[新]夏色キセキ 第1話
『11回目の夏休み』
≪あらすじ≫
朝起きて、学校に行き、放課後は友達と過ごす。
楽しいことも、悲しいことも、4人一緒の体験する。
ずっと続くと思っていたあたり前の毎日。
そんな彼女たちに、ひと夏のキセキが舞い降りる。
これは、下田の町で育った4人の少女の物語。
暑くてさわやかな夏色キセキがきっとあなたを包み込む…。
(公式HP イントロダクションより抜粋)
≪感想≫
アニメオリジナル作品。
どういう経緯だったかは知らないが、主演スフィア、OPスフィア、EDスフィアとこれ以上ないほどスフィア推しの作品。それは公式HPのキャラ紹介をクリックすればよく分かる(爆
1話の印象は、いかにも中学生という感じ。少しずつ大人へと成長していく中で、素直になれない自分の内面を理解しながら、それをどう相手に伝えるべきなのかもわからず、もがき模索している姿はいかにもミドルティーンな少年少女たち(まぁ、この作品で少年は居ないがw)と言った感じだ。
紗季と夏海のやり取りとかはまさにそんな感じだ。相手のことを想っているはずなのに、その根底には自分本位な部分が見え見えなのは、これから高校、大学を経て社会人になって社会に揉まれるとどうしても隠せてしまう部分。そうした部分が露わになるのは、まだ地区で区切られ(一部そうでもないが)学区内と言う限られたコミュニティの中でしか生活していない中学生らしい展開だと言えるのだろう。
紗季が転校を黙っていたことも、夏海が問い詰めたことも相手の為のはずなのに気がつけばそれは自分のワガママでしかないわけだ。
例えば二人の間の約束。
約束は一人では出来ない。一人でする“それ”は約束ではなく目標でしかない。だから叶わないからと言って一方的に約束を放棄するのは、それは自分(紗季)の為でしかない。一方で、転校が紗季の意思ではなく家庭の事情であろうことは容易に想像がつく。それなのに、転校の事実が分かってからも「約束だったじゃない」とそれを押し付けるのは相手のためではなく自分(夏海)の為でしかない。
まぁ、そんな部分を1話から描きながらも、“キセキ”を演出して見せた本作。紗季の転校というタイムリミットを設けているため、物語は怠惰に進むと言うことだけはなさそうだが、果たしてどうなるかは2話以降も視聴していかないと、1話だけでは分からないだろう。
そんなわけで、感想は未定だが視聴は継続の予定。
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