さんかれあ 第6話
『あなたに…出会えたから』
≪あらすじ≫
蘇生薬の効力が切れ始めたのか、ゾンビと化した礼弥は完全に理性を失ってしまっていた。襲われた蘭子が傍にいたこともあって、千紘はどちらの対処をして良いか迷っているうちに、なんと礼弥は家の外へ。
急いで追いかける千紘は、家の眼下に望む紫陽花畑で礼弥とばーぶを発見する。彼女たちが口にしていたのは紫陽花の葉。千紘の祖父は、「蘇生薬は不完全なもので、紫陽花の毒を服用して一時的に肉体を維持している」と語ったが、「不完全ゆえに、紫陽花の毒で保つことが出来るのは一時的。手を打たなければいずれ肉体は腐り、躯へと還る」と話す。
父親に頼みこんで礼弥を降谷家に住まわせてもらえるようになった千紘は、礼弥の肉体の完璧な維持をする方法を模索するため、まずは礼弥の観察日記からつけることに。
ゾンビ萌えな千紘は興奮状態だったが、ふと冷静に戻った時に言いようのない虚しさを覚える……。
一方、どうであれ降谷家に居候することになって千紘と礼弥の関係を突きつけられた幼馴染の蘭子。千紘に頼まれ、礼弥の着替えを用意するなど好意的に千紘に協力こそしているが――
≪感想≫
と言うわけで、1クール折り返し地点でようやくスタートラインと言った感じか。スタートラインと言うよりも、ようやく放映前の公式HPのキャラクター紹介に追いついたと言うか何と言うかwww
蘇生薬は不完全であるがゆえに、これから先に千紘と礼弥は肉体維持のために奔走しないといけないようだ。これは、ただゾンビとして蘇生してダラダラと日常を過ごされるよりは、物語として明確な目的があるわけだから視聴者としても分かりやすい。ゾンビが一般社会に交じって日常を送ると言うのも悪くは無いだろうけど……『これゾン』みたいにw ただ、こうして明確な目的があった方が物語としては楽しめる。
ゾンビ設定で言えば、まさかの同期でのゾンビアニメとなった『これゾン』と比べると、脳のリミッターが外れて身体能力がけた違いに強化されていることは一緒だが、完全な状態ではない点で異なる。まぁ、こちらはこちらで日光の下で行動していても問題ないようだが(ぉ
あとはばーぶの光彩の色がまた変わってたよね……あれは何かの兆候なのか……。
さて、本作のゾンビ設定はあとあととても活きてくると感じている。食欲、睡眠欲がなく、排泄もしない礼弥。彼女自身が少しずつ感じ始めているが、いずれ彼女は自分の状態に疑問を感じ、生者だった頃の記憶や感覚との齟齬に苦しむこともあるのかもしれない。そうなった時に、彼女は彼女の意思で躯に戻ることも出来るわけだ――要は紫陽花の毒さえ服用しなければ、その肉体は腐って元の死体へ戻るわけだから。
まぁ、ゾンビとしての本能として自動摂取しそうな気もするし、仮に彼女がずっとゾンビでいたいと願ったとしても紫陽花の毒だけでは完璧な肉体の維持は出来ないわけだから、何でもかんでも自分の意思一つで全部出来るわけではないのだけどw
でも、そういうことを差し引いてもいずれ礼弥は礼弥で今の現状を考える時が来るのだろう……主に父親と改めて対峙した時とか(笑 いやー、粘ってるな、あの執事www
一方の千紘。観察日記とか礼弥の変態親父とやっていることが変わらない気がしないでもないが、まぁそこは礼弥も父親の時とは違って少し乗り気と言うか、「恥ずかしいけれど降谷君なら」的なニュアンスが見え隠れしているので良いかw
彼は礼弥よりも一足先に、ゾンビ萌えな自分と客観的に現状を分析している自分とのギャップにすでに違和感を覚えている。普通の感覚で行けば本来死んだはずの礼弥がゾンビとして蘇って、その責任と原因の大部分が自分にあると知っているなら、その胸中は複雑で当たり前だろう。「死」という本来だれもが迎えるモノに対する冒涜、「生」という輝かしい力を持つ命を弄んだ愚行、そんな当たり前の感覚がやっぱり当たり前に千紘にもあるわけだ。仮に彼が、ゾンビ萌えだったとしても、である。
この辺りの“普通”な感覚を持つからこそ千紘は主人公なんだろうな、と。完全にゾンビ萌えで今の状況に苦悩することさえなかったらダメだっただろうw
もちろん、彼の感性はやっぱり少しズレていてゾンビ萌えが影響してか、あるいはどんな形と手段であれ一度蘇った命を再び自分の手で死に還すことには誰でもためらいを覚える結果なのか、礼弥を何とか守ってやりたいと思っているわけだけど。
こういう辺り、寺の息子と言う設定がとても活きている。駆け込み寺としての要素があったことで、主人公とヒロインの同居状態を自然に持ってきたし(普通なら、主人公もヒロインも両親が傍にいなくてお互い独り暮らしだからなし崩し的に同居開始、と言うパターンが多いが)、上記のように生と死に関する感覚がゾンビ萌えだけど一般常識や倫理観からかけ離れていないのは、彼が人の死を前にする寺の息子だからと言われればそれは納得だ。
蘇生薬を創って記録を残した祖父の存在も、千紘にとっての先達として意味を持っているわけだし、この辺りは無駄なくキャラクターと設定が配置されていて好印象。
そうなってくると千紘に絡むもう二つの要素は、妹と幼馴染。妹がどう絡んでどういう意味合いを持ってくるかはまだまだ不明な部分が多いが、次回は幼馴染である蘭子メイン。蘭子自身は千紘への想いを自覚しているようだし、千紘も千紘で後日蘭子に礼弥との関係を言い繕うなど完全に脈なしと言うわけでもない。
この辺りがどう活きてくるかに期待。
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