まおゆう魔王勇者 第2話
『わたしたちをニンゲンにしてください』
≪あらすじ≫
もはや戦争によって経済を回すことで成り立ってしまったこの世界で、新しい未来を共に見るべく契約を交わした勇者と魔王。二人は魔王の居城から転移すると、片田舎の開拓村へと足を運ぶ。
まず魔王が新しい未来を得るために取りかかろうとしたのは、食糧問題。現状は戦争があるからこそ、農耕に適さないような場所にも食糧が「戦争援助・支援」という名目で配給されているが、戦争が終わってしまえばそれは当然なくなってしまう。そうすれば、限られた量しか作られていない現状では必ず餓死者が出る。
それを解決するため、生産量を高める方法として魔王は現在の三圃式農業から輪栽式農業への転換によって、農作物の育成によって土地が痩せることを防ぎつつ、土地の地力を持続させ、何より生産量を高めようと試みる。
そのための実験として選ばれたのがこの開拓村。そこには魔王に先んじて古くからの彼女の側近・メイド長が、拠点の確保と周囲へのあいさつを済ませていた。
しかしながら、教育度の低い開拓村では、(正体を当然隠していることもあり)なかなか魔王の進言は通らない。そこで魔王は、村民の教育レベルを上げようと奮闘し、凛栽式農業についても“とある秘密兵器”を手に入れる……。
一方、勇者はとある晩に牛舎へと忍び込んだ農奴姉妹を発見する。奴隷という制度に否定的な勇者は、再び現実というものを思い知らされる。そしてその姉妹は、メイド長によって通報され然るべき対処を取られるはずだったのだが――
≪感想≫
土地をローテーションによって廻していく三圃式、それをさらに発展させた輪栽式と普通に真面目にやってて吹いたw もう少し、こうファンタジーチックなものだったり、理論上の展開だったりするのかとも思ったが、どちらも現実世界のヨーロッパでは実際に起こった流れだ。
詳しいことは私も専門家ではないから語れないし、劇中での説明が分かりやすいので、そのまま見てもらえればいいと思う。クローバーは飼育の餌になるほか、土地の地力を回復させる効果もあると言う。
実際に農業をしていないと分かりづらいことでもあるが、農地はそこで作物を栽培するのでその作物に土地が持っている栄養分が取られてしまう。無論、それに対して土地も土地で枯れた農作物や葉っぱなどなどいろいろなものを微生物が分解して土地に栄養を貯め込んだりするので、その循環システムがある程度あるわけだ。
ただ、毎年毎年作物を取っているとその循環が間に合わなくなり、土地の方が痩せ細っていく。結果として「地力」がなくなって、作物の成長や実りに影響が出るので、それを回避する方法が三圃式であり、輪栽式ということになる。
ちなみに日本だとあまり見られない。たぶんだけど、日本のように土地が狭く、主食がコメで春から秋までの半年近くを稲作で独占してしまう国ではあまり適さないやり方なのだろう。日本で農作の手法で有名なのは二毛作の方だと思う。あれも、「水田(稲作)だから出来る」とも言われているし、小麦や他の農作物で同じことをやったらやっぱり地力が下がるんじゃないかな。
それを防ぐためにいろいろな化学肥料や農薬を使って補うのだけど、まぁ今のご時世、無農薬やら有機農業やらいろいろと農家の人も大変だと思うよ、ほんとw 用量・用法など多様にあるので一概にこの問題を指摘することは出来ないが、乱暴だけど極端な話をすれば「なんだろうと投薬なんてダメだ」といって子供にインフルエンザなどのワクチンを打たせなかったり点滴させなかったりすることと一緒だからね。
まぁ、それでも無農薬や有機農作を頑張っている農家がまだこの日本にもいるというのだから頭が下がる。さすがに某国のように薬漬けにするのはどうかと思うが、それにしたって色んな意味で潔癖症な気質がある国民性が少なからずあるのが日本人であることは概ね間違いないだろう。
人間がサプリメントや栄養剤で体調を補ったり予防注射で病原菌から身を守るのと同じように、最低限野菜もそういうことがもっと認められる国民性になれば良いなと思う。
……あれ? これ、なんの記事だっけ(爆
思いっきり脱線してしまった(ノ∀`)アイター 改めて『まおゆう』の第2話だが、1話から引き続きなかなか面白い。金曜枠は、どのシーズンでも激戦区になるがその中でもひと際異彩を放ちながらも、面白さというものがしっかりとある本作は本命の一つだろう。
しかし、毎回魔王と勇者のイチャイチャシーンは入るんですかねー。見ててニヤニヤ出来るのは良いけど、時折、壁が欲しくなりませんか?(爆
農業手法の改良、人々の教育度の向上にまずはとりかかった魔王。いずれは、この開拓村の実験をモデルとして世界に対して流布させていくのだろうが、そこに至るにはまだまだ先は流そう。それにしても、魔王が用意した「秘密兵器」は何か楽しみw
一方で、自分は何も出来ていないと迷う勇者。確かに今のところ、熱血で理想主義だけど剣を振るうことしか能が無い。魔王は「傍にいてくれるだけで良い」とか言ってくれそうだが、それで納得する勇者でもないだろう。
個人的には、仮にも「勇者」なのだから相応のカリスマ性があると信じて、勇者が代表、魔王が参謀長みたいな形になると巧く安定する気もするが、そういう作品じゃねーからwとなりそうwww
実際には今後、豊富な知識量によって現実的な路線から攻める魔王と対比するように勇者にも、二人が望む新しい未来のために何か出来ることを見つけられると良いなと思う。
そういえば「農奴」というとなんか良く分からないけど、これって今の世界で言う会社員ってことだよねw まぁ、今の時代は本気になればその職(会社)を辞めて転職出来るんだけどw
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NoTitle
>……あれ? これ、なんの記事だっけ(爆
うん、私も気付いたら同じ土地で同じ作物を作り続けたらどーのこーのとか休ませる土地にも家畜のエサとなるものを植えたらどーのこーのとか書いてました(ぁ
メイド長さんの登場にキャッキャウフフしてた第2話でしたが、今回の農地が云々といった「現実的な部分」が思いの外多かったりするんですよね、この作品。
とてもファンタジックな設定の作品とは思えないシーンを見せられるまで、その事をすっかり忘れてましたよw
ただの娯楽としてだけではなく、観終わった後にちょっぴり賢くなった気分を味わえる作品でもあるのかもしれません(´ω`)
ほぼ間違いなく気のせいでしょうが…w
次回への引きも申し分なくって、「秘密兵器って一体何!?」と思わずにはいられませんでしたね~。
なかなかにお上手な切り方でしたよね、スタッフさんの策略にまんまと引っかかってしまってますw
ではではー。
ではではー。