さんかれあ 第4話
『ふつうの…女の子…』
≪あらすじ≫
散華礼弥は、崖から転落し、落下の際に木の枝で腹部に裂傷を追って死亡した。しかし、事前に自殺用にと飲んでいた降谷千紘の造った蘇生薬によってゾンビとして復活を遂げる。その一部始終を目撃していた礼弥の父は、当然ゾンビとして復活したなどと思ってはおらず、千紘が礼弥をたぶらかしたのだと、打倒千紘を宣言する。
一方、ゾンビとなった責任を取って実家まで礼弥を連れて来た千紘。幸い、家には誰もおらず、誰にも見られることなく自室へと礼弥を通し、まずは傷の縫合を行い、血まみれの制服を処分し代わりに自分の服を貸し与えることに。
これから先、どうするのか。
責任を取るとは、具体的にどうするのか。
そんな千紘に礼弥は、「普通の女の子がしていることを体験させてほしい」と願い出る。一般的な「責任を取る」の意味とはやや異なるが、その(ゾンビだけど)眩しいばかりの笑顔に千紘は、その願いをかなえてやろうと心に決める。
その頃、千紘に土管の中で置いてけぼりにされた蘭子は、怒り心頭のまま部活を終えた足で降谷家を訪ね――
≪感想≫
Q.どうしてこうなったのだ(by.礼弥父)
A.自業自得です
そんなツッコみを、おそらく視聴者の誰もがしたであろう冒頭w 倫理的、道義的に観ると結果的に死を否定し、人によっては冒涜しているようにすら見えるだろう蘇生薬を作ってしまった千紘にも当然責任はあるのだろうが、そもそも崖から突き落とした(ことになってしまった原因を作った)のは、礼弥父自身だからなぁwww まぁ、権力ある家柄だろうし、彼の妻も理事長として学園の評判を下げるようなことはやりたがらないから、彼が過失致死罪として問われることはないだろうが……。
まぁ、そんな親父の話はどうでもいいのだwww
◆これは正常? 異常?
今回、ほぼ半裸状態で過ごした礼弥。前半は千紘から借りたと思われるシャツ一枚、後半はバスタオル一枚と、男からすればこれ以上ないほどの夢シチュエーション。まして、それをしているのが、今期アニメの中で容姿だけならNo.1と言われるほど黒髪ロングでスタイルの良い礼弥とくれば……。
のはずなのだがw
正直、全く萌え要素と言うものを感じなかったw そりゃあきわどいシーンがあったり、シャワーシーンがあったわけだから、それを考えればこう萌え要素を感じそうなものなのだが、まるでない(笑 もちろん礼弥は美人だし、可愛いとも思う。でもそれは、ある意味絵画や彫刻のソレに近い無機物的な美しさのように映る。
ぶっちゃけ魅力だけならカット数が圧倒的に少ない蘭子の方が萌えると言うか、そんな要素を覚えるほど…。
それはたぶん、彼女がゾンビであると言う認識があるからなんだろうな、と思っている。血のように紅い眼、土気色の肌、生々しく残る傷痕、本人が口にする「感覚がない」と言う状態……。それらを総称すると、当然彼女はゾンビとなるわけだから、そんな彼女に発情することは本来ない。それはだって死体に発情することに、限りなく近い(近いけど、似て非なる形ではあるのだけどw)。
だから普通なら死んでいる礼弥ではなくて、そんな礼弥とは対照的にエネルギッシュで活発的だからこそ人間的な蘭子の方に魅力を感じるのではないか、と。
まぁ、だから礼弥に何ら萌え要素やら欲情やら発情やらをしなかった自分はきっと人として正常なのだろうなーと……二次元を楽しんでいる者としては、これ以上ないほど異常で残念すぎる結果に思えなくもないが(ノ∀`*)アイター
その点で行けば、礼弥にドキリとしながらも、「あれ、今俺(ゾンビ娘と会話を成立させたりしてる)萌えシチュエーションの夢シチュエーションじゃね?」と気づいて、マジでニヤニヤしている千紘は正真正銘、真性のゾンビ萌えの異端者なんだろうなとwww
◆ゾンビとは
作品によって設定やら何やらが違うので、一概には言えないのだけど、とりあえずこの作品では、
・蘇生するのは魂(精神)のみ
・各種内臓および感覚器官の機能不全
・上記による肌の土気色化
・瞳孔は開いたまま
・生物を捕食することはない?
・活動制限はないが、約半日から一日で肉体は死後硬直を開始
こんなところらしい。
簡単に言うと、肉体は回復せず精神だけが再び同じ肉体に宿った状態、と言うこと。もっと言えば、人形と人形師に近いのではないだろうか。自分の肉体と言う「人形」を、精神を使って「人形師」のように操っているだけ(こう、昔の糸で吊って動かす人形のように)。だから、肉体がどんな怪我を追っても痛覚はなく、シャワーを浴びても熱さも冷たさも感じない。それはそうだ。その肉体はすでにただの「人形」でしかない。人形遊びをしていて、その人形が受ける痛みや感覚を誰も覚えないことと同じだ。
とりあえず脈は無いので心臓は動いていない。感覚が働いていないので、そうした神経も働いていない。ただ、目は見えているようだが瞳孔は開きっぱなしで、自分の身体を動かしているそのものの触覚自体は生きているっぽい……と、どこが生きていてどこが死んでいるのかサッパリ分からないw まぁ、私の予想だとそもそも内臓は全部死んだままだと思ってる。あとは上記のようにそれを魂というか、精神と言うかそんなもので操っているだけ、という感じ。
なので礼弥の傷が自然治癒することはないだろう(生きてないのだから治癒も何もない。治癒のために必要なエネルギーも物質も心臓が止まっていては送られないのだし、送られたとしても細胞が死んでいては意味がない)。彼女の死後硬直はおそらくそこに由来するのもので、人間は常に代謝を繰り返しているが、死んでいてはその代謝を繰り返すことが出来ないので、肉体は結果、「死んだ」と認識し硬直を始める。
だから千紘が造った蘇生薬の効力は二つあったのだ。一つは「死んだ肉体に、持ち主の魂を再び入れる」という降霊術的な効力。もう一つは「死んだ肉体の細胞代謝などを一時的に再開させ、動ける状態とする」という肉体蘇生的な効力。おそらくは後者の方が効力としては先にあって、それを土台にして魂を降霊させているのだとは思うけど、ただの薬だからなーwww
どちらにせよ、五日間も冷凍保存したばーぶが蘇った瞬間に、普通に飛び回り走り回っていたことから考えても、肉体の方は一時的に生前と同じ状態まで戻るとみて間違いないだろう。
あとは、その薬にどうやら時間制限があるっぽい、と言うこと。いや、ばーぶを見る限りでは時間制限と言うか、その状態を維持するためには何かをする必要性がある、と言うことか。
礼弥より先に蘇生したばーぶは未だに普通に動けていて、ばーぶより後に蘇生したはずの礼弥は死後硬直を起こして二度目の死を迎えそうになっている、と言うことは裏を返せば、礼弥がしていなくてばーぶがしていることこそがその維持するための何か、と言うこと。
まぁ、長々と書いてきたけど、誰がどう見ても紫陽花の葉っぱを定期的に摂取することだよね(笑
薬には紫陽花の葉をすり潰しその毒を利用している。仮に、この『さんかれあ』という世界において紫陽花の葉の毒は、生きている人間には毒だが、死者にはその毒が一時的な肉体(細胞)を再活性化させる効力があるとするならば、それによってばーぶは肉体を維持していると考えられる。普通(?)のゾンビは自分の肉体維持のために、生きている者(人間)の肉を喰らう、というのがよくある設定だが、今のところそうした兆候は感じられない(若干、礼弥の言動に不安を覚えるところはあるが、ばーぶがその行動を取っていない以上、たぶんミスリードだろう)。
もしかしたら、その再活性化によってゾンビの傷も回復するかも? 白目をむいていたはずのばーぶに黒目が出てきたのは、紫陽花の葉を食べたことによって肉体維持のほかにゾンビの肉体の回復効果があるとも考えられるからだ。
っていうか、葉っぱ食べて回復とか、どこのRPGだよ(爆 いや、そもそも葉っぱ食べて回復するRPGの登場人物はみんなゾンビってことか。そりゃあ、全滅とかちょっと判断ミスすると普通にあるけどさwww
さてさて、そうなると、あとは千紘がそれにいつ気づくかってことか。礼弥の父親の動向も気になるところだが、まずは礼弥そのものの肉体の安定がエピソードとしては先かな?
っていうか、蘭子に出番プリーズ! 次回はありそうだけどね(ぉ
次回『ゾンビって…ことは…』
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NoTitle
死んでる間に始まって生き返る前に終わってただけでない?
礼弥はなりたてのフレッシュなのでこれから二三日程w
紫陽花は寧ろ、防腐処理に威力を発揮するのではないだろうかw