紗ゆりさん、ご逝去……
本当ならカテゴリで感想を書いていないアニメ(おもに『あの夏』)の感想を書いたり、Web拍手のレスをさせていただいており、今日もその予定だったのですが、訃報が飛びこんできましたので急遽予定を変更させていただきました。
訃報:紗ゆりさんご逝去
ザ・シンプソンズのイッチーやモード・フランダース、ガンダムWのレディ・アンなど様々なキャラクターを演じられた声優:紗ゆりさんが2012年3月6日、がんのためご逝去なされました。
※紗ゆりさんの所属するプロダクションA組からシンプソンズ声優さん通して訃報を知らせて頂きました。
葬儀・告別式につきましては紗ゆりさんの所属プロダクション「ぷろだくしょんA組」にお問い合わせ下さい。
紗ゆりさんは第1回シンプソンズファン感謝祭に登場して頂き、紗ゆりさんのお誕生日にシンプソンズファンからお祝いの寄書きをお送りした時もお礼に全員にメッセージカードを書いて下さったりと、とてもファン思いの優しい人でした。
元気でイタズラなイッチー、優しく上品なモードの声が聞けなくなると思うと、早すぎるお別れが残念でなりません。
紗ゆりさんのご冥福をお祈りいたします。本当にありがとうございました。
(シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ 2012-03-08 訃報:紗ゆりさんご逝去より文章のみ抜粋)
一般的に紗ゆりさんが演じられた役で有名なのは、やはり『クレヨンしんちゃん』の大原ななこ役でしょうか? 「大原ななこって?」と思う方には、「しんのすけが惚れまくってる女子大生のななこお姉さん」と言えばさすがいお分かりではないでしょうか?w あるいはこの一報を所属プロダクションより早く報じて下さった上記の『ザ・シンプソンズ』というアメリカのTVアニメの吹き替えも有名でしょうか?
ただ私の中ではやっぱり『新機動戦記ガンダムW』のレディ・アンなんですよね。最初は凄く現実主義で汚い大人の代表のような軍人だったレディ・アン(でも設定は確か19歳だったようなwww)。そんな彼女の凄くキツくて冷たい感じを演じつつ、物語中盤にはイメージが一転し柔和な笑みを浮かべる清楚な大使に!? その時はとても透き通っている声で清楚が出ていて、この二面性を同じ人が演じているのかと思うと驚いたものです。
最終的にレディ・アンは厳しい軍人としての部分と清楚な大使としての部分が融和して一つの人格になり、のちの続編『Endlee Waltz』では凛々しくも厳しいだけではない人物として活躍してくれて凄く「大人な女性だなー」と思わされましたね。
現在、当Blogでも全力を挙げて応援しているように『新機動戦記ガンダムW』はシリーズ構成を担当した隅沢氏によるアフターストーリー『Frozen Teardrop』が連載されているわけですが、これで何らかの形でこの『Frozen Teardrop』がボイス付きで世に出た時に、紗ゆりさんによるレディ・アンはもう聴けないわけなんですよね……。それが本当にとても残念です。95年に放映されたこのガンダムシリーズからお亡くなりになる方が出てくるというのは、とても信じがたいものがあります。
あとは『アルジェント・ソーマ』っていうアニメを昔好きで見ていたのですが、そこでの司令官役もハマっていて良かったなぁ、と思いますね。
実際に紗ゆりさんはまだ55歳だったとのこと。まだまだその美しい声を拝聴させていただきたかった……。55歳なんて今じゃまだまだこれからという年齢(というか私の両親と同世代)だというのに……本当に残念です。
ご冥福をお祈り致しますm(_ _)m
Comment
Comment_form