もやしもんリターンズ 総評
「菌」が肉眼で見える不思議な体質の主人公、沢木惣右衛門直保。
農大に入学した彼を待っていたのは、仲間たちとの波乱万丈な学生生活だった!
直保の幼馴染で造り酒屋の息子、結城蛍。ボンデージファッションの院生、長谷川遥。そして発酵食品の権威で謎だらけの教授・樹慶蔵。その他個性的な面々と繰り広げられる直保の農大生活。
入学から春祭、そして「菌がみえなくなる」というアクシデントを乗り越え、ますます絆を深めた彼ら。ゴスロリファッションに身を包み帰ってきた結城蛍を迎え、今度は一体どんな大学生活が待っているのか!
(アニメ公式HP イントロダクションより抜粋)
そんな『もやしもんリターンズ』の私の評価ですが...
A+
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
もやしもんリターンズ 総評
放映日:2012年07月~2012年09月(全11話)
私が視聴した放映局:フジテレビ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
11話と限られた話数ではあったものの、その中で前半が葉月、後半が遥とそれぞれスポットライトが当たるキャラクターがハッキリしていたのはとても分かりやすくメッセージ性も十分。その中でさらに葵、マリーなどサブキャラにも焦点が当たるなど、飛びぬけているわけではないが、完成度が高い。
演出 評価:A
菌たちがやっぱり最高の演出かな。あれだけの菌をそもそも動かすってこと自体が大変な労力だと思うんだよね(詳しいことは分からないけど)。直保に菌が見えること以外は普通の日常系でもあるので演出としても内面描写が重要になるが、シナリオの完成度が良かった分だけ良かったと思う。
作画 評価:B
飛びぬけて高画質、というわけではないが、安定してたかな。あとは上記のとおり、菌を動かしていた部分の評価でw
CAST 評価:A
基本、前シリーズからの引き続きだと思うので。ただ、新キャラであるマリー役の沢城さんは思いのほか、ハマっていた感じかな。
OP/ED/BGM 評価:S
個人的にはOPがやっぱりハマったw EDはネタとしては十分だと思うけど、菌の名前言ってるだけだからねwww でも、演出や使い方含めて工夫は良かったと思う。
総合 評価:A+
内訳:S評価(5点)×1+A評価(4点)×3+B評価(3点)×1=A+(4.3点 基礎点4.0点+第三期への期待0.1点+成熟した成長物語に+0.2点)
第二期だが、第一期が約五年前というw それでも第二期が作られるのだから、よほどの事情があるのか、根強い人気があるのか、と言ったところだろう。
とはいえ、作品としての完成度は高いと思っている。発酵食品や菌に関する教養要素が強めなので、その趣向が合うか合わないかと言う問題こそあれど、「シナリオ構成」の項目でも書いたように、スポットライトが当たるキャラクターがハッキリした上での王道の成長物語。
成長物語と言っても舞台が大学で、登場人物の多くが二十歳前後であるため成長物語ではあるものの、成長物語の王道である中学・高校生のミドル・ハイティーン世代のような青臭さがないので、正直もう二十代半ばの私からすると他の成長ストーリーよりもずっと観やすかったし、年代が近いキャラクターたちの成長ストーリーには考えさせられること・学ばされることも少なくなかった。
ただまぁ、感想を毎週書いているBlog様の少なさを考えると、一般的に求められて需要のある分野ではないのだろうな、というのは個人の好み・趣向とはいえ残念な限りだ。「成長物語を見つつ教養も得られて~」と言うのは、個人的にこれ以上ないベストな作品だったんだけどね(苦笑
他の作品よりも一足先に終わった作品なので難しいところもあるが、たぶん今季で言えば『AW』や『人退』よりも第三期を期待しているかな、正直なところ。まぁ、それは「芸術作品として万人に勧められる、素晴らしいアニメ史に残る作品」と言うよりは単純に「好みの作風だから」と言うところだけどねw
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 及川葉月
序盤の彼女の努力と空回りっぷりがなかなか良かった。そこから得られたものが、最終話にも活かされていてこれこそが正に「線」となっている感じがあった。
2位 長谷川遥
中盤以降の事実上の主役。振り回される人生、後継ぎ問題等々自分とも似た部分があって龍太やマリーと同じように共感や感情移入してしまった。
3位 菌たち
この作品の主役だからね(ぇ
- at 14:03
- [アニメ(放送終了):もやしもん リターンズ]
- TB(0) |
- CO(0)
- [Edit]
Comment
Comment_form