Fate/Zero 第21話
『双輪の騎士』
≪あらすじ≫
舞弥を殺害し、アイリスフィールを拉致していったライダーを急ぎ追いかけるセイバー。
一方、隠れ家の土蔵に戻ってきていた切嗣は残された状況から、ライダーとそのマスターにこの隠れ家を見つけ出す可能性は低いと考え、この状況で動ける陣営――間桐の存在に行きあたる。その近しい人間を一人拉致した切嗣は、その者の口から「雁夜なら教会の監督役と一緒に出かけた」という証言を得る。
教会の監督者――それはつまり、言峰綺礼……。
チャリオットに乗るライダーをオートバイで追い詰めたセイバーは、ライダーの傍にアイリスフィールの姿が見えないことに気づく。
しかし、そんなセイバーの事情などお構いなしに攻めてくるライダーとウェイバー。チャリオットごと突進してくるライダーに、セイバーは《約束された勝利の剣(エクスカリバー)》を使い、彼のチャリオットを完全に消滅させるが……。
その頃、令呪を二画消費し、バーサーカーをライダーに変身させアイリスフィールを強奪した間桐雁夜は、言峰綺礼と共にいた。使った分の令呪を補填してもらうと、今夜零時に時臣と合わせる約束を綺礼に取り付けた雁夜。
しかし、零時に教会へ行くとそこにいたのはすでに死んだ時臣と、そして――
≪感想≫
オートバイ走破カッコいい!
公道を逆走しながら走るシーンとかスピード感が凄いし、何よりオートバイの性能限界を越えようとして強化した(自分の魔力を燃料に変えた?)瞬間の変身シーンやブーストの瞬間のエンジン内部の機械駆動演出とか、「あれ、これ『Fate』だよな」とw
あー、でもそう言えば戦闘機も出てたからなw 奈須きのこさんではなかなか出来ない、虚淵さんだからこそ出来た発想と描写だったのかもね(ぉ
と言うわけで、Aパートは主にセイバーvsライダーの乗り物対決、Bパートは雁夜を中心とした愛憎劇。尺の長さ的にもあくまでメインはBパートだろうし、雁夜・葵の自分勝手な言い分にも一言言いたい視聴者も多いとは思うが、そこであえてセイバーに言及するのが私です(笑 いや、セイバー好きなキャラですよ、ホントに。結構、辛辣な指摘や評価ばかりしてますが、愛ゆえなので(マテ
今回、セイバーが一番良かったのはライダーと決着をつけなかったシーン。《約束された勝利の剣(エクスカリバー)》を一撃使ってしまった魔力消耗があるとはいえ、それはチャリオットを失ったライダーも同様に程度の差はあれ消耗があることは、セイバーも分かっていたはず。
「聖杯を求める」サーヴァントとしては、ライダーがマスターを守りながら戦わなければならないこの状況は、少なからずセイバーに有利な場面でもあり、戦いを挑んでも損得勘定なら±ゼロか、ややプラスなくらいだろう。
それでもセイバーは戦い続けなかった。なぜか?
彼女はあくまで「聖杯を求める」サーヴァントとしてではなく、「故国の救済を求める」国王としてでもなく、「剣を捧げた主を救うことを求める」一介の騎士としての選択肢を選んだと言うことだ。まぁ、この場合彼女にとって「主」は切嗣じゃなくてアイリスフィールなんだけどw
でも、アイリスフィールの“事情”を知らないセイバーからすれば、アイリスフィールを守るために今まで一度も使わなかった令呪を使って土蔵に強制送還した切嗣の行為から、塵の欠片くらいは何かを感じ取ったかもしれないけどね。
まぁ、余談はともかくとして、結局セイバーって実は終始“一介の騎士”なのだと思っている。どんな行動の根底にも、彼女にまず存在するのは騎士道であり、その上に羽織っている上っ面の判断基準や感性と言うのが“国王”であり“サーヴァント”。ライダーには結局宝具を一度使う羽目にはなったが、それもあのままライダーに背を向ければ、騎士道を持たないライダーは攻撃してくるかもしれないし、とりあえず迎撃はしなくてはいけないとは判断したのだろう。
だから、ここぞと言う場面で彼女が決断する基準は、「聖杯の求めに応じたサーヴァント」としてでもないし、「聖杯を使って故国を救済したい王」としてでもないんだよね。土壇場での彼女の判断基準は、「騎士道に殉じる一介の騎士」であるように見える。
それが彼女の魅力であり、そして10年後の第五次聖杯戦争まで持ち越しとなる彼女がずっと抱きながらも気づかなかった“本当の願い”に繋がるわけだが、それはぜひ本作が終わった後くらいにでも『stay/night』をプレイするなり、TVアニメ版を視聴して欲しい(TVアニメ版は、一部原作ファンからは黒歴史扱いされてるが、私はそんなに悪かったとは思ってないw)。ちなみに劇場版は凛ルートなのであしからずwww
あとは切嗣は、主人公だった――視聴者の疑問を代弁する存在として、ね。少し考えた人なら、「ライダーとウェイバーに衛宮陣営の隠れ家が分かったのか?」と言う疑問は当然前回抱いたし、そこに切嗣も想い至って、さらに一歩踏み込んで推理までしてくれたのは、なかなかに嬉しい演出。
まぁ、一応雁夜と葵にも少しだけ触れておくと、二人とも悪い意味で自分本位というか自己中心的。
雁夜の「耐えたんだから報われないはずがない」論理は、恋慕感情にそれを当てはめると完全にストーカーの論理だし(爆)。
葵に関しても、「間桐が桜を奪った」と言ったが、それは同時に「葵が桜を見捨てた」ことを棚上げしているだけだ。その気になれば桜の手を手放さない方法は、子供を連れて逃げ出すなりなんなり、幾らでもあったくせに、その行動を取れなかった女が何を今さら、と。そうした行動を取った末に時臣に追いつめられて桜を養子に出したのならまだしも、劇中でそう言った描写は見られないから、おそらく夫である時臣にそう決断されて頷いたのだろう。
この辺り、もしかしたら人によっては悲劇に見えるかもしれないけど、個人的には自業自得でお互い自滅しただけの滑稽な二人にしか見えなかった。まぁ、雁夜の自滅は最初から決まっていたようなものだったとはいえ……。
しっかし、ランサー組とかバーサーカー組とか本当に第四次聖杯戦争は鬱展開だねw も、もちろんアサシンもだからねっ!(ぇ
◇現在の陣営
◆衛宮(アインツベルン)陣営
▽マスター
衛宮切嗣
▽サーヴァント
セイバー(アルトリア・ペンドラゴン=アーサー王)
▽その他
アイリスフィール・アインツベルン、
『魔術師殺し』との異名を持つ衛宮切嗣は魔術師だからこそその裏をかき、魔術師としての規則の隙を突いて相手を抹殺する戦闘スタイルを得意とするが、呼び出したサーヴァント・セイバー(アルトリア・ペンドラゴン=アーサー王)は正面からの正々堂々を得意としているため相性は最悪。
それを解消するためアイリスフィールを偽りのセイバーのマスターに仕立て上げ、切嗣は助手の舞弥と共に後方からの支援と策謀に徹する戦略を取る。アイリスフィールには、セイバーを召喚した際の触媒である『全て遠き理想郷(アヴァロン)』を封じることで、セイバーの魔力が注がれる限りの疑似的な不死を体現している。だが、アイリスフィールの肉体は何かに侵されているようで体調不良が続く。
切嗣、アイリスフィールをサポートしていた舞弥はライダーの強襲を受けて死亡。
彼が目指す目的は「世界の救済」というとんでもないものだが、その目的に関してだけはセイバーも同意している。
セイバーの持つ宝具(宝剣)は風の結界『風王結界(インビジブル・エア)』に護られた聖剣『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』。ランサーが自らの宝具を破壊したことで左手の傷が癒え、使用可能となった。
◆遠坂陣営
▽マスター
▽サーヴァント
アーチャー(ギルガメッシュ)、
▽その他
遠坂時臣と言峰綺礼による秘密裏の協力関係。時臣のサーヴァントはアーチャー。その真名は世界最古の王・英雄王ギルガメッシュで「世界の財宝を手中にするため」聖杯獲得を目論むが、高いプライドと単独行動スキルによって時臣は御し切れていない。
綺礼のサーヴァントはアサシン。アサシンは“単一”ではなく“群”の存在だった。しかし、セイバー、アーチャー、ライダーによる聖杯問答の最中、唐突に姿を見せるがライダーの固有結界によって返り討ちに遭い、アサシンは消滅。
ギルガメッシュの入れ知恵で綺礼は各マスターの動機を調べた言峰綺礼は、聖杯に選ばれ再び令呪を獲得。時臣の弟子であり協力者を演じながらも、彼が討ったはずの間桐雁夜を蘇生させた。
さらに、父親である璃正から過去の聖杯戦争で残存した令呪を継承した上で、時臣を殺害し、ギルガメッシュの新たなマスターとなった。
◆ウェイバー陣営
▽マスター
ウェイバー・ベルベット
▽サーヴァント
ライダー(征服王・イスカンダル)
魔術師の総本山・ロンドンの時計塔の学生。聖杯を得る目的は魔術師としての実力を他人に認めさせるため。
呼び出した英霊のクラス(役職)はライダー。その真名は征服王の異名を持つマケドニアの英雄・イスカンダル。世界征服を考えているが、その性根は豪快な豪傑。そんな彼にウェイバーは振り回されっぱなしだが……。
ウェイバーが突き止めたキャスターの陣地に突撃。そこでアサシンがリタイアしていなかった事実を知る。だが、聖杯問答の際に割って入ったアサシンに対しライダーの固有結界によって撃退。奇しくも最初の勝利者となった。
◆間桐陣営
▽マスター
間桐雁夜
▽サーヴァント
バーサーカー(???)
間桐家の次男だが、魔術師になることを拒む出奔。しかし、遠坂家の次女だったはずの桜が間桐家に養子に出されたと知って出戻り。彼女を解放するために、自らを犠牲にしてでも聖杯を得ることを望む。余命一カ月。
呼び出した英霊のクラス(役職)はバーサーカー。真名は不明だが、漆黒の霧をまとっていることで相手マスターにステータスを悟らせていないようだ。さらに自身が手にした物体を宝具と同じように扱うことが出来る。しかもバーサク(狂化)状態でも精密な動作が可能。
さらに「何人もの別人を装っていくつもの武勲を立てた英雄」らしく、その逸話を再現する宝具を持ち、姿かたちを別人になりすますことも出来るが、セイバーへの強烈な執着心から命令通りに変身させ行動させるには令呪を二画消費した。
◆雨生陣営
▽マスター
▽サーヴァント
殺人鬼の少年と人の恐怖を最大の喜びとする狂った魔術師・キャスターの英霊のコンビ。目的は不明だが、龍之介にとって聖杯という存在はどうでもいいのかもしれない。現段階でマスターとサーヴァントの相性という一点において最高だと思われる。
キャスターの真名は、ジャンヌ・ダルクの逸話で有名な百年戦争でオルレアンを解放したフランスの救国の英雄の一人であるジル・ド・レェ。その目的は、後に異端裁判にかけられあらゆる凌辱を受け、その尊厳と奇跡を奪われて処刑されたジャンヌ・ダルクの復活。セイバー(アルトリア)をジャンヌ・ダルクだと誤認しており、セイバーにジャンヌ・ダルクとしての記憶を取り戻してもらおうと後先考えず行動を開始。子供たちを拉致し、アインツベルンの森でセイバーを荒療治でジャンヌ・ダルクとして復活させようと目論む。
拠点としていた地下貯水池からは移動していたが戻ってきて壊された状況に愕然。しかし、龍之介の言葉に得心を得たキャスターは新たな策として巨大な海魔を召喚。しかし、川岸で興奮しながらキャスターの行動を見守っていたところを、切嗣にマスターだと看破され河川上のボートからスナイパーライフルによって射殺された。
キャスターも左手の傷が癒えたセイバーの『約束された勝利の剣』を受けて海魔ごと消滅したことで、聖杯戦争初のペアでの脱落ペアとなった。
◆アーチボルト陣営
▽マスター
▽サーヴァント
▽その他
マスターはケイネス・エルメロイ・アーチボルト。ウェイバーに召喚するための聖遺物を奪われたはずだが、どうやら別の聖遺物を手配しランサーを召喚。聖杯戦争に間に合わせ、参加したようである。
降霊科の天才としてケイネスは自らに令呪の契約を、婚約者のソラウ・ヌァザレ・ソフィアリに魔力供給の契約という本来のマスターの契約に細工し別々に契約を施すという手段でランサーと契約した。これによってケイネス自身の魔力を温存することが狙いだと思われる。
ケイネスは切嗣の『起源弾』を受け、肉体も魔術回路もボロボロになる。そのためケイネスは令呪をソラウに奪われ、ランサーは渋々ソラウをマスターとして聖杯戦争を続行することを決めた。
サーヴァントはランサー。真名はケルト神話に出てくるディルムッド・オディナ。二刀流ならぬ二槍流の使い手。その宝具は相手の魔術効果を打ち消す(削る)ゲイ・ジャルグと通常の方法では治癒しない傷を負わせるゲイ・ボーの二種類の長さの違う槍。
サーヴァントの意志を無視し結果を求めるケイネスと、騎士としての誇りを持つランサー、おまけにランサーに心奪われたソラウという三角関係が出来上がってしまっており、内部崩壊を起こしかねないのではないかと思うほどに相性最悪の状態。
キャスター討伐戦の隙を突いてソラウの令呪を破壊、拉致。彼女を人質にされケイネスは切嗣の思惑のままランサーを自害させ、自らもまた舞弥の狙撃によってソラウともども殺害された。
次回『この世全ての悪』 タイトル的にネタバレ回かな。
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>滑稽な二人にしか見えなかった
僕も同じように思ったんですが、その滑稽な二人のドラマがイイ、と何度も見返してしまいました。
でもこれって綺礼的思考や…
綺礼の成長(?)にはある種のカタルシスを感じていたんですが、今回ギルや綺礼が画面の中から「お前らもこういうのが見たかったんだろホレホレ」と言っているかの様な演出には何とも後味の悪さを感じました。
まるで視聴者が悪事に加担させられているかのような…
今まで外道と言われてきた龍之介の残虐性や切嗣の非常さは共感しにくいものでしたが、綺礼の悪趣味さは身近にありそうな感性から来てる事が逆に怖いです。
…ハッ、セイバー推しの記事に全く関係ないコメントをしてしまった。