妖狐×僕SS 第11話
『陽炎』
≪あらすじ≫
御狐神双熾。彼は御狐神家に生まれた先祖還り。先祖還りは特に大切に扱われ育てられる傾向があるが、御狐神家では強大な力を持つとされる九尾の狐の先祖還りを人間たちの手で制御することによって恩恵を得られると考えられていた。
それは凜々蝶以上の監禁。
外出は通学の時くらいと言う状態で育った双熾は、「自由を得る」と言う野望を強く抱き、その容姿と他人の心の隙間に付け込み利用する狡猾さで、少しずつ周囲の女性に取り入っていく。
まずはメイド、次は御狐神家で最も権力を握っていた女性。
その女性のペットとなることで監禁状態からは解放された双熾だが、まだまだ自由とはいえない。
彼の次のターゲットは御狐神家以上の権力を持つ女性。そんな女性と遂に出逢った――その名は青鬼院菖蒲。彼女に取り入ろうと自らの実情を話し、同情を煽る。しかし、菖蒲はそんな双熾の境遇に対して「私が納得できないから」と言う理由だけで、双熾を御狐神家から解放し青鬼院家で保護することを決めた。
私にも先祖還りの息子がいるの。あなたの相手は私の息子よ。
そう言われ、彼がやってきた青鬼院家にいたのは自らと同じように先祖還りを起こした青鬼院蜻蛉だった。
蜻蛉の話し相手兼世話役として振る舞うようになった双熾。そんな彼に蜻蛉から一つの命が下る。手渡されたのは一通の封筒。そこにある名は「白鬼院凜々蝶」……それは蜻蛉とは違う鬼の血を引く、蜻蛉の婚約者。
双熾は蜻蛉から代筆を命じられる。
そこから始まる白鬼院凜々蝶と、彼女が想像しているであろう“青鬼院蜻蛉”像を自ら想像し演じる御狐神双熾による文通は、双熾の心を本当の意味で解放するきっかけになって――
≪感想≫
あれ? SM判定メーカーこと変態蜻蛉が、普通にイケメン…だと( ・`ω・´)ナン…ダト!?
と言うわけで、双熾の隠しごとネタバレ回&回想シーン。ほぼ30分丸々一話使っただけあって、意外なほどヘビー。そして、この話にしてはネタがほとんどないのが、こんなにつらいとはwww
個人的にはそれよりも蜻蛉の人格者っぷりがね。普段さんざんあんなことを言ってはいるが、やっぱり彼は彼で思うところがあったのだろう。凜々蝶のことも存外、周囲が思っているよりずっと気に入っていて、親同士・家同士が取り決めた婚約も満更ではなかったのかもしれない。案外、この二人が最初からストレートに文通して今出逢っていたらどうなっていたのか、というのも気にはなるね。
……まぁ、その場合凜々蝶様が心の支えにしてきた文通が蜻蛉仕様になるわけだから、凜々蝶様の心の擦り切れ具合は今の比ではないのかもしれないがw
と言うか、菖蒲さんにはぜひとも一緒に凜々蝶様も救いだして欲しかった(苦笑 いや、凜々蝶からしてもこんな状態でも家族(妹は会えれば「お姉ちゃん」と慕ってくれているようだし)と離れるのは嫌だろうから、この現状はそれはそれで凜々蝶が甘んじて受け入れている部分も少なからずあるのかもしれないけれど……。
まぁ、何はともあれこれで凜々蝶は自分が心の支えとしていた手紙の本当の相手(蜻蛉ではないことは察していたけど)が双熾だと知ることが出来、自分のことをよく見てくれていた双熾の理由も理解。
双熾も双熾である意味罪悪感だった部分が解消されたわけだ。
物語的にはここがクライマックスと言ったところか。果たして、この二人はどういう結末を迎えるのか楽しみにしよう。
……やっぱり最後はコーヒーか? コーヒーなのか?(笑
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はじめまして
今回は丁寧にミケの心情が描かれていて、原作既読者でもとても楽しめました。ようやく二人の気持ちが通じましたね。
それと、菖蒲さんは蜻蛉の姉ではなく、母親ですよ! 細かくて申し訳ないですかが、気になったもので…。まあ、あんなにまともな親からどうして蜻蛉みたいなド変態が育つのか、謎ですがw 今回少し分かったように、実はいい奴ですけどね。
残り一話ですが、どう終わるのか見守りましょう。興味を持たれたらぜひ原作もご覧下さい! アニメは話の都合上、ストーリーがかなーりゆっくりと進みますが、原作はテンポ良く進みます。(蜻蛉初登場の回で既にコーヒーの約束をしている、等)その代わり重い展開もあるので、人を選ぶかもしれないですが、ご参考までに。