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刹那的虹色世界

アニメ・ゲームのあらすじを主体とした感想や批評のブログ。時折、日記・声優・コミック・スポーツなど幅広くレビューしています。リンクフリー、相互リンク大歓迎♪

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松井秀喜選手、現役引退へ

二十年間

お疲れさまでした

メジャーに行って

良かったですね

・゚・(ノд`)・゚・



長文で想いを綴ってみました。興味のある方は追記・つづきからどうぞ。



◆当代随一の選手
あまりプロ野球を取り上げることが少ないこのBlogだが、その中でもずっと動向を追ってきた選手は松井選手ただ独りだった。個人差があるので異論・反論があることは構わないが、私としては一番好きな野球選手で当代随一の選手。それは今までもだし、そしてこれから先も松井選手を超えるほどの野球選手もたぶん出てこないだろう。それは野球選手としての能力はもちろん、人格者としても。

記憶に残っているのは巨人時代に記者やファンから求められたら、(もちろん節度ある中で)下ネタも口にしていたファンサービス精神。エンゼルス時代、七年在籍したヤンキースのホーム・ヤンキースタジアムに行った際のスタンディングオベーションで迎えられたこと。あのNYのファンに、他球団へ移籍してもこれだけ愛されている日本人選手というのは、この先、現れないだろう。そもそもあのMLB屈指の名門・ヤンキースで七年もプレーし続けたこと自体が凄いのだ。

引退の一要素に「今年成績を残せなかったから」というものがあるらしい。先の巨人やヤンキースでのエピソード、そして引退会見ととにかくプロとしての潔さ、責任のようなものをにじみ出ているような発言もまた、松井選手の好青年・人柄が今でも残っている証だろう。本当に能力だけでなく、それ以上に優れた人格者であったことが感じられる。

しかし、引退会見の一部をTVのニュースやネットで観たのだけど、なんか凄く切なくて、凄く胸に詰まらされる想いだった......。こういう会見を観ていると自分がどれだけこの人・この選手が好きだったのか、ファンだったのかということを改めて痛感させられる。こういうのを、「後悔先に立たず」というのだろうかw



◆偉大な記録
十年前、メジャーに行く会見で松井選手は「『裏切り者』と言われても仕方ない。最後に「メジャーに行って良かったな、松井」と言ってもらえるよう頑張りたい」と語っていたのを今でも覚えている。

IFを挙げればきりがない。
もしもFAせず巨人に残っていたら、この十年でどれだけのHRの数を積み重ねることが出来たのか(今でも日米通算507本塁打は凄い数字だが)。
もしもあの時、左手首を骨折するほどの大けがが無かったら、どれだけの記録、どれだけの選手になっていたのか。
もしも三年前、DHでもヤンキースに残留していたのなら何か違った未来となっていたのではないか……。

それでも……うん、ファンの一人として「メジャーに行って良かったですね」と言える。メジャーではイチロー選手のようにレギュラーシーズンでのタイトルとは正直無縁だった(渡米数年の打点は良かったけど)。それでも手首骨折、両ひざ手術を乗り越えてワールドシリーズの一試合における歴代最多打点タイという記録で日本人で初めてMVPを取ったのは、記録にも記憶にも残る素晴らしい偉業だ。

どれほど素晴らしいかというと、「今後ワールドシリーズで日本人がMVPを取れる日なんて来るだろうか?」と考えれば分かりやすいだろう。最長でも七試合しかない試合だ。松井選手はこの大舞台、六試合で三本のHRと八打点と暴れた。
この数字に届かないと野手では取れないだろう。それこそピッチャーで完全試合をやるくらいしないとダメな気もするよねw しかもそもそもその大舞台に日本人が立てる回数はどれほどあるのか、ということもある。それくらいの選手だった。

加えて補足しておくと確かにタイトルとは無縁だったが、現状でメジャーリーグに挑戦した日本人で最も多くのホームランを打ち、最も多くの打点を挙げ、最も多くの四球を選んだ選手であることに変わりはない。
「今後、松井選手が十年で積み重ねたこれらの足跡を超える日本人が現れるか」と問われると今のところあと五年・十年で超えられるような有望選手は残念ながら思い浮かばない(それはそれで日本球界としては危機感を覚えるべきだが)。それくらい、当代随一のホームランバッターであり、クラッチヒッターだった。

余談だが、実はこの日のことは良く覚えている。私事だが、体調を崩し手術した日がちょうどこの日だったのだw 手術と言っても簡単なものだったのだが、それでも術前・術後と携帯のサイトをしきりに観て最新情報を得て凄い活躍してたのを今でも覚えてるのだw



◆プロとしての誇り、人としての責任
まぁ、それはさておいて、三十八歳、プロ生活二十年。「まだまだ早い」という声もあるようだが、こうして数字だけ見てみると、確かに引退しても不思議ではない年齢と数字なのだろう。そもそもプロで二十年、野球が出来る選手がどれだけいるか。そう考えると、これも素晴らしい数字なのだ。

日本球界復帰の話題はたびたび取り立たされたが、それでも帰ってくることはなかった。復帰を明言すれば、日本で手を上げる球団は巨人を始め数多くあったことだろう。
それでも、松井選手はそれを選ばなかった。それについても引退会見でこんな言葉を残している。

「十年前に戻る自信ない」

引退会見で松井選手は「日本に戻るとファンは十年前の姿を期待する。正直、自分がその姿に戻れる自信は強くは持てなかった」「“巨人の四番”に対して誇りと責任を持ってプレーしていた」と語っていて、とても納得出来た。プロとしての誇り、お金を払って観に来るファンへの責任。そんなものがあったのではないか。

また、兼ねてから松井選手は「MLBに骨を埋めるつもりでやる」と口にしていた。日本での人気や、巨人という球団とのパイプが自分に少なからずあることを自覚した上で、「ダメだったら戻ればいい」という甘い考えを排した一言のように感じていたが、そういった部分もあったのかなと思う。

MLBや海外球団に移籍した選手には「最後は日本で」と考えている選手、同じ思いのファンも少なくない。それも良いことだろう。海外の経験を戻ってきて若手に伝えることも大切だし、日本球団で育ったのだから最後は日本球界で恩返ししてくれるのもありがたい。

しかし、それは一方で「現役にこだわって戻ってきているだけ」、それこそ辛辣な目で見れば「惰性でプロを続けているだけ」「大金目当て」と言われても仕方ない選手がいるのも事実。確かにプロならばもらっている給金に見合う活躍やプレーを見せて欲しいと思うが、正直その推定年俸額と見合っているとは思えない大金をもらう元MLBの日本選手も存在していると思う。

そうした中で、松井選手はそうではなかったということだろう。今後、指導者なりなんなりで日本球界やファンへの恩返しがある機会は必ず来ると考えているのかもしれない。渡米の際に抱いた想いと決意を最後まで貫き通した一本気の強さも私がファンで在り続ける要因の一つなのだ。



◆一つの時代が終わる
最後になるが、これで一時代を築いた選手がまた一人引退した。まだTVで毎試合のように野球が中継され、子供たちの多くが「将来の夢」にプロ野球選手と答え、ランキング上位にいた時代。松井選手はその時代に出現し、平成の野球人気の中核となると同時に彼の渡米とほぼ時期を同じくして野球中継の視聴率・数は激減した。

平成の野球界の盛衰は、長嶋茂雄終身名誉監督の復帰・引退と、松井選手の入団からMLB移籍に深くかかわっていると言っても過言ではないはず。

思えば、松井選手も会見で口にされていたが、長嶋終身名誉監督による四番千日計画ってものがあって、ほとんど毎日のように素振りを二人きりでしていたわけだ。
今、これだけの選手がいるだろうか?
持て囃されている選手は確かにたくさんいる。今年ならドラフトで騒がせた大谷選手とかね。でも、毎年そのように騒がれていても、ここまでの師弟関係は昨今の球界ではほとんど観ない。

思えば昭和のスーパースター、「ミスター」とまで呼ばれたあの長嶋茂雄さんが高校時代に五打席連続敬遠で話題となりすでにスター性の片りんを見せていた松井秀喜選手を付きっきりで毎日練習していた、なんてこれでスーパースターが生まれないわけがないと言うようなエピソードだ(笑

言われてみれば稀代のスーパースターが、次の世代のスーパースターを育てた例ってあまり耳にしないね。これも奇跡の巡り合わせ、というヤツなのだろうか……。


そうした側面とはまた別の側面で松井選手に運命めいたものを感じるのは、数多いる野球選手の中で松井選手、そしてイチロー選手という二人の甲乙つけがたい稀代の野手が同じ時代にプレーしていたことだ。それはまるでかつてのON――王貞治さん・長嶋茂雄さんのよう。お二人のように同じチームでプレーすることは結局なかったが、そこがまたONとは違って良いのかもしれない。

パワーを生み出すと同時に巨人時代に痛めた膝を筋肉の鎧で囲ってためにウェイトトレーニングを行っていたであろう松井選手。しかし大きな身体で俊敏な動き・150km/h以上のスピードボールをホームランするだけの高速スイングを繰り返せば、反動も大きく、故障はつきもの。その点でイチロー選手は同じ世代ながらまだまだ出来る感じがあるのかもしれない。

奇しくもそのイチロー選手も今は松井選手が七年在籍したヤンキースにおり、どうなるかは分からないがヤンキースともこの先、二年契約を結んでいる。そのヤンキースには同窓生の黒田投手がいたりねw
WBCでの出場問題でイチロー選手の好感度が上がって良かったと思っているが、それでも私の中では今でも「慕われる人格者、松井秀喜」「クールな孤高者、イチロー」というイメージがあるけれど、皆さんもそうじゃないだろうか?

同じ時代、奇しくも時は違えど同じ名門球団で活躍したこの二人が、いつか腹を割って話し合う対談みたいなのがあるとファンとしては嬉しいなと思う。



◆最後に
一部報道では、第一子が来春誕生するという報道もある。引退は寂しいけれど、お目出度い情報も耳に出来たことは幸いだと思う。

まだ性別は分からないし、そもそも野球をするのかも分からないが、もしも男の子で、野球をするのであれば「ゴジラ」のDNAは受け継がれていくのかもしれない。

今後、解説者となるのか、指導者としての道を選ぶのか、松井選手ほどのタレント性があるのならタレント転身も不可能ではないだろう。
どちらにせよ、野球現役一筋だったこれまでから、新しい第二の人生を送って欲しいと願う。


二十年間、夢をありがとう。

お疲れさまでしたm(_ _)m

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