雑記2/21「PS4の正式発表」
更新頻度がかなり低いとはいえ「ゲーム」なんてカテゴリを作っている一人としては、触れないわけにはいかないこの話題でしょう。
ということで、PS4に関する話題です。少し前にも書いたのですが、まぁ正式発表が一応あったということで、改めて少し触れてみたいと思います。
引用もあってちょっと長めになったので、今回は追記です。よろしくお願いします。
ソニー「プレステ4」正式発表 PS3のソフト使えず
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は20日(日本時間21日)、新しい据え置きゲーム機「プレイステーション(PS)4」を売り出すと正式に発表した。2006年の「PS3」以来7年ぶりの新型となる。
ニューヨークで開いたイベント「プレイステーション・ミーティング」で、SCEのアンドリュー・ハウス社長が明らかにした。
PS4は画面がより高精細になるほか、ネット経由で「PS3」向けゲームの多くをダウンロードできる。保存したゲームを携帯ゲーム機「PSヴィータ」やスマートフォン、タブレット端末に移して外出先で遊ぶこともできる。PS3のソフトは使えない。
コントローラーに付く「シェア(共有)ボタン」を押せば、ゲーム画面をツイッターなどの交流サイト(SNS)や動画サイト「ユーストリーム」に投稿できる。触って操作するタッチパッドが付くほか、コントローラーに付いたLEDライトの動きをテレビ近くに置いたカメラで読み取り、直感的にゲームを操作することもできる。
(Yahoo.ニュース経由 朝日新聞デジタル)
とりあえず、国外ユーザーは分かりませんが、国内ユーザーからは見放されそうな内容。良く分からないけれど、PS3のソフトは使えないけど、ネット経由でPS3向けゲームの多くをDL出来るっていうのは、ネット販売のものならPS4でも遊べるのか、それとも今後発売されるソフトにPS4/PS3の両方向けのゲームがあるのか(近年だとハード違いでPSP/WiiとかXbox/Wiiとかそういうのがあるので)。
どちらにせよ、どこのだれがこの方針を決めたのかは分からないけれど、市場を理解しているのか怪しい方向である。
コントローラーの多機能化は、コードレスがほとんどの現行機・次世代機では電池の消耗が激しかったり、故障の可能性が高まったりとその多機能化のために耐久性を犠牲にしていることは素人でも分かること。コントローラーなんて一つのものなんだから、例えば「他は使えるのにこの部分だけが使えなくなったから買い換え」の確率が上がるわけだ。まぁ、それが狙いなのかもしれないが。
同時に多機能化はハード側の価格高騰、ソフト側の開発費高騰を招く。PC並みのCPUがあるとさえ噂されるが、それも同時に言えばその機能を使いきるにはPCゲーム並みの開発費がなければ宝の持ち腐れ。
実はこの路線、PS3ですでに失敗しているはずだが、果たしてそれがどうなのか。まだ正式な価格設定が出ていないので何とも言えないが、ハードだけで現行他社機+1万もすればユーザーは振り向かないないだろう。それだけの付加価値がない。画像の綺麗さは現行機で十分と言うユーザーは少なくなく、タッチパネルはともかくネットとの相互機能はそれらの機能を使っていなければ何の意味もなく、普及し始めたとはいえネット回線接続が前提なら当然その前提から漏れるユーザーもいるのでさらにPS4に対して価値を見出す人は減る。
面白いのはユーザー側との乖離だ。これが国内ユーザー限定なのか、国内外のユーザーの総意なのかは分からないが、こんな面白い記事もある。
『Play Station4』で希望する仕様は? 「PS~PS3までの互換機能」「低価格」
2月20日(日本時間の2月21日午前8時)にニューヨークで発表されるであろうSCEの新ハード『Play Station4(以下、PS4)』。まだ詳細な仕様などは発表されておらず全ては発表会待ちとなる。そもそも『PS4』が発表されるのかすら、正式には発表されていない。
そんな発表前の『PS4』に希望するものを1000人を対象にアンケートを採ってみた。皆は『PS4』にどのようなことを望んでいるのだろうか。
<PS4に希望する機能、仕様は?>
1位:PS~PS3までの互換機能 314 (31.4%)
2位:低価格 136 (13.6%)
3位:興味なし* 123 (12.3%)
4位:PS3の周辺機器をそのまま使える 76 (7.6%)
5位:高性能 47 (4.7%)
6位:低電力 32 (3.2%)
7位:クラウドゲーム機能 27 (2.7%)
8位:動画録画機能 24 (2.4%)
9位:静音 22 (2.2%)
10位:ディスクレス 19 (1.9%)
(以下略 配信:ガジェット通信)
発表前に行われたもので、アンケートが具体的にどういった対象に行われたかも不明瞭など信頼性には乏しいものではありますが、ただ出てきた結果に関しては、ある程度のゲーマーならこう答えるだろう、というそれなりに妥当なものかな、と。
「高性能≠多機能」だと思うので一概には言えないのが辛いですが、仮にここでの「高性能」が「多機能」「高画質」を含むものだとすると、現在の発表でユーザーが望む機能が出てくるのは5位になってから、ということになります。さらにそれを含まないなら、7位まで落ち込むことに。売りにしそうな「シェアボタン」も8位にようやく「動画録画機能」が入るだけでは……。
さらに5%を超える上位のユーザーの声が一つも反映されない可能性が高いのだから、見向きもされないどころか、見はなされる可能性すらあるのでは? ギリギリで先に挙げた7位にある「クラウドゲーム機能」がどう転ぶか。
どの道、ユーザーが望まない機能を多く詰め込んで「どうでしょう、高性能でしょう?」とドヤ顔をしても、ユーザーから見れば不要機能詰め込んでそんな顔されたむしろ腹が立つ、といったところ。
そうなってくると、今後を大きく左右するのは先に挙げたように価格設定、そしてソフトである。ソフトがなければPS4だろうが何だろうが、漬物石と同じだ。初代PSではFF7、PS2では発売当初に鬼武者、さらにFF10といった牽引役となったソフトが出たことが大きかった。当然、期待されるのはPSの起爆剤となってきたファイナルファンタジーシリーズとなるのだが、PS3ではFF12・FF13と思いのほか伸びた印象はなく、結果として牽引してくれるヒット作に恵まれたとはいえず、その差が現在のWii系との差となっているのは明白である。
ソフトの内容・タイトルはもちろんのこと、販売方法、価格などももちろん重要になる。かつてカセット時代とCD-ROM時代が過渡期にあった際には、1本1万前後もしたカセットと比べ低価格だったCD-ROMが有利に立ったとも言われており、こちらの価格設定も今後の重要な要素となる。
正式発表するからには、今から路線変更は難しいだろうが、果たしてこのPS4の路線は吉と出るのか凶と出るのか……。
NoTitle
ただこの手のものはセガサターンで既にやっているんですよね。
機能をフルに使ったのはセガの自社製ソフトだけだったという話でしたしw
あとはVitaをWiiUのコントローラーみたいに端末として扱える点が利点かな?
ただPS3のパッケージソフトは駄目だそうで。という事はネット関係が主流ですかねぇ。
ZOE3のプラットフォームとかもPS4になりそうです。。。σ(^◇^;)
フルブーストは・・・ギリでいいのでPS3で発売して欲しいなぁ(チラッ