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刹那的虹色世界

アニメ・ゲームのあらすじを主体とした感想や批評のブログ。時折、日記・声優・コミック・スポーツなど幅広くレビューしています。リンクフリー、相互リンク大歓迎♪

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ヨルムンガンド(PERFECT ORDER) 総評

ヨルムンガンド(PERFECT ORDER)総評

世界の敵でもあり、味方でもあると言う矛盾をはらむ職業・武器職人――。

世界的な海賊王を父に持ち、HCLIヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門に所属し、世界の紛争地帯で“世界平和のために武器を売る”ココ・ヘクマティアルは、両親を奪った“武器”を憎みながらも銃を持って戦場でしか生きられない寡黙な元少年兵ヨナを自らの私兵部隊に引き入れる。

ココの私兵には、経験豊富な古参の傭兵レームや圧倒的な戦闘力を誇る女兵士バルメなど個性豊かなメンバーが揃っていた。新しい仲間ヨナを加えたココと部隊のメンバーは、タフな交渉や激しい戦闘を切り抜けながら、世界各地で“ビジネス”を展開していく――。

武器商人たちの非情な戦いを描くピカレスク・エンタテイメント状況開始!
公式HP INTRODUCTIONより抜粋)



そんな『ヨルムンガンド(ヨルムンガンド PERFECT ORDER)』の私の評価ですが...

A+

です。(SS、S、A~Dの評価)


では、詳細は続きをどうぞ。

※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。

ヨルムンガンド(PERFECT ORDER)総評
放映日:2012年04月~2012年06月(全12話)、2012年10月~2012年12月(全12話) 
私が視聴した放映局:TOKYO MX

総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。


シナリオ構成 評価:A
最後、世界がどうなったかは視聴者の人々に任された形。これは、賛否ってほどではないにせよ、個々人でいろいろな意見が出てきそうな終わり方。まぁ、題材が題材だし、キャスパーとココの戦争観の違いが出たように、この計画による結末がどのようなものになるかも、視聴者の数だけ答えがあって良いと言うことだろう。

原作既読者の声に耳を傾けると、おおむね原作からの改変らしい改変はなく、原作通りに終わったようだ。思い返せばあんまり原作既読者から批判が挙がらなかった珍しい作品かも。原作通りに作ることが正しいかどうかはともかく、アニメ版『ヨルムンガンド』というものが監督以下スタッフに愛され、そして彼らが原作とそのファンに敬意を持って作った結果だと思う。


演出 評価:A
戦争・軍事・武器といったものをテーマにしているだけあって、キャラクターの内面に関しては面白い部分が多い。簡単に言うと、特に戦争というのは主義や主張のぶつけ合いなので、互いの主義や主張がしっかりしていればいるほど面白いと感じることが出来る、ということ。その点、この作品は先にあげたようにココやキャスパーなど各々のキャラの主張や正義感などがしっかりしていた。

まぁ、でもこんな作品なのでイカれたキャラクターも多いんだけどねw


作画 評価:S
非常に良質。原作は未読だが、アニメ前の下調べで原作の絵も拝見しているが、原画をリスペクトしつつアニメとして動かしやすいように工夫がされている感じ。何より、重厚なテーマを扱っている分だけあって作画ミスは雰囲気を萎えさせてしまうことを考慮してか、本当に丁寧に作られていた印象。


CAST 評価:S
当初はココの声に違和感も覚えたが、気がつく頃にはそんなことを思っていたことすら忘れていた。意外とハマり役だったのかもしれないね。

他のキャラクターに関しては良い意味で特になし。違和感なくキャラクターとしての存在感を示してくれる素晴らしいキャスティングだったと思う。


OP/ED/BGM 評価:A
エンディングの工夫が渋いなーと感じる。エンディングを工夫するとなると、あれこれいろいろな曲を持ってきたり、絵を変えてみたりっていうのが一般的な工夫方法になっているけれど、それだとこの作品の世界観を壊しかねないわけだからね。そこは、統一された世界観や描写の中での使い分けって言うのは渋く良い働きをしたなと思う。


総合 評価:A+
内訳:S評価(5点)×2+A評価(4点)×3=A+(4.4点)
分割2クールの放映となった本作。A+の評価が示す通り、非常に出来が良かったと感じる。他にも今年は『Fate/Zero』など分割放映された作品もあったけれど、それらの作品と比較してもそん色なく、むしろ安定感では一枚上だったかもしれないと感じさせるほど、全体的に安定していたイメージ。

題材が題材で、テーマも重めなので結構個人の嗜好によって大きく左右されてしまう作品ではあるが、重厚なストーリーやシリアス展開が好き・軍事ネタ大歓迎という方には、胸を張って薦めて良い作品であることは間違いない。





おまけ
ベストキャラTOP3
1位 レーム
カッコいいオジさんw でも、今のアニメにはこんな渋くて頼りがいがあって、ちょっとだけ茶目っけがあるカッコいいオジさんが足りないと思う。


2位 アール
ココ部隊で、視聴者から見て唯一の戦死者なんだよね、アール……(一応、それ以前にも亡くなった人がいることは示唆されているが)。君が観れなくなったのは寂しいよ。


3位 ココ・ヘクマティアル
なんだかんだで主演だからね。存在感を示してくれた。彼女にとって「ヨナ」という存在が特別だったことも、彼女の人間臭さを良く引き出してくれたのかもしれない。

Comment

NoTitle 

お久しぶりです。

ココは、ヨナの人の優しさに期待する考えを甘いと言っていましたが、ココの計画も、人の恥に期待しているものなので、結局は人の心に託している点では同じで、ヨナとともに理想家なのだと思います。
ただ、ココは圧倒的情報統制力という“武力”があるので、世界規模の混乱を引き起こせるんですが。
対するキャスパーは、“武器商人”として正しい姿の一つというのでしょうか。
道路のために子どもを失ったヨナに、石油パイプラインのための作戦に参加させる辺り、読みは鋭く勘も良いけど、「確かにヨナとは合わないよな」と納得させられます。

最後に関しては、戦争で資源が食い潰されて滅亡する可能性と、輸送技術などの喪失・停滞による食糧不足を通しての適正人口に間引かれた結果としての平和と、どちらがよいのか判断できません。
日本は、水があるので農業に力を注げばある程度凌げるでしょうが、そうでない国は目も当てられない惨状となるでしょうから。
  • posted by 凪々 
  • URL 
  • 2012.12/29 02:12分 
  • [Edit]
  • [Res]

>凪々さん 

こんにちは。

ヨルムンガンド計画自体については賛否両論あるでしょうね。作者さんとしては、極論の一つとして提示し劇中でココを通じて発表した持論の一つのように感じます。まぁ、そうでなきゃこんな計画やそれを軸にしたストーリーなんて描けないでしょうしw

ココは、より多くの人々の平和のためならば犠牲も已む無しと考えていた。けれど、ヨナは常に「犠牲」になってしまう側だったからこそ、ココの計画初期で亡くなる七十万人と予想される飛行機・旅客機利用者の死を見逃せなかった。

この辺りの、大義を前に小さな犠牲を必要として見過ごすか、それすら見過ごせず理想に生きるかというのは、思想のぶつかり合いとしては王道と言えば王道ですね。
人という存在に希望を見出すか、失望し絶望するかと言う違いも王道と言えば王道。そんな、良い意味での古臭さがこの作品にはあったのかもしれません。


凪々さんが割と突っ込んだ計画のその後について書いているので私も少し書いておくと、そもそも人の手によって造られたモノは人の手によって壊されていくのが、歴史上見ても明らかなこと。

確かにココの計画で一時(いっとき)は、人々の手から「空」というものは喪われるかもしれない。けれど、陸もあれば海もあり、そしていずれ人々はその不自由さを乗り越えることを活力に、いずれ空をヨルムンガンド計画から奪い返してしまうことでしょう。

それはかつて道具を造ることと、木々を使って火を起こすことから始まった人間が、今や陸を、海を、空を、そして宇宙にすら手をかけていることを観れば明らかかな、と思ってます。

現代でも似たようなことはあって、戦争における電子戦でそれをジャミングするECMが開発されれば、そのECMを無力化するECCMが開発され、そしたら今度はそのECCMでもECMが使えるようにECCCMを……と堂々巡りがあるわけで、きっとヨルムンガンド計画も、そうした堂々巡りに入るのだろう、と。

武器商人であるココが、平和のためと思った計画が、結局武器と同じ堂々巡りに入る可能性がある、というのは個人的には最大の皮肉にも感じていますねw
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.12/29 11:29分 
  • [Edit]
  • [Res]

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ヨルムンガンド PERFECT ORDER 第24話「恥の世紀」

月日は流れて二年後―― 二年経過したヨナ、すっかり背も伸びてちょっと大人っぽくなってましたね! ココはヨルムンガンドを実行しなかったため空は塞がらず宣言通り陸と海は燃え上

ヨルムンガンド

作品情報ジャンルガンアクション原作漫画 (月刊サンデーGX)原作者高橋慶太郎監督元永慶太郎制作会社WHITE FOX放送期間2012年4月-6月(第1期)2012年10月-12月(第2期)話数全24話キャスト伊

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