新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 胸臆の間奏曲 -プリベンター5-(中編)
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
胸臆の間奏曲 -プリベンター5-(中編)
≪あらすじ≫
『次の政府(エピオン・ド・テロス)』によってリリーナ始め、レディ・アンやドロシー・カタロニアなど政府要人や高官たちが人質に取られてしまった。それを前に立ちあがったプリベンターの五飛が招集したのは、元ガンダムパイロットの四人だった。
着々と人質救出のための準備と布石を整えていくカトルたち。
一方、ヒイロは他の四人に先行し、自ら残骸から組み上げた水中用MS《キャンサー》に乗ってサンクキングダム湾の先にある岬の海底にある、サンクキングダム城に繋がる水路を目指す。
その頃、極秘裏にサンクキングダム市街へ潜入したカトルたちは一斉突撃の準備を始め、トロワはOZ兵士だった頃の経験を活かし「OZライン」と呼ばれる通信網を復旧させて内部のレディ・アンと連絡を取る。
そして、この蜂起の真の狙いが『PPP』を起動させることであるディズヌフ・ノイエンハイムは、ここまでの苦節を振り返りながら、なんとかリリーナ・ドーリアンをピースクラフトとして呼び起こして協力させようとするのだが――
≪感想≫
掲載があったのは7月号だけで、8月号は休載でした。また、休載か……orz 9月号では復帰するのか、それともまた長期休載となるのか。救済の理由が分からないので、この辺り、モヤモヤする。ただの遅筆のせいなのか、それとも何か理由があるのかは分からないが、そろそろファンたちにも見限られても文句言えないんじゃ……。
それはさておいて、特別編も佳境。と言っても、あくまで“おまけ”だと思うんですよね。メインはAC145年と、MC0022年の方だし、人気が落ちているのかそれともテコ入れしたいのか、わざわざAC195年のメイン五人を使ったこの特別編は主軸じゃない。
トレーズ・ファイルだって謎を残したままなわけだし、本筋の話が一向に進まないのは、そろそろどうにかして欲しいなぁ、と言うのが率直な意見。と言っても、9月号は絶対に特別編だろうしなぁ……。
ただ本編の雰囲気は相変わらず良好。ガンダムのパイロットが、歴史の表舞台に出ることを嫌う傾向があるのは良い感じだと思った。彼らはガンダムの力を理解しているから、巨大組織には属さず個人で戦うことを好んだ、と言う過去の一文はファンとして納得。もちろん、組織だって活躍するのも良いんだけどね。
でも、『W』のガンダムパイロットの魅力って単身あるいは少数で、大多数の敵を相手に数的不利の戦いに挑み、そして負けて行くところだと思うw 『W』の場合は、負ける美学というか、負けても戦い続ける美学みたいなのがあって好き。物語としてはやっぱり最後には勝つと言うか、それなりにエンディングを迎えられるのだけど、そこに至るまでの敗北率というか戦略的撤退率が高くてリアルw あとエージェントとして生身行動も多いしね。
それよりも注目すべきはようやく公開されたガンダム《プロメテウス》の立ち絵だろう。連載から二年だっけ? 長すぎるwww
個人的なイメージを述べさせてもらうと、ヘビーアームズ+サバーニャ(劇場版OO)な感じかな。背負っている十字架は、ガトリングガンとミサイルとマシンキャノンらしい。バズーカってなかったっけ(苦笑
機体にもヘビーアームズ系らしくガトリングガンとミサイルが多数。もう少しバスターライフル系とかプラネイトディフェンサー系、あるいはナノマシン系とかもあるものだと思っていたけど現状はない感じ?
まぁ、設定上はウイングゼロとオペレーション・メテオ用ガンダムの中間にあった試作一号機を、(MS技術が全て廃棄された世界で)流用した機体と言う設定だから、既存の技術と言うか安定性のある技術(つまり復元出来そうなオーソドックスな兵器)がメインになるのが流れなのかな、と。《プロメテウス》は、《ヘビーアームズ改》の正統な発展型ではなくて、前述のようにその前段階の旧型機を最新技術で復元したものだからね。
それでもまだまだ未完成状態らしいので、早く完成状態のお披露目に期待したいが、この遅筆っぷりだと編集部がテコ入れで機体だけ先行して公開する決断をしてくれない限りは、数年先とか普通にありそう(ノ∀`*)アイター
『ガンダムW ENDLESS WALTZ 敗者たちの栄光』はトーラス輸送任務襲撃の、バイカル編。そろそろ自爆しますね(爆
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NoTitle
大型ミサイルだったっけ