コヨーテ ラグタイムショー 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[コヨーテ ラグタイムショー]
放映期間:2006年7月~9月(全12話) 放映局(私が視聴した局):テレビ埼玉
シナリオ構成 評価:A
前半の面白さを評価した形ですね。最初の方の面白さは、私の中で今期アニメトップクラスの期待を持たせたほど。「萌え」と言う言葉が流行してしまったからか、どうもその路線やあるいは活躍するのがほとんど女性キャラと言うアニメが多い中で、男―――しかも中年オヤジが活躍すると言う異色さやインパクトの強さは、私の中で衝撃でしたね。個人的には「萌え」より「燃え」の方が好きだ、と言うところもありますし。ただ、最終話での詰め詰めの感じはどうしても否めません。なのでその辺を減点してA。
演出 評価:C
Cと言う辛口な評価ですが、色々と内訳が異なる感じです。対人・対戦闘機戦闘に関しては文句なしでAかSを点けられる出来です。ただし、大きな問題を残したのはキャラクター演出。辛うじて、フランカの描写については評価出来るものの、アンジェリカ・マルチアーノについては説明が不十分。チェルシィ、12姉妹の存在理由や、カタナ・ビショップたちの出会い、あるいはビショップとスワンプがいがみ合う理由などなど、本当に描き切れていない部分が多過ぎる。もちろん、1から10まで全部描くことが必ずしも良いわけではなく、視聴者に想像させる要素を残すのは1つの演出方法ではありますが、想像させる要因があまりにも多いorz 一応、戦闘も評価して不評部分を相殺してC。
作画 評価:B
比較的安定した作画だったと思います。あまり大きな崩れも見られませんでしたし。作画として評価したいのは戦闘シーン。特にコヨーテ号や軽戦闘機の作画は描写とともにこのアニメの売りと言っても過言ではないくらい、良かったのではないかと思います。
CAST 評価:A
ミスターたちのCASTに関しては文句なし。ベテラン勢をそろえたことで、一つひとつの演技に味もあり、演技力も申し分なし。アンジェリカ・チェルシィに関しても許容範囲内。ギルド側も、若干12姉妹はメイ以外喋る機会が少なくて評価に困るところですが、おおむねOKでしょう。と言うことでA。
OP/ED/BGM 評価:C
まぁ、曲自体は平均的かなぁ、と思いつつも個人的な好みにはHitしませんでした( ̄∇ ̄;) まぁ、あと理由を挙げるとすればOP・EDの描写ですよね。コヨーテを観ていて本当に、「OP・EDの演出も、重要なんだな」と実感しました。
総合 評価:B
前半戦の期待感やノリが、終盤にきて急速にブレーキがかかった感じがとても残念でした。前半のようなノリやテンポ、ストーリーで最後までこれたのならきっと良作アニメだったんでしょうけどね。「終わりよければ全てよし」と言う言葉。それは、逆に「終わり悪ければ全て悪し」と言うことでもあり、コヨーテは後者を体現してしまった感じが否めません。
今期アニメの中では、オヤジが主役と言う異色アニメ。その分、燃える展開が多くあり、面白くなる要素は幾らでもあっただけに、ちょっと残念です。
おまけはOPENからどうぞ。
ベストキャラTOP3
1位 ミスター
熱い中年オヤジ。そのインパクトと有言実行してしまう実行力とスペックの高さ。そして時折言うクサイほどのセリフの数々。主役と言う位置づけに相応しいキャラクターでした。
2位 フランカ
このアニメで最も良く描写されていたキャラクター。ミスターとの関係についてずっと悩み続け、それを一端は解消される。それでも、やっぱり不安は尽きなくて、そしてそれをまたミスターによって解消される。こう言う悩みって普通に考えれば一度で解決出来るわけがなくて、それをリアルに描写していたところがとても好感が持てます。
3位 メイ
12姉妹では結局、最初以外戦闘への参加がないまま拿捕され、アンジェリカたちと行動をともにしたメイ。アンジェリカたちを母艦から暗に救い出す形は、彼女が12姉妹以外の在り方を感じ取れた瞬間だったのかもしれません。ぜひ、アンジェリカたちとトリオでまた行動して欲しい。
ベストエピソード
第1話
全ての始まり。でも、個人的に一番面白かったし、今後に一番期待出来た話。本当に面白かったですね。ぜひ、この感じで最終話を描いて欲しかったところです(´・ω・`)ショボーン
- at 13:01
- [アニメ(放送終了):コヨーテ ラグタイムショー]
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