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刹那的虹色世界

アニメ・ゲームのあらすじを主体とした感想や批評のブログ。時折、日記・声優・コミック・スポーツなど幅広くレビューしています。リンクフリー、相互リンク大歓迎♪

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アクセル・ワールド 第17話

アクセル・ワールド 第17話
『Fragmentation ; 分裂』


≪あらすじ≫
強奪された“飛行アビリティ”に代わる《心意システム》の力と倉崎楓子(スカイ・レイカー)から彼女が以前使っていた強化外装“ゲイルスラスター”を譲り受けたハルユキ(シルバー・クロウ)

もともとは、能美(ダスク・テイカー)が彼の持っていた“飛行アビリティ”欲しさがことの発端でありそれに巻き込んでしまったチユリ(シトロン・コール)、自分から取り戻した友情のはずなのに放棄してしまったタクム(シアン・パイル)の視線にバツの悪さを感じるハルユキだったが、ふとしたことから対戦が始まっていることに気づく。

対峙しているのは、ダスク・テイカーシアン・パイル

タクムはタクムでハルユキの不自然さから調べ上げ、彼が“飛行アビリティ”を失っていることに気づいていた。

いよいよ始まるパイルとテイカーの試合。一度はフィールドとの相性がパワー型のパイルへ有利に働いていたのだが、テイカーは突如全武装を解除し、素手でパイルへと向かってくる。どす黒い赤紫に輝くその光と、パイルのバンカーを素手で受け止めると言う物理的にあり得ない現象に、観戦していたクロウは、それが《心意システム》であることに気づく。

地に伏したパイル。トドメを刺してポイントを得ようとするテイカーに、観戦していたクロウは「奪うなら自分からにしてくれ」と土下座までして頼み込む。その油断につけこみ、クロウは自らも獲得した《心意システム》と譲り受けた“ゲイルスラスター”でテイカーを遂に追い詰めるのだが――



≪感想≫
バトルシーンは、動画・映像美として考えた時には良く動いていてカッコいい。個人的にはシアン・パイルがマグマ化した大地の中から「どやっ」と言わんばかりに立ち上がったシーンが最高だった。ロボット物の作品だと、炎や爆発の中からロボットが出て来るというのは、剣を構える時の“サンライズバース”やミサイル表現の“板野サーカス”と同じロマンの一つだと思う。

と言うのも本来、人間ではそういうことは難しい。燃え盛る炎や大爆発があれば人の身体なんてただではすまない。でも、特に人型を模した擬人型のロボットならそれが可能。むしろそうした炎や爆発の中ですら耐え抜く“力強さ”“頑丈さ”の暗示にもなる。

そう考えた時に、ところどころが戦闘やマグマ化した大地からのダメージで傷を負ったり焦げたりしている中でも力強く立ち上がったシアン・パイルの姿はとてもカッコ良かった。これはキャラクターが使うのは「自分の生身の肉体」や「人間のアバター」ではなく、「ロボットっぽいアバター」だからこそ出来ることなので、こうした演出は非常に巧いと思うし、サンライズの長年の蓄積がもしかしたらモノを言った部分なのかなと思った。


さて主人公であるハルユキもカッコ良かったと思う。“ゲイルスラスター”は空を目指したと言うにはあまりに小型なランドセル(バックパック)だったが、その空中挙動はクロウ本来の“飛行アビリティ”とは似て非なるものとなっていたと思うし、その差別化も良かった。

“飛行アビリティ”がどこか優雅に、力強く羽ばたいていた印象だが、“ゲイルスラスター”は推進システムで強引に肉体を押し上げている感じ。この辺りの「違い」というのは、ウイングゼロとトールギスみたいな関係だね、と一応某ガンダムを応援しているBlogとしてはこんなことも述べてみる。

それはともかく、“ゲイルスラスター”はその内、人類なら実現しそうな感じ。実際に人が背中にランドセル型のバックパックを背負って空を飛ぶと言う方法はすでに現実のものとなっている(気になる方は「Jetlev」で画像検索でもすればたぶん出てくる)。
それは、水を推進力としていることもあって、「空を飛ぶ」と言うよりは「水上を浮遊する」と言う程度のものだが、そうした「本来求めた性能には実は及んでいない」という点もなんだか“ゲイルスラスター”っぽいとは思わないだろうかw 空を目指しながら届いた距離は東京タワー程度で、実際の“飛行アビリティ”を持つアバターはそれをはるかに超える高度と速度で、しかも空中による自在な機動性を得ているわけだからね。

シーンとしても熱い展開。その是非はいろいろあるだろうし、気がつけば二対一状態になっていたシステム面でも言いたいことはあるが、主人公とその親友が互いを信頼し合って卑劣な敵を打ち倒すというのはお決まりな展開ではあるが、それは同時に胸熱な展開でもある。
後味は悪いが、エンターテイメントとして作品の完成度は今までの中でも随一だったと思う。



しかしその一方で、そうした素晴らしい部分が多かっただけにアニメ版として、あるいは作品としての粗が際立ってしまったのかもしれない。確かに展開としては胸熱だったとはいえ、いきなり二対一の状態になってしまったのは、これまで裏技・バグ技を使う相手に正面から挑んでいったハルユキの主人公としての軸が間違いなくブレた。

たぶん、領土戦なんてものもあるくらいだから、通常大戦でも当事者たちの許認可次第でいわゆる無制限中立フィールドのようなバトルロワイヤル戦への発展もシステム的には可能なことなのだろう。でも、それが分かるのは原作読んでる人だけで、原作読んでないといきなりのパイルの乱入に( ゚д゚)ポカーンである。

その辺りは、原作には説明は無かったかもしれないが、アニメ版としては事前にもっと説明は欲しかった。例えばハルユキが倒されそうになっているタクムを観ていることしか出来ない中で、「このままじゃタクムまで! ……何かタクムを助ける方法はないか、ないか、ないか!?」と葛藤して「そうだ! 通常対戦でも相手に認めさせれば僕も――」くらいの閃きと心理描写があれば、説明ではないが立派な伏線となって結果的に同じシーンでも心象はまるで違ったと思う。


まぁ、でもそんなのは些細な部分。作品としては結果的にあっさり《心意システム》合戦に転落したのは残念の一言に尽きる。これはアニメが悪いんじゃなくて、原作通りの流れだろうから作品そのものとしての粗という感じ。

これによって《ブレインバースト》あるいはここまでの作品の魅力だった厳密な物理法則とシビアなダメージ判定と言う存在は事実上意味を亡くした(誤字ではないですw 意図的にこちらの感じの方が適切かなと)。
《心意システム》にそれを知らない通常プレイヤーでも打ち勝てるような欠陥や弱点がない限り、ここから先は《心意システム》がモノを言う戦いに代わる。『ドラゴンボール』シリーズと一緒。フリーザ編まではスーパーサイヤ人という存在の希少性と絶対性がどこかにあったが、セル編になるとスーパーサイヤ人合戦になった上に2、3、4と(事実上の)レベル制によって世界観がガラリと変わってしまった。

ただ、『ドラゴンボール』シリーズを引き合いに出すと、別にスーパーサイヤ人が増えてつまらなくなったと思うことはあまりなかった(全くなかったわけでもないが)から、『AW』もここからの頑張り次第ということになるのか。そうなると、まずはシアン・パイルが《心意システム》を修得するところからスタートかな。

しかし、そこには別の危険性もあって(特に『ドラゴンボール』シリーズはそれにハマった感じだが)パワーインフレが起きやすくなってしまうという問題だ。能美編はこれで良い。この能美編がどういう形で終わるか分からないが、次からは少なくとも《心意システム》を使う能美以上の敵やボス、問題を出さないといけなくなると、また《心意システム》を超える何かや武器・アイテムを出さないといけなくなって、結果的にパワーインフレが起きる。そして、作品が長く続けば続くほどそのパワーインフレに読者は飽きてしまうものだ(ジャンプ系の作品に良くあることだけど)。

すでに『AW』にもその傾向はある。まぁ、クロウの存在(というか“飛行アビリティ”)がチートっぽかったが、まだそれ以外のスペックが弱いので決定打が可能な火力もなければ、そもそもテイカーが言うように“飛行アビリティ”を最大限に活かせる遠距離攻撃もなく、防御力も弱いという弱点の多さが文字通りバランスを保っていた。
ハルユキがそうした弱点に対して、その弱点を相手に突かせないようにしつつ、いかに自分の武器である“飛行アビリティ”と豊富なゲーム知識・それによる閃きを活かして勝つかと言う部分が面白かったけど、《心意システム》によって、(使い方次第だが)火力・防御力はある程度補われてしまった。近接格闘の射程も改善してしまった。失ったアビリティを補う要素も出てしまった。

そうなると、もう今のクロウって“空は(一応)飛べる”“火力もそこそこある”“射程も良くなった”“相手の攻撃と自分の《心意システム》で相殺可能”と弱点らしい弱点が消えた。まぁ、強いて言えばやっぱり射程と防御力だから、能美編終了以降のパワーインフレが起こるとすれば何らかの遠距離攻撃手段を得るか、防御能力が向上する何かを得るかのどちらかか……となってしまって、本当にそうなるともうパワーインフレは止まらなくなる。


話が長々としてしまったが、果たしてこの作品における《心意システム》の真意とはどこにあるのか、という部分が重要だと思う。“災禍の鎧”編までには登場しなかったわけだから《心意システム》が作品としてのテーマ性を担っているとは考えづらい(後付けでテーマ性に即したシステムとして登場させた可能性はあるが)。
もし《心意システム》がただの戦闘要素なら上記で挙げたようなパワーインフレに陥って作品として自滅するかもしれない。一方で作者が《心意システム》そのものに何かの謎や問題を解く“鍵”としての役目を負わせて登場させたのであれば、まだ期待は持てるのではないだろうか。

その辺りはまだ完結していない作品だけに《心意システム》の是非については(原作を読んでいないのならなおのこと)語りつくすことは出来ないが、現時点でのこのシステムは作品として危険な存在であることは間違いない。



あ、先輩の水着について語るの忘れた(ノ∀`*)アイター


でも、「ゆっくりで良い。キミを守る楽しみがなくなってしまうからな」と言う発言は、やっぱり「加速世界でのレベルアップの手ほどきはタクム君に奪われて、《心意システム》の教授までレイカーに奪われたorz」フラグだね(ぇ


次回『Invitation ; 挑戦』 えっととりあえず先輩編? ここでお預けかー。『さんかれあ』みたいなやり方で、ここのスタッフにしては珍しく区切り方が良くなく「やっちまったな」って感じ。まぁ、先輩編が能美編にいい影響を与えてくれるのなら問題ないだろうが……。



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Comment

NoTitle 

>バトルシーンは、動画・映像美として考えた時には良く動いていてカッコいい。
心意を使えないタクがステージ特性を考えながら序盤は優位に進めていたのは良かったですね
AWはデュエルアバターの戦闘が作品の華ですから今回こういったところに力が入ってて良かったです

>あっさり《心意システム》合戦に転落したのは残念の一言に尽きる
心意の真意については話が進めばある人から改めて説明あると思うので・・・
ただ心意全開の対戦なんてテイカーの言っている「僕たち」くらいしかやっていないので悪しからず

>あ、先輩の水着について語るの忘れた(ノ∀`*)アイター
来週から沖縄だし、水着シーンはあると思うのでその時に語ればいいじゃないかと(笑)
一つあるとすると、ハルを救った時の傷を隠していないところですかね。堂々としている姿はとても誇らしげだったと思います

>ここのスタッフにしては珍しく区切り方が良くなく「やっちまったな」って感じ
なお原作再現としては完璧だった様子
あの後4か月待たされたからなあ・・・
  • posted by 774 
  • URL 
  • 2012.08/04 12:25分 
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NoTitle 

いつも楽しく読ませてもらっています。

>でも、それが分かるのは原作読んでる人だけで

シルバー・クロウが土下座した時、能美は通常対戦からバトルロイヤルに変更するためのメニュー操作をし、ハルとタクは(そしてチユも)諒承して YES のボタンを押しています。この時点で1対2(もしくは2対2)の状態になっています。

>あっさり《心意システム》合戦に転落したのは残念の一言に尽きる

原作で心意システムが登場した時も、「なんでもありじゃん」、「バランスをくずす」といった否定的な意見が多数出て掲示板もにぎわいましたね。まあ心意が万能の力では無く、制約もあれば、マイナス面もある ということが徐々に明らかになって落ち着きましたが。アニメでも誰かが簡単に説明してくれると思いますよ。そして約束事も。

>作者が《心意システム》そのものに何かの謎や問題を解く“鍵”
期待していいのではないかと。ブレインバースト世界の根幹に深くかかわっていると私は考えています。

>“災禍の鎧”編までには登場しなかったわけだから
憶測ですが、“災禍の鎧”における "呪い" を考えついた時にすでに心意のことは作者の中にあったのではないかと。
  • posted by グッキー 
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  • 2012.08/04 15:17分 
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>774さん 

こんにちは。

>AWはデュエルアバターの戦闘が作品の華ですから今回こういったところに力が入ってて良かったです
そうですね。その通りだと思います。そうした中で単純に自分と相手のレベル差だけじゃなくて、相手やフィールドとの相性などが総合的に加味される部分がAWの戦闘の面白い要素がある部分だと思いますね。

>ただ心意全開の対戦なんてテイカーの言っている「僕たち」くらいしかやっていないので悪しからず
正直なところ、例えばこれがAW本筋から大きく離れて本編キャラが絡まないような外伝の話なら、それでも納得するんですけどね。でも、もう出てきてしまって、それをハルユキが知り、そして流れ的にたぶんタクムも知って、可能ならば修得することになるだろうと考えると、やってる人は少数だから見過ごせると言うものではなくなっている気はしますけどね。

>堂々としている姿はとても誇らしげだったと思います
文字通り、彼女にとってはきっと誇りなんでしょうね。愛する人を守るために出来た傷ですから、彼女がそう思うのも必然と言えば必然ですね。
でも、それを見るたびにハルユキは自己嫌悪に陥りそうなことも早く彼女には理解して欲しいかもしれませんねw ハルユキが一人で、あるいは黒雪姫と二人で彼女に出来たその傷を誇りに思ったり、愛おしく思えるようになったりしたとき、ハルユキはまた一つ人間として成長出来る気がします。

>あの後4か月待たされたからなあ・・・
ああ、原作はここで終わって、次巻まで待たされたわけですか。いや、スタッフさん、何もそこまで再現しなくてもwww
  • posted by 月詠 
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  • 2012.08/04 15:58分 
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>グッキーさん 

こんにちは。

>いつも楽しく読ませてもらっています。
ありがとうございます。

>能美は通常対戦からバトルロイヤルに変更するための~
うん、まずその通常対戦をバトルロワイヤル形式に変更出来ることを本当の意味で原作未読の方は知らないのではないでしょうか。ここまでの話でそう言う展開は出てこなかったように思えるし、私も以前コメントで(その時はネタバレだったのですが)そういう話を耳にしていたから「あの時言っていたのはこれか」と分かりましたけど。

いきなりあの画面出てきてボタン押したから分かるかと言えば、たぶん分からないんじゃないかなーと思います。


《心意システム》自体は原作未読からすると、全然全容が掴めないままですし、グッキーさん曰くまだ説明される機会がありそうなので、どうなるかは記事でも書いたように今後への期待として楽しみに待っていようと思います。

まぁ、でも制約は大々的なモノとして欲しいですね。今のところ、これといって制約がないので出てきたとしてもなんか不安はありますがw
個人的にはゲージやポイントを消耗するとか、そもそもフィジカル・バーストなど他のプログラム同様レベル制限が実はあるとか、それくらい「諸刃の剣」くらいな要素は欲しいと思うところですが。
  • posted by 月詠 
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  • 2012.08/04 16:04分 
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NoTitle 

一応原作未読でもバトルロワイヤルに移行した経緯は分かりましたけど、確かに暫く「うん?」と首を傾げたのはありますね
沢山アニメ観てるとラノベで設定多い原作だと分かり易く見せるだけの尺を取れない、というのを理解してるので怪訝に思った時はちょっと考えて見直す癖がついてますが、視聴者の誰しもがそうかというとなかなかそうはいかないですし
この辺はこの作品に限らず、難しいとこだと思います

心意システムはそのままだと何でもありなので調整を入れてくるのだろうな、というのは予想の範囲
なのですが、これも視聴者(この場合は原作の読者も)が皆そこまで先読みして楽しむかというとそうではないですし
やはり修行中に少しだけでもマイナス面や制約について触れてた方が良かったかな、とは思いました

チユの裏切り(?)については、あのまま勝ってもポイント少し奪えるだけで問題は何も解決しないわけだから、能美を追い詰めて警戒させるよりは一気に解決出来る目途が立つまで表向き従っておく方が得策だろうな、とは思ったり
原作はここで切って4ヵ月後となかなか気を揉ませられたみたいですが、アニメは演出に配慮したのかあまりガチで裏切った風ではないのでまあ、みたいな感じかと(笑)
  • posted by 名無しさん 
  • URL 
  • 2012.08/04 20:38分 
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NoTitle 

デュエルアバターは「心の傷」を元に作られているという時点で、ある程度心意の存在も許容できる気がします

シルバー・クロウの羽が意思に反応して発現したり
考えてみれば災禍の鎧の「食イタイ」や、使用者が精神的に侵食されてしまったりするのも心意システムの一端なのかも

災禍の鎧のリアルでの精神汚染や、スカイ・レイカーの空への渇望と狂気
今回の能美の性格を考えると、心意システムの使用には精神的なデメリットがありそうですね

  • posted by 名無しさん@ニュース2ちゃん 
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  • 2012.08/04 22:39分 
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>名無しさん 

こんばんは。

作品によってピンキリな部分ではありますが、文章主体のラノベ作品をアニメ化する際、設定が詳細に決まっている作品ほど難しさを感じます。それは名無しさんがおっしゃるように、アニメ化に際して、ほぼ絶対的に原作からは情報量が削除される中で生まれてしまう弊害だと思いますね。

《心意システム》の描写の仕方なんかは原作の通りなんでしょうが、そこは名無しさんが仰るように少しくらいマイナス面やデメリットを触れておくなり匂わせておくくらいは、していただけると原作未読としては確かにありがたかったし、ちょっと心象も違ったかもしれません。

>チユの裏切り(?)については~
記事の方では触れていませんが、おっしゃる通りだと思います。ハルユキが脅されていて、その証拠となる映像は能美が握っている実情は何も変わらないわけですからね。仮に何らかの形で“飛行アビリティ”を取り戻したとしても、それをネタにまた脅されれてしまうかもしれないわけで(もちろん、ハルユキが転校したり、あるいは退学に追い込まれること覚悟の上だったら違うでしょうが)。

そういう意味では、名無しさんのおっしゃる通りだな、と思いました。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/04 22:44分 
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>名無しさん@ニュース2ちゃんさん 

こんばんは。

まだ出てきたばかりで、原作未読としては《心意システム》にあれこれと口を出しづらい部分ではありますね。

難しい部分だと思います。もしAWがファンタジー世界なら「意思の力で!」でも良いんですけどね。でも、実際はゲームの中の世界なわけで、ゲームの世界という下地の部分だと、それはスルーされずに引っ掛かってしまう部分もやっぱりあるのかな、と私なんかは思ってしまいます。

精神的なデメリット要素は決して悪いものではありませんが、目に見える部分ではないので「それが《心意システム》ほどのものを使うデメリットとして相応なのか?」と考えると……その辺りは次回以降、どうなっていくかを楽しみにしたいと思います。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/04 22:56分 
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原作挿絵より布地が小さく見えるのは作戦ですか先輩。 

や、水着動画の突っ込みどころはそこじゃなく(笑)。
梅郷中ローカルネットは外部ネットワークへの接続が専用回線のみに限定されており、黒雪姫は生徒会活動用に割り当てられた業務回線を経由してあの2D動画を送信したようです。立派な公私混同(笑)ですが、彼女はそもそも六王の刺客から身を守るために学校の全生徒の情報にアクセスできる副生徒会長という地位を欲したので、私利を優先するのはある意味当然だったりします。
なお、VRデータではなく2D映像なのに受信側にわざわざダイブコール(アバター使用のVR通信)を要求したのは、生身のハルユキと画面越しに水着姿で話すのが恥ずかしいというオトメゴコロらしきもののせいで。
原作では水着を見たハルユキが内心「ろ、録画を・・・だめだ。ダイブ中に録画ボタン押したら先輩にバレる(泣)」とテンパるシーンでした。うむ、男の子として正しい反応だ。

黒雪姫の副生徒会長としてのローカルネットアクセス権限はどうやら彼女自身によって密かにカスタマイズされているようです。おそらく学内ローカルネットに敵性分子を見つけた際に行動を掣肘するための措置と思われますが、もちろんバレたら退学です。自分の任期が切れる前に権限をタクムかハルユキに引き継がせようと次回生徒会選挙への二人の出馬も検討しているとか。
で、本編とは全く関係ない話なんですが、学内ローカルネットの倫理コードでは不純異性交遊禁止のため「アバター同士の接触は原則不可」設定になってます。が、おそらく黒雪姫には解除できる程度のモノと思われます。ええ「ハルユキ君のアバターをぷにぷにしたいんだ、いいだろうそのくらい」という欲望に彼女が負ければ。第2話でも視界スクリーンショットとかハルユキに無断でとってたし(本来の規定では相手の同意なしではとれません)。権力乱用に関してはいろいろと無敵なヒトです(笑)。

本編バトル描写は見事でした。ゲイルスラスターによる飛行シーンは跳躍というより射出に近い演出で、正にイメージ通り。ちなみに「着装~」はハルユキの設定したボイスコマンドです。レイカー師匠は別のコマンドで起動していました。
ゲイルスラスターはアッシュ・ローラーのバイクと同じくエネルギー(燃料)消費型の強化外装です。必殺技ゲージを溜めなくてもいきなり飛べますが、エネルギーゲージが尽きると一定時間稼働しなくなります。(ゲージは時間経過によって再チャージされるようです)ハルユキは飛びながら視界の円形ゲージの消費量を計って着地していました。

観戦予約デュエルからのバトルロイヤルはアニメでは初出ですね。原作でも実際にシーンとしてやった最初はこの時だったように思います。
元々観戦は他人の対戦をギャラリーとして観ることでその後相手をする際の対策や得意戦術、苦手なステージ属性などを分析するのが目的です。アニメでよくでる原作者アバターや三人娘アバターもおそらくギャラリーで得た情報をその後の対戦に生かして・・・えと、原作者アバターでどうやって戦うんだろ?パンチとかキックとかできなさそうだけど、実は遠隔支援型とか(笑)。

ギャラリーは観戦中ポイント消費なしで召喚され、観戦地点に移動する為に最大の移動力と跳躍力が与えられるほか、HPゲージが設定されません。流れ弾くらっても死なずに観戦できます。
もし対戦者とギャラリーが同意すれば全員参加のバトルロイヤル設定も可能で、この時同意した全員にHPゲージが設定され残り時間一杯まで戦って勝敗を競います。
かつてブラック・ロータスが他の六王と決裂した七王会談はこのバトルロイヤルモードで行われていました。つまり最初から「話が通じなきゃ戦って決めよう」という前提で行われた会議だったのです。まあ、話し合う態度を崩さない相手の首刎ねちゃったのはどうかと思いますが。

さて第3巻「夕闇の略奪者」編は今回で終了。ひどい鬼引きですが(汗)原作通りです。
ただ中盤以降を2話で収めてくるとは予想外でした。終幕に向けて随分ペースを上げてきています。

おかげでタクムの見せ場が短いこと。でも彼らしい戦い方だったんじゃないでしょうか。
ハルユキの翼が奪われたと知るや即「敵の目的は戦力分断によるPK行為」と想定し能美の行動を分析、自身の経験からテストのカンニング時ならマッチングリスト遮断は不可能と推理して先手を打つという、黒い手段も取れる参謀役ならではの活躍でした。
ただ、黒雪姫の手を借りながら現状報告をしなかったのは冷静な判断ではなかったと思います。自分がなす術なく敗れたハルユキの飛行アビリティが敵に奪われたことで平常心ではいられなかったのかもしれませんが。

互いのリアルと対戦手段が割れた以上、対戦者としての立場は対等です。質にとられた飛行アビリティを能美の持つ手札から奪還すればハルユキ達の勝ち。ポイントを全損させてしまうとアビリティもろとも能美のアバターが消えてしまうので(ハルユキはそれでもかまわないと思っているようですが)、これ以上は武力制圧からの交渉に持ち込む展開か・・・というところでチユリが参戦し、状況は混沌としたまま次回は沖縄編。また新キャラ登場ですよ。
  • posted by HHT 
  • URL 
  • 2012.08/05 02:25分 
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NoTitle 

仮想世界での意志力については、
MATRIXのネオを思い浮かべると受け入れやすくなるかも。
…能美x100とか簡便だがw
  • posted by よしの 
  • URL 
  • 2012.08/05 02:31分 
  • [Edit]
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NoTitle 

>あっさり《心意システム》合戦に転落したのは残念の一言に尽きる
>パワーインフレが起きやすくなってしまうという問題だ。
>次からは少なくとも《心意システム》を使う能美以上の敵やボス、問題を出さないといけなくなると、また《心意システム》を超える何かや武器・アイテムを出さないといけなくなって……

 確かに、この先の物語の中に《心意システム》は戦闘・非戦闘の各所で重要な要素となって関わってきますし、パワーインフレの危惧があるのは否定できません。
 ただ、「《心意》を超える技」と言うのは、原作既刊を読むに出て来る気配はないし、この先も出て来ることはないかな、と感じています。
 パワーインフレが全くないとは言いませんが、原作を読む限りは適度なバランスを取っている感じはします。(ただ、これは個人的な感想なので、月詠さんにとってそうとは限りませんが……)

 それに、「《心意》を極める」と言う行為は、どうも戦闘力を高めると言う方向に向かう訳でも無い様に窺えます。むしろ、戦闘力を高める方向に極めるのは……(敢えて、言葉を濁させて頂きます。)
(若干、ネタバレ気味な発言の気がします……すみません)


 所で、やっと出て来た台詞――「僕はバーストリンカーじゃない」と言う趣旨の発言……
 これが能美とハルユキ達の間に横たわる認識の差違を端的に示すものなんじゃないかと思います。
 以前のコメントにも若干述べていたことにも絡みますが、能美達にとって「ブレインバースト」は“対戦格闘ゲーム”じゃないんですよね……多分。



>えっととりあえず先輩編?
>まぁ、先輩編が能美編にいい影響を与えてくれるのなら問題ないだろうが……。

 外伝第二話のエピソード(=先輩編)が入るのは予想していましたが、このタイミングで入るとはビックリです。(とは言え、時系列順と言えば順当ですが……)
 ただ、これがラストの布石になって行く筈……
(若干のネタバレになっていること、ご容赦ください)
  • posted by 夜夢 
  • URL 
  • 2012.08/05 04:29分 
  • [Edit]
  • [Res]

>HHTさん 

こんにちは。

>えと、原作者アバターでどうやって戦うんだろ?
そうですねぇ……攻撃手段は、クロウと一緒でパンチやキックじゃないでしょうかw あの手の旧型ロボットみたいな手が、実は必殺技ゲージを消費すると巨大化してアームクローとして使えるとかw

でも、PCみたいなもの持ってませんでしたっけ? あれが強化外装で、常に対戦相手のデータが蓄積・分析されて、長期戦になればなるほど蓄積されたデータから相手の行動パターンが少しずつ完璧に分析出来るようになって優位に立てる、とか。

もう、完全にLv.4以降の無制限中立フィールドか、領土戦でこそ真価を発揮する感じなので、原作者アバターはとりあえずどこかの大規模レギオンの傘下に入れてもらうとか、さっさとLv.4になることでその強化外装を遺憾なく発揮するタイプかなー、とHHTさんからコメントを頂いて考えましたwww

あとは同じ「電子情報戦」という意味で、(アバターのカラーチャートには当てはまらないですが)強化外装のPCでハッキングを仕掛けて相手の情報(例えば相手のHPゲージとか必殺技ゲージとかの表示を一時的に見えなくするとか)の意図的な操作による攪乱とかもあるかな。

とりあえず、どんなアビリティや必殺技があるかは分かりませんが、形状的にどう考えても一対一の物理戦では制限時間を考えながら戦わないといけない厳しいアバターなので、プレイヤーにはかなりの力量が求められるアバターですかねw
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/05 09:49分 
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>よしのさん 

こんにちは。

>MATRIXのネオを思い浮かべると受け入れやすくなるかも。
そうですね。劇中内に出てくる《心意システム》という存在自体はこれで良いんじゃないかな、と思うところではあります。

ただ、記事にも書きましたけど、そうした劇中内でのシステム的な問題と言うよりも、その存在自体を登場させた意図そのものの方に、どちらかと言えば私は懐疑的でしょうか。

まだ完結していない作品なので、その作品の一部分だけを切り取ってああだ、こうだと論ずることは的を射ない行為ではありますが、まぁ2クール放映が終わった時にアニメ版AWとしての《心意システム》が出てきた是非は余裕があれば考えてみたいなと思います。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/05 09:54分 
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>夜夢さん 

こんにちは。

記事にも書いたのですが、《心意システム》自体がすでにチートっぽいのでね。記事にも書いたし、夜夢さんも引用して下さっていますが、その技術が物語上であっさり拡散して、《心意》合戦に転落したのは、ここまでの積み重ねの事実上の放棄に等しいので、残念でした。

劇中に出てくるシステムや、あるいは登場人物たちがどういう風に《ブレイン・バースト》というものを考えているかはいろいろ違いがあってもいいと思うけれど、作品として観た時に、《心意システム》の是非は、最終的にアニメが終わった時に余裕があれば考えたいと思います。

原作が続いている作品の中で是非を考えるのは難しいですが、そこは原作は原作、アニメはアニメだと割り切っておきたいと思います。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/05 10:09分 
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NoTitle 

>《心意システム》が作品としてのテーマ性を担っているとは考えづらい

心意はブレインバーストの根源、理、そういうものなのかなと思いました。
そしてもっと言うなら世界の理そのものだったのだと思います。
心意に関する説明は作者にとってのエアであり、王の疾走だったのだと思います。
読者、視聴者に対し理を示すための作者の至宝というべき宝具。
この作者は心意システムでイスカンダルの言ったことを言いたかったのだと思います。
王とは誰も強欲で、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する。
イスカンダルが世界の理に触れ見出した答え。
作者が理に触れだした答え(訳し)が心意なのだと思います。
誰よりも速く。
それを実現するためには全てを捨てなきゃいけない。
誰よりも自分勝手に自分に優しくならなきゃいけない。
心意会得の際のハルユキの跳躍、あのときハルユキの頭からは全てが消えていたはずです。
タクムもチユリも、黒雪姫も、すべてどうでもよくなっていたはずです。
ただ空のみしか見えていなかった。
それを見せることこそが加速世界の在る理由。
そう思います。
ハルユキが何故空を飛べるのか。
彼は初めから飛ぶための方法を知っていたんです。
心意とブレインバーストの先を知っていた。
もっというならブレインバーストの住人より遥かに理に近い場所にいた。
黒雪姫のせいでそこからブレインバーストという一段低い世界に堕ちてしまった。

そしてそれこそが作者の書きたいことなのだと思います。
ヒカルの碁で碁をうちながらイメージでは斬りあいをしてるシーンがありましが、おれはこの二話で真剣構える作者が見えた気がしました。
スカイレイカーの言葉はこの剣が見えるか、俺の言葉は届いているのか、ついてこれるのか、お前の真実はここにあるのか、とそんな風に聞こえました。
それと同じくらいに、俺はもっと高いところに飛びたいんだ、とそんな悲痛な叫びにも聞こえてしまいました。
最近、説明のない作品が多いと思わないでしょうか。
ピングドラムにせよ、BLOODーCにせよ、あの夏やら、最近ならFateにラグランジュにはぐれ勇者、ホライゾン。
多分、うた恋のOPなのだと思っています。
遊びなら目障りだ、邪魔するな、と。
ついてこれない連中をおんぶにだっこで戦えるそんな場所で戦ってないんだ、とそういうことなのだと思います。
この作者は読者を見捨てられなかった。
ホリックに「その縁を続けるかどうかはお互いの心がけしだい」というセリフがありますが、他のコメントにあるような追加説明は作者がまだ手を差し伸べているということなのだと思います。
躓いて泣いている子供に、ほら、高い、たか~い、ってイメージでしょうか。
そして同時に遠く高みで戦う奴らの音を聞きながら、何でこんなことまで書かなきゃいけないんだ。
お前らさえいなければ全力でいけるのに、あいつらと戦えるのに、
そんな感じに思えました。

前回の感想に心意について書こうと思ったけれどやめたと書いてましたが書くべきだと思います。
ここ数話は、ダイの大冒険のマトリフのメドローア、るろうに剣心の剣心対弥彦じゃないですが避けたり逃げたりしてはいけない剣に思えました。
もし避けてしまったら二度と視聴者名乗れない、そんな感じの話かなと思いました。
ここで避けてしまったらきっとハンターハンターと同じになる気がする、この世界(の世界樹)は栄養が足りなくて成長を止めてしまった、そんな風になるきがするかなと思いました

長くてすみません
  • posted by 野良猫 
  • URL 
  • 2012.08/10 07:40分 
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  • [Res]

>野良猫さん 

こんにちは。

とりあえず、原作既読か未読かは分かりませんが、《心意システム》含めご自分なりの意見を持てている方と言うのは、アニメやラノベなどのサブカルが大量生産・大量消費されていく時代では、(残念なことではありますが)とても稀有で素晴らしいことで、意見自体もとても力強い良いものだと思います。

ただ、私と野良猫さんは違う人間。ゆえにその価値観も違えば、思考も違うので、野良猫さんの意見に「その通りです」とも言うことは出来ない。どの意見が正しいのか、そもそも正しい意見などあるのかも分からないけれど、何かを見聞きして自分なりに考えた意見や結論の一つなので大切にしたい。そんな気分です。

とはいってもこれだけではレスとして味気ないので、少しだけ野良猫さんとは違う私の意見も書いておこうと思います。


>>《心意システム》が作品としてのテーマ性を担っているとは考えづらい
そもそもハルユキが飛べたとしても、彼はどうして飛ぼうと思ったのか。どうして誰よりも速くあろうとしたのか。速くあるだけなら翼は要らない。でも、彼は飛べないことに挫折した。ならば、飛ぶための翼を喪った彼は、どうして立ち上がったのか。

そこにあったのは、アリタ・ハルユキ以外の人間。信奉を捧げるように忠誠を誓う黒雪姫であり、共に闘うタクムであり、三人一緒だと幾度となく口にするチユリである。

彼一人で果たして立ち上がれたか。彼には速さのために全てを捨てる選択が取れるか。否、断じて否。なぜなら彼が立ち上がったのは、(それが自分に返ってくる欲望だったとしても)「誰かに必要とされる自分」という他人を必要とする欲求だったのだから。その彼が自分以外を捨てられるわけがない。もし彼が速さのために全てを捨てられるのであれば、彼は立ち上がれなかったし、もしかしたら彼のニューロリンカーにはもう《ブレイン・バースト》プログラムは無いことだろう。

《心意システム》は力だ。その正負や良し悪し関わらず、その存在を知らなかったタクムを赤子の手をひねるようにあしらうほどの強力な力。
だが、SEEDのキラは語る……「想いだけでも、力だけでも(ダメなのだ)」と。しかし、《心意》とは自分の精神で《加速世界》を上書き(オーバーライド)するモノ。では、《心意》とは“想い”なのだろうか、それとも“力”なのだろうか。

きっと《心意》とはただの“力”だ。人の感情をエネルギーにしているだけの“力”。それはナイフや銃などの武器と同じ。だからこそ、そうした“力”である武器は扱う人によってその善悪が決まる。ゆえに大切なのは扱う人が持つ“想い”であり、その“想い”を時に影響を与え、時に支え、時に道を正せる他人という存在ではないか。

しかし、だ。メタな発言をすれば、そんなことはどの作品を読み解いても出てくるようなモノでとても作品固有のテーマ性とは考えづらい。それが、私の「《心意システム》が作品としてのテーマ性を担っているとは考えづらい」と言う言葉の意味である。


>最近、説明のない作品が多いと思わないでしょうか。
>遊びなら目障りだ、邪魔するな、と。
挙げられた作品は確かに説明のない作品だと思います(未完のものもあるので説明がないのは必然だと思う作品もありますが)。ただ、個人的には視聴者や読者は設定としての説明を求める傾向にあり、そうした傾向に作者や製作者が答えていることが多いように思えます。

そもそもどこまで説明すれば、「説明がある」とされるのか、「説明がない」と言われてしまうのか。挙げられた作品でも私は『BLOOD-C』『Fate』『あの夏』には必要十分かそれ以上の説明がなされたと思ってます。

そうした「個人差」によって説明が十分なのか不十分なのかが分かれてしまう上で、作者や製作者はどうするのか。そうした受け手の存在を、送り手として手を差し伸べるのも、突き放すのも彼らの自由だ。

だが、作品は受け手が評価しなければどんなに素晴らしい作品だったとしてもそれは送り手(作り手)の自己満足で終わる。才能なんかと一緒。自分がその存在を認め、他人がその存在を評価して初めて成り立つモノ。
今やその名前だけなら誰もが知る『ガンダム』。それすら、放映当初は評価されず打ち切りとなったが、その後の再放送やそこで得た人気による映画化で再評価されて今に至る。受け手を拒むだけでは、どんなに優れた作品だろうとそれは客観的には無数にある駄作の一つとして埋もれて行くだけ。

それでも「俺は自分の作品が自己満足で構わない。遊びじゃないんだ。ついてこれる奴だけついてこい」という作者がいるなら、それを貫けばいい。ただ、それに背を向ける読者は「ついてこれない」のではない。「ついていかない」「(そんな作者の自己満足には)付き合いきれない」選択をしたのだと私は思う。


>前回の感想に心意について書こうと思ったけれどやめたと書いてましたが書くべきだと思います。
これについては、なんというか文章の方向性が少しだけ違った気がしたので、書き直して参加させていただいている『アニプレ』の方に寄稿と言う形になりました。

というのも《心意》に触れてるのは冒頭の少しだけで、あとはもっとマクロな話になってしまったので(汗


では、長文レス失礼しました。
  • posted by 月詠 
  • URL 
  • 2012.08/10 09:31分 
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