛星設置中に高速接近する敵影をキャッチ。しかし、アッシュは本来の装備を外した簡易状態の上、出撃しているのはイズルのレッドファイブとアサギのブルーワンだけ。
武装も装甲もなく現場もピットもドタバタする中で、接近する敵の中には観たこともない鳥のような純白の機体が混じっていて――
≪感想≫
1話はロボット物を観ていたと思ったらヒーロー物だったが、2話は痛々しいほどのリアリティあるコメディだったwww いつの世も、人間もマスコミも変わらない軽薄さ、というのは皮肉だろうか?w
今回、私としては構成が非常に素晴らしかった。今回に限らず先を見据えた上でも。具体的には「英雄の誕生と同時に失態を描き切ったこと」だ。
Aパートでとにかく周りから持て囃される彼らだが、Bパートでは敵の襲撃を受けてまともな迎撃行動も取れず新型通信衛星まで破壊されると言う失態をしてしまった。それに対して落ち込む彼らを周りの大人たちは事情(アッシュの状態)を知っていることや「無事生きて帰ってくることの重要性」を認知しているからこそ励ますが、そうした一方で何も知らない市民たちは厚顔無恥に知ったかぶってあれこれとコメントを書きこんでいく。
これがとてもよかった。
なぜかと言うと、イズルたちが英雄視される中でいずれ失敗し批判される日は来るだろうと思っていた。そうでなければ彼らは個々に能力が優れているのに「ザンネン5」なんて呼ばれてはいないはずだし、メタな見方をすれば「上げて、落とす」のはこの手の典型的手法だ。
そしてそれは英雄である期間が長ければ長いほど落下していく時のダメージが大きい。そうなってしまうと、かなりシリアスだ。痛々しいと言っても良い。それは、ここまでの本作のコミカルな雰囲気とは相反するものになってしまう。
もちろん、それだけではないだろうが、そうした要素も踏まえた上でわずか1話(劇中時間でおそらく数時間から十数時間)で英雄から再び「ザンネン5」に戻ったのは今後を見据えた上でもなかなかの好判断だとは思えないだろうか?
次回どういう風に今回のイズルたちの失態を市民たちが捉えるかは分からないが、単純に英雄化されるよりはイズルたちの肩の荷も軽くなったはず。そもそもにして、記者会見でのイズルの痛い子発言、アサギのメンタル的弱さ、ケイの無愛想、タマキの空気読めない展開に、アタルの三枚目行動では英雄になりきれない伏線はあったわけだから、ここまでの展開を考えても五人が徹底的にバッシングされるような展開にはならないだろう。
イズル以外の四人はむしろ今回の結果を前向きにとらえるはずだ。そうした中でイズルだけはちょっと違った考え方・捉え方もしそうだが、果たして……。
私としてはもう一つ良かったのはアマネ大尉。GDFの情報士官のようだが、要はガッチガチのエリート軍人っぽい。なのでエリートとは真逆にいるザンネン5が戦果を上げたアッシュやMJPにライバル心剥き出し。
こう言うキャラは「ほれ、言わんこっちゃない」と外野の癖にドヤ顔するのがスゲー腹立つんだけど(笑)、アマネがそういうと「今さらかね? そういうのはもっと早く進言してくれないと」と結果論を口にする彼女を上官が釘を刺すシーンは痛快だった。
まぁ、そういうことを目的としたシーンではなかったかもしれないけどね。
でも、アマネが「パフォーマンスより再攻撃に備えるべきだったのでは?」という発言に上官が「それを言うならもっと早く進言したまえ」と核心を貫いたのは「確かに」と思った。
要はそれじゃアマネも彼女が毛嫌いしているMJPのアッシュとなんら変わらないってことだ。彼女は結果論で成果を挙げたアッシュを評価することに対して「時期尚早だ」と一時的な結果で論ずることに異を唱えたが、敵の再攻撃があってから「再攻撃に備えるべきだった」では彼女もまた一時的な結果で論じていることと同じことだ。
ちょっと変則かもしれないが、いわゆるダブルスタンダード。
そこを指摘されれば彼女も苦虫をかみつぶしたような顔を浮かべるしかないわけで、「ざまぁwww」と思ってしまった。
ここまで出張ってきて出番なし、ってことはないだろうから、今後彼女がどう動くかってところかな。典型的な展開だと、彼女が敵側と内通して~~と言う展開だけど……あるいは、スズカゼ・リンと同期とかでそっちにライバル心を持って張り合ってくるとコミカルになるかもしれない。
敵も間髪入れずに再攻撃をしてきた。これも上手かった。目的は敵の新型機(アッシュ)撃墜や情報収集ではなく、相手の浮かれているところに水を挿すことで士気が昂揚することを防ぐのが本当の狙いだろう。そうでなければ通信衛星だけ破壊して撤退、というのはあり得ない。
心理戦もなかなか面白い作戦をとってきていて、アッシュもどうやら二重構造になっていることが判明し、これなら武装や装備の換装も頻繁にありそうで、これは本格的に今後もコメディ面でも、戦闘面でも楽しみになってきた。今後も大きく期待。
次回『奇襲』 あざとい、いきなり水着回とかあざといwww
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://blog.goo.ne.jp/sakino-k/e/dc430eab7f00c0df494
32e266160b1e1
・http://brook0316.blog.fc2.com/blog-entry-3114.html
(http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201304120001/)
・http://crystalcage1984.blog.fc2.com/blog-entry-47.html
・http://fanblogs.jp/gyobayashi/archive/3190/0
・http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-8543.html
・http://hibikidgs.blog.fc2.com/blog-entry-1626.html
・http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-3230.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-5057.html
・http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-933.html
・http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-1031.html
・http://okirakutama.blog108.fc2.com/blog-entry-428.html
・http://sakanouenokumo819.blog46.fc2.com/blog-entry-946.html
・http://seigenjikan.blog2.fc2.com/blog-entry-2764.html
・http://soraxcan.blog59.fc2.com/blog-entry-3806.html
・http://specium78.blog93.fc2.com/blog-entry-1682.html
・http://wankokushushu.blog39.fc2.com/blog-entry-608.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Web拍手に頂いたコメントは後日『Web拍手レス』にてお返事させていただきます。
- at 00:22
- [アニメ(放送終了):銀河機攻隊 マジェスティックプリンス]
- TB(15) |
- CO(2)
- [Edit]
OPからただようシリアス臭が
ども。通りすがりの名無し改めsou-mk2です。
実は私、先行上映会に行った人なのです。
だからあまり詳しい事は言えんとです・・。
とりあえず上映会では見られなかったOPとEDはとても良かったです。OPは派手さが足りないかな?と思ったけど、何回か聴いてると静かな熱さを感じました。これはこれで。
とりあえずこのノリにが合う方なら3話以降も安心して見られるよー、と言っておきます。
ではでは。