[新]進撃の巨人 第1話
『二千年後の君へ』
≪あらすじ≫
四方を50mを超える壁に囲まれた街・シガンシナ地区。人々は壁の外の巨人から自分たちを守るため、この巨大な壁を作りあげたのだった。
外の世界に憧れる少年・エレンと、彼のよき相談相手であるミカサは、壁の中で平和な時を過ごしていた。
そんなある日、壁の外を探索に行った調査兵団が、この町に帰還するのを知る。調査兵団を“英雄”と呼ぶエレンが見たのは……。
(公式HP 物語1話より抜粋)
≪感想≫
2013年第2四半期(04-06月期)クールの新番組第10本目。原作は別冊少年マガジンで連載中の漫画。原作は未読。かなり作り手としては本腰を入れられているのか、かなり前々から大々的にCMが打たれていたことはあまりに有名。CMサイズのPVでも称賛されるなどそのクオリティは今期屈指になると、予想されていた。
実際に蓋を開けてみると、これがなかなかに凄い。良く動くし背景も綺麗だし、細かいところまでの描き込みが本当に凄い。これだけで完全に引き込まれてしまうだけの魅力がある。
そうした中で視聴者を敢えて突き放すような主人公の若い正義感と、その正義感が完膚なきまでに粉々に打ち砕かれるほどの母親の死。前者はいかにもな主人公っぽい言動で人によってはある種身勝手な正義感の持ち出しによって、引き込まれていた部分から突き放された感じを受けるかもしれない。
そして、後者は息子たちを逃がしてからの母親の「行かないで」という涙ながらの本音と、その後の巨人によって租借されるまでのシーンが妙に生々しい分だけ恐怖感を煽るだけ煽り、引き込んでいた視聴者が自ら一歩後ずさってしまうような後味の悪い終わり方を敢えて迎えたわけだ。
(目の前で母親が殺される(しかも巨人に)というのは、個人的に『機動戦士Vガンダム』を思い出した。いろいろと違いはあるが、やはり「親が殺される」というのは息子が最も無力感を覚える時なのだろう。そして何かを決心させたり、改めたりするきっかけになる、ということか)
こう言う評し方が正しいかどうか分からないが、1話は踏み絵だったと思う。
厳密にいえば絵踏み? いや、それでも正確な意味じゃないけど、ニュアンス的にw
1話っていうのは少しでも多くの視聴者に、最後まで観てもらい、そしてパッケージ版や各種グッズを購入してもらうための導入だ。そのため世界観の説明に走る作品もあるし、いきなり見せ場を持ってくる作品もある。
そんな中で本作もそうした側面も確かに遭ったのだが、それ以上に「この作品はこう言う作品ですよ。今後も観れますか?」と言われているような気がした。
振り返ればあっという間の30分だったが、その30分の中にはたくさんの要素が詰め込まれていた。世界観について、主人公の想いや幼なじみ・ヒロインたちの考え、父親の言う地下室や冒頭の夢などの“秘密”、家畜のように生きる人類とそれに慣れ切ってしまった門兵たち、そして親しい者の残酷な死。
言ってみればこの『進撃の巨人』の1話には、たぶんこれからこの作品がアニメ化して描いていく要素の全てが詰め込まれていたのではないだろうか? いわゆる「お試し版」。原作を読んでいないので断言はできないのだけど、たぶんこれからこの作品は上記で挙げたようなものをいろいろな角度から描いていくはず。
だからこそ踏み絵。
まぁ、一番耐性が必要なのはグロいシーンが多いってことなのかもしれないけどね。それに耐えられる・耐えられないかってことだよね。あとはキャラ画も特徴的(特に“巨人”は生理的に受け付けない人もいそう)だし、主人公の青臭い部分とか(でも、今回母親の死を目の当たりにして、“外への好奇心”よりも“巨人への復讐心”がメインになりそうだけど)。
たぶん合わない人には合わないと思う。私もどちらかと言えば、あまり合う方じゃないかもしれない。まぁ、それは1話で全部決められるようなものでもないけどね。
でも、合う・合わないは別にしても1話は掛け値なしに今期の1話の中では最高の1話の一つだったと言える。
あとはこれがいつまで続くのか、というwww
こうなってくると感想となると難しい。日付をまたぐが、同じ深夜帯に『ニャル子さんW』もあるし、『翠星のガルガンティア』もあるし、難しいところ。余力の少ない人は、コメディ好みなら『ニャル子さんW』、SF好きなら『翠星のガルガンティア』、シリアス好みなら本作という具合に分かれる感じかな。
私もそんなに余力があるわけではないので、その三本の内のどれか一本ってことになるとどうなりますかねー……。
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進撃開始!
今期はどれも目が離せなくて録画HDD泣かせですね;
「行かないで」と言わせる発想やハンネスさんが引き返す等々この作者は何を考えているんでしょうか?(褒め言葉
>1話は踏み絵だった
悪の華もですがじょしらくに続き別マガ作品=変化球作品が続きますね。
背景や建物がとても綺麗で驚きました
次回も楽しみですね~