W杯アジア最終予選 日本3-0オマーン
完勝!
と言うわけで、いよいよ始まったアジア最終予選。日本は約一年間、この最終予選を勝ち抜いて初めて2014年のブラジル大会へと駒を進めることが出来るわけ。
散々言われてきた初戦、その入り15分を攻勢に出て、結果点を取れたのは良かった。
バルセロナが世界を席巻したここ数年。当然のようにバルセロナのサッカーが世界に認知されることとなり、とにかくボールポゼッション(ボール支配率)を高く保ちながら、相手の隙やスペースが生まれるのを待つと言うスタイルも比較的印象が改善したのかもしれない。
と言いつつ、やはり前半の点を取った後の中弛みした感じは大きかったのかな、とも思う。
もちろん、あそこでのペースダウンと言うのはスタート15分の集中力と飛ばし過ぎた体力の回復、さらに1点取られた後の相手の出方を見るなどの意味合いがあると思うので、TVで解説していた某解説者ほどそこにマイナスイメージは持ってはいなかったけれど。
ただ結果としてその点を取った後のスタイルが延々前半終了まで続いてしまって、大したギアチェンジが出来なかった、結果的にオマーンから追加点を取れなかったことは反省材料だろう。
今は良い。アジア最終予選で、「何があるか分からないのが最終予選であり、アジアでの試合」と多くの解説者が口を揃えるとはいえ、格下オマーンだ。ハーフタイムを挟んでもオマーンにはコレといって状況を打開するような戦術は出てこなかったし、一度仕切り直した分だけハーフタイムのメリットは日本に一気に転がり、二点を追加するにいたった。
でも、例えば三戦目に待っているアウェーでのオーストラリア戦はどうだろう?
拮抗した相手ならばハーフタイムでの仕切り直しのメリットが日本にだけ転がり込んでくるとは思えない。前半で良いリズムが作れて点が取れたのなら、その時にたたみ掛けて置かないと後半の仕切り直しは通用しなくなるかもしれない。その辺りは、改善点かなとも思う。
とはいえ、相手がオマーンとはいえ三点取れたのも良かったし、完封出来たのも良かった。スタートとしては申し分ないだろう。香川選手はじめ、長友選手、内田選手、岡崎選手とレギュラー陣の両サイドポジションを担うのはいずれも欧州のトップリーグで活躍する面々。控えに甘んじている清武選手、宮市選手、酒井選手などこれらのポジションにおける日本のタレント力は質・量ともに高いのだから、そこを活かさない手はないわけだ。
今回は特に内田選手が前半から飛ばしていた印象があって、個人的には今日の試合で一番輝いていたように見える。彼が右サイドで攻めるから相手が右サイドに引っ張られ、結果として左サイドでの先制点にも繋がっていく。これまでは長友選手、香川選手と揃う左サイドが攻撃の起点だったわけだが、左サイドに固まってしまえばスペースは作りにくい。
そこで右サイドで効果的に攻めることで相手の人数と意識を分散出来る意味は大きい。ここ最近の代表選では守備的なプレイが多かっただけに、内田選手のこの攻めと言うのはこの後に残る二試合でも意味を持ってくると信じている。まぁ、イエローもらっているのが残念ではあるが。
あとピッチ、水撒き過ぎだったんじゃないかね。ちょっと滑り過ぎてた感じがw
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